歌手野口五郎さんを語る時、カバー曲なくして語りつくせません。
オリジナルを超えるほどに
そして野口五郎さんのオリジナル曲かと思えるほどの素晴らしい作品の数々、
私は 五郎さんのステージで歌われる素晴らしいカバー曲があって こんなに熱狂的になりました。
五郎さんが歌われるカバー曲を聴き 外国の音楽にも耳を傾けられるようになりました。
世界がぐんと広がりました。
人を愛することを教えていただきましたし 明日に向かって前向きに生きる力をいっぱいいただきました。
私にとって ナンバーワンのカバー作品は「アドロ」です。
コンサートでも何度も歌われ テレビでも 何度も歌われました。
どれも素晴らしくてとろけます。
あまりにも情熱的で 狂おしいほどにこの胸を熱くします。
何度聴いてもひざまづいて泣きそうです。あまりの感動に動けません。
甘く語りかけてくれるように そして力強く抱きしめてくれるように・・・・
五郎さんの歌声はあまりにも素晴らしくて これぞ野口五郎!と叫びたくなります。
聴き終わったあとは もう燃え尽きる思いです。心が熱くてどうしようもありません。
五郎さんの「アドロ」は最高です。
'74の中野サンプラザの甘く狂おしい「アドーロ」 衝撃的でした。
詩を語り ささやいてくれた'77日生劇場リサイタルの「アドロ」 胸がふるえました。
力強く歌ってくれた'78日生劇場リサイタルの「アドロ」 愛があふれました。
どれも全部すばらしい。五郎さんの魅力があふれます。
そして東海林修先生のアレンジはどれも違ってどれも素晴らしいです。
今も聴くたびに感動で胸がいっぱいになります。
たくさんの人に聴いてほしい。CDにしてほしくてたまりません。
何よりうれしいのは 「5年の歩み」でスタジオ録音した作品がある、ということです。
どうしようもなくこの胸を熱くして 何度も何度も聴いてしまいます。
CD化したら きっときっとたくさんの人が感動で動けなくなるでしょう。みんなに聴いてほしい気持ちでいっぱいです。
「死んでもいいわ あなたの腕に抱かれて私は炎」
この歌を聴くとき 本当に心からそう思える自分がいるのです。
どうしようもなく胸が熱い。
死ぬほど人を愛したい気持ちになります。
愛することができる自分にしてくれる素晴らしい作品です。
私たちはこんな素晴らしい歌を幼いころから聴くことができて本当に幸せです。
素晴らしい五郎さんの歌声が心に響き渡ります。
そして思うのです。
五郎さんのそばに 東海林修先生がいてくださってよかった。
五郎さんと東海林修先生の作品は最高です。
ただただ この胸を熱くして 心が満たされます。
私は もう一度 五郎さんと東海林修先生のすばらしいコラボレーションの復活を心から望んでいます。
夢が叶いますように。
「アドロ」私が大好きな野口五郎さんの歌の世界です。
(04.03.04)
1974年11月9,10日 GORO IN SUNPLAZA 〜甘い生活〜 初演
1976年5月21日発売 アルバム「野口五郎5年の歩み」
1976年7月20日〜8月11日 全国縦断コンサート
1980年7月18日〜9月14日 HOT ICE'80コンサート
いつまでも歌い継がれる歌は 国内外の作品に関係なく いい歌はいい、と思ってしみじみと味わいますが
五郎さんが歌う「ア・ソング・フォー・ユー」もまた 心に沁みる素晴らしい一曲です。
日本の歌手で五郎さん以上に素晴らしい「ア・ソング・フォー・ユー」を歌える人がいたら教えてほしいくらいです。
五郎さんのこの「ア・ソング・フォー・ユー」は最高です。
安井かずみさんの歌詞も とても素晴らしく、日本語で歌うことで より熱い思いが伝わってきます。
五郎さんの 人としての、そして歌手としてのメッセージが伝わり聴くたびに胸がいっぱいになります。
まさに五郎さんの想い そのものだったような気がしています。
アルバム「5年の歩み」でスタジオ録音された作品は 当時からずっと私のお気に入りで
ずっとずっと大切に聴いていますが
いつ聴いてもイントロから歌の世界に引き込まれ、感動でうるうるとしてしまいます。
私はLeon Russellさんと Carpentersさんの「ア・ソング・フォー・ユー」も大好きなのですが
やっぱり五郎さんの「ア・ソング・フォー・ユー」が一番好き。
胸に沁みて沁みて・・・固まったまま動けません。
私の青春そのものでもあります。
いつも思うのは 東海林修先生のアレンジの素晴らしさです。
五郎さんの世界を大切にされて 五郎さんならではの素晴らしい作品に仕上げてくださいました。
東海林先生の大きな愛のあるアレンジにつつまれて
五郎さんの伸びやかで豊かな歌声が響き渡ります。
心を込めて歌ってくれる五郎さんの 温かく愛に満ちた歌声は
ずっとずっと声の続く限り、愛の歌を歌い続けてくれると信じさせてくれるものでした。
今もこの歌を聴くと 少女のころからひたむきに走った 熱い思いがあふれて止まりません。
五郎さんは アイドルでありながら 本当に深い大人の愛の歌を
熱いメッセージとともに届けてくれていたのですね。
本当にファンとして満たされますし 胸がいっぱいになります。
あまりにも器用で あまりにも何でもこなせる野口五郎さんに
ファンが望む思いはそれぞれに違うと思います。
けれど「歌手・野口五郎」として 輝いてほしい気持ちにみんな変わりありません。
一ファンとして私の望むことは もう一度このようなスタンダードなナンバーをたくさんの人の前で歌ってほしい。
まっすぐに想いが届く愛の歌が聴きたい。
誰もが知っている歌だからこそ 五郎さんの歌の素晴らしさがきっと伝わると思います。
そしてそのときには東海林先生のアレンジ以外 私には考えられません。
もう一度聴きたいです。
そしてたくさんの人に聴いてほしい。
もう一度東海林先生のアレンジで 五郎さんに歌ってほしい気持ちでいっぱいです。
「ア・ソング・フォー・ユー」大好きな一曲です。
(04.04.01)
「マイ・ウェイ」
作詞・Paul Anka 訳詩・中島淳 作曲・Paul Anka 編曲・東海林修
1974年11月9,10日 GORO IN SUNPLAZA 〜甘い生活〜
1975年3月21〜24日 GORO IN KOKUSAI浅草国際劇場リサイタル
1976年2月7日〜3月14日 明治チョコレートコンサート
1976年2月22日 ラジオ「平凡アワー」
1976年3月20〜23日 日劇リサイタル〜女友達
1976年4月29日 GORO ON STAGE 故郷に帰るU
1976年5月21日発売 アルバム「野口五郎5年の歩み」
1976年7月20日〜8月11日 全国縦断コンサート
1976年9月放送 ラジオ「ホットヒット歌謡曲IN和歌山」
1976年10月24日〜1121日 秋の五大都市コンサート〜針葉樹〜
1976年12月24日 京王プラザホテルクリスマスディナーショー
1977年1月29日〜3月6日 GORO IN CONCERT〜明治
1977年4月13日〜4月28日 日生劇場特別リサイタル
1977年10月7日〜11月19日 秋の六都市コンサート
1978年10月28日〜11月12日 日生劇場特別リサイタル
1979年2月24日〜 立川市民会館他労音コンサート
1980年7月18日〜9月14日 HOT ICE'80コンサート
「マイ・ウェイ」はたくさんの歌手が歌われていますが
野口五郎さんの「マイ・ウェイ」は
どの歌手にも負けない あまりにも素晴らしい「マイ・ウェイ」です。
私は五郎さんの「マイ・ウェイ」が最高だと思っています。
コンサートの終わりに この「マイ・ウェイ」を歌う五郎さんに
私たちは胸を熱くして あふれる思いをとめることはできませんでした。
熱狂的にさせていただけた 熱い熱い一曲でもあります。
そして愛と夢であふれ しあわせな気持ちでいっぱいにさせていただけた一曲でもあります。
これぞ歌手・野口五郎の世界!!と叫びたくなるほどに
「マイ・ウェイ」は 五郎さんならではの素晴らしい世界。
スケールが大きく 心は果てしない大空を羽ばたくように 希望と夢で満ち満ちてきます。
そして 力強く若さにあふれ まっすぐに信じる道を突き進んでくれることを信じさせていただけました。
どんな時も 大きく手を広げて 私たちの前で 私たちのために
愛を込めて歌い続けてくれることを 信じさせていただけた素晴らしい作品です。
熱い熱い五郎さんの歌に対する情熱が 何より伝わってくる作品。
五郎さんの力強い歌声は どうしようもなくこの胸を熱くします。
東海林修先生は コンサートの度に どの曲もアレンジを変えて
私たちファンに
その時その時の五郎さんが 誰よりも一番に輝けるアレンジで聴かせてくださいました。
愛がいっぱいに詰まったアレンジと演奏に
感謝と尊敬のきもちでいっぱいです。
中でも 貴重なスタジオ録音盤の「5年の歩み」の「マイ・ウェイ」を 私はいつも聴いています。
聞くたびに 素晴らしいアレンジにうなってしまいます。
こんなにかっこいい「マイ・ウェイ」は きっと他にはないと思います。
そして何より聴き終わった時 幸せな気持ちで胸がいっぱいになります。
五郎さんの歌声も 伸びやかで力強く 歌に対する情熱があふれています。
どうか五郎さんの「マイ・ウェイ」を聴いてください!、と 叫びたい気持ちでいっぱいです。
CD化を心から望みます。
1974年11月9,10日 GORO IN SUNPLAZA 〜甘い生活〜
1975年3月21〜24日 GORO IN KOKUSAI浅草国際劇場リサイタル
1978年10月28日〜11月12日 日生劇場特別リサイタル
何よりも 夢を持ち 夢を追いかけたいと願う時代に この歌に出逢いました。
この歌を聴く時 大きな夢が持てるような気がしました。
人生に迷うことはたくさんありましたが
この歌を聴くとき 自分を信じてまっすぐに進む勇気が湧いてきました。
ステージでの五郎さんの歌われる歌は 本当に力強く
どんなことにもくじけないで自分の道を貫きなさい、と いつもわたしたちを励ましてくれる応援歌でもありました。
歌手としても 夢にあふれ ひたむきに走り続けている男らしい五郎さんに
幼い私でしたが どうしようもなく惹かれていきました。
気がつけばもう 夢中になっていました。
この歌は 五郎さんの気持ちそのものだと感じられてとてもうれしかったのです。
尊敬の気持ちでいっぱいでになり いつまでも歌手としての大きな夢を追いかけていてほしいと思いました。
男性はいつもこの歌のようであってほしいと 私はこの歌と出逢ってから ずっとずっと思っています。
あまりにもスケールの大きな曲で 東海林修先生のアレンジの素晴らしさに どうしようもなく感動します。
五郎さんのステージに 東海林先生がいてくださって本当によかったと思わずにはいられません。
「GORO IN SUN PLAZA 甘い生活」を聴くたび いつもスケールの大きさに圧倒され 胸がいっぱい。
この歌を歌う五郎さんの歌声もとにかく素晴らしいです。
歌う喜びにあふれていて 聴いているわたしたちまで本当に幸せな気持ちでいっぱいになれます。
夢と希望がこの胸にあふれます。
迫力のエンディングには 燃えつきるほどに 満たされてしあわせ。
もう一度ステージで歌っていただきたい素晴らしい作品。
五郎さんと 東海林先生のステージをもう一度・・・と 願わずにはいられない感動の一曲です。
(2004.9.15)
「トライ・ア・リトル・テンダーネス」野口五郎
作詞・曲 : Jimmy Campbel,Harry Woods, Reg Connelly 編曲 : 東海林修
1974 GORO IN SUNPLAZA〜甘い生活〜 中野サンプラザホール
1976年1月24日,31日,2月7日OA テレビ「ベスト3夢の顔合わせ」
27日に 「1974 GORO IN SUNPLAZA〜甘い生活〜」も
めでたく復刻されますので 私も張り切っての更新です。
美しい「愛の肖像」
ついに ついに復刻ですっ。
ばんざーい ばんざーーい
(毎日 万歳三唱状態)
そしてこのライブは
静と動。
五郎さんのどちらの部分も魅力炸裂で
たまらないアルバムとなっています。
洋楽のカバーも
ご本家の歌を聴けばなおのこと
あの作品が こんな風になるなんてすごい!!
と 感動するくらい
超カッコいい 野口五郎バージョンになっています。
これについては
五郎さんの意向をすべて叶えられる東海林先生がいらっしゃったことも
大きなことだと思っています。
「Try a little tenderness」はスタンダードなナンバーなのだそうですが
Otis Redding さんThree Dog Nightさんが歌われています。
色々と聞き比べてみて
五郎さんがイメージされたのは スリードッグナイトさんの作品なのでは・・・
・・・と 思ったのですが
13才、14才の頃にバンドをされていて
熱心に聴いて歌われていたのはOtis ReddingのTry a little tenderness、なのだそうです。
お勉強になりました〜っ。
当時 私は このレコードで この歌を聴いた時
はじめはバラードのような感じなのですが
途中からギンギンのロック感満載で
激しく 歌いだされたので
本当に びーーーーくりしました。
正直 こんな激しい五郎さんを知らなかったからです。
えーーーすごーーい びっくり!!
でも かっこいいーー!!
すごく新鮮で
すごく楽しいーーっ
あーーっ!洋楽ファンの人にも聞かせてあげたい〜っ
話はそれますが
この作品は伝説の番組
テレビ「ベスト3夢の顔合わせ」でも歌われています。
秀樹さん、ひろみさんとのステージで
何を歌おう!!
これは ある意味 勝負かける作品ですから
いろいろいと考えられたと思うのですが
この曲を選ばれた、ということにも
この作品に対する想いの深さを感じますし
自信がある楽曲であったことに間違いありませんっ。
なんかすごい番組だったので 私も テレビの前で失神寸前・・・・・・
いえ 本当に
あの時の感覚は まるで夢の中というのか、放心状態。
人の言葉をお借りするならば
これこそ「かっこよすぎて死にそう」・・な状態で
テレビの前で固まっていた私たったのでした。
ところで この中野サンプラザにしてもNHKホールにしても
この頃はチケットが 大変取ることが難しく
観たくても観れない人がいっぱいいたと聞きます。
だから行けた人は 本当に幸せですよね〜〜〜っ
私など もう ただただ夢の夢、でしたから
行かれた方がうらやましくて仕方ありません。
ほぼ全国、ファンは 私のような人間ばかりだと思いますっ。
ですから行かれた方がいらっしゃったら
どうか 惜しみなく 思い出せることを
私たちに教えていただけたらなぁ〜って思います。
今 しみじみ思うのですが
洋楽のカバーが めちゃめちゃかっこいいですよね〜っ
ここまで歌ってくださると
もう 言うことなし!!ですよねっ。
シングルやテレビしか知らない人間にとっては
この作品は衝撃的です。
演歌も歌い ロックも歌い
楽器も弾けて 何でもできてしまう。
野口五郎という歌手は
才能あふれる歌手ですが
才能がありすぎて 若い日々には
どうしたらいいか わからなくなった時も
きっとあったと思います。
いやー 才能がありすぎるのも大変なことですね。
などと こんなことまで考えしまいましたが
とにかくこのアルバムの復刻は最高にうれしいです〜っ!!
楽しみーーーーっ!!
(2016.7.19)
1975年3月21〜24日 GORO IN KOKUSAI浅草国際劇場リサイタル初演
1975年 7月16,17日
GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光
1975年11月 15日 ゴローインサンプラザ〜美しい愛のかけら〜
1976年2月7日〜3月14日 明治チョコレートコンサート
1976年3月20〜23日 日劇リサイタル〜女友達
1976年4月29日 GORO ON STAGE 故郷に帰るU
1976年5月21日発売 アルバム「野口五郎5年の歩み」
1979年11月16〜18日 プレ10周年記念リサイタル
「許してくれ恋人 僕は行くよ」
一度聴いたら忘れられない 印象的な言葉で始まるこのトラベリング・ボーイは
ある意味 ファンにとってはとても衝撃的でした。
1975年3月 GORO IN KOKUSAI 浅草国際劇場リサイタルが初演です。
シングルでは「私鉄沿線」が大ヒット。時代が五郎さんを中心にまわっているように思えた時代でした。
「甘い生活」「私鉄沿線」がオリコンチャートでも一位に輝くなど 素晴らしい時代でしたが
ヒット曲のイメージ、イコール 野口五郎のイメージに 固まってしまいがちだっただけに
この歌の存在感はとても大きかったように想います。
「僕には夢がある やり残せない」
大好きな人に去っていかれるさみしさに 私たちはすがりつきたいような想いで聴いていましたが
夢に向かって走り続ける男性にとても憧れましたし
泣きながらも見送りたいという気持ちになりました。
永遠の愛に憧れる少女たちにとって「死ぬまで続く愛もない」という言葉は
とても残酷のようでもありましたが
この歌の中では深い愛のある言葉だと私たちは受けとめることができました。
この歌はアート・ガーファンクルの「Traveling Boy」 (「青春の旅路」)’74の作品です。
本当にいい曲を 五郎さんはたくさんカバーしていらっしゃることに感動します。
五郎さんのカバー曲の素晴らしさは
カバー曲でありながら
五郎さんならではの 特別かっこいい世界になっているところがすごいのだと いつも想います。
夢を追いかけて輝く 若さのあふれる五郎さんの情熱をいっぱい感じられる作品。
「好きだよ」と 語られるところには本当にしびれてしまいます。
もう一度 東海林修先生のアレンジで たくさんのカバー曲を聴かせてほしいきもちでいっぱいです。
私たちを熱狂的にさせた青春の一曲です。
(2005.3.20)
「青春のとき」
作詞者調査中 作曲・Jacques Revaux 編曲・東海林修
1975年3月21〜24日 GORO IN KOKUSAI浅草国際劇場リサイタル初演
1975年11月 15日 ゴローインサンプラザ〜美しい愛のかけら〜
やっとわかりました。
1973年にヒットしたミッシェル・サルドゥー Michel Sardou の
「恋の病」 "La maladie d'amour"
のカバーです。
詞は 原曲とは まったく違う世界を書かれています。
名作詞です。
「あなたにめぐりあえた あの季節を 青春の時を
ぼくは胸に抱いて生きるだろう いくつになっても」
10代の五郎さんが 素直に歌われた この「青春のとき」は
すぅ〜っと心に沁み入る 愛の歌です。
あの季節はもう帰らないけれど
あなたと愛しあい生きた青春を・・・
そしてあなたの優しさを僕は忘れないだろう・・・と
静かに振り返る「青春のとき」
語るように歌われる五郎さんの歌の素晴らしさ。
五郎さんの歌には そこに確かに愛する女性の姿が見えるのです。
静かに けれどいつまでも胸に響く愛の歌。
表現力の素晴らしさ。
後悔しない愛。
たとえ別れがきたとしても 出逢えたことへの感謝と
「ありがとう」という気持ちが溢れています。
五郎さんの表現力をより豊かにされたのは
東海林先生の編曲の素晴らしさがあってこそでしょう。
静かな歌が こんなにいつまでも心に残ることがあることが
とてもとても感動です。
ふと口をついて出る 素晴らしい作品です。
(2009.6.26)
*****
私は この頃 ふと考えます。
ずっと歌い続ける歌、
この唇から ふっと出ている歌、
歌うと癒される歌、
って
どんな歌なんだろう。と。
さぁ!今から音楽を聴くぞーーーっ!!
そういうのではなく
何かをしながら
つい 口づさんでいる歌、
あっ また私
この歌
、歌ってる・・・。
たぶん・・・きっと 誰にもあるはずです。
自分で意識はしていないのですが
私の場合は
それが たとえば
「されど青春」であったり
「アラビアのロレンス」であったり
「僕は道化師」であったりするのですが
考えてみると
五郎さんが歌われた作品の中で
よく口をついて出る歌というのは
オリジナルの他にも
東海林先生が音楽監督をされて
指揮も編曲もピアノ演奏もされていた時代の
カバー作品がとても多いです。
「オール・バイ・マイセルフ」
「トラベリング・ボーイ」
「ゴー・ナウ」
「哀しみのソレアード」
「青春のとき」・・・・
あの東海林先生のアレンジで
あの五郎さんの若さで
歌われた 洋楽のカバーは
間違いなく
「歌手・野口五郎」だけの
素晴らしい世界です。
まろやかで甘い歌声・・・。
この心に語りかける歌声。
「あなたにめぐりあえた
あの季節を 青春の時を
ぼくは胸に抱いて生きるだろう
いくつになっても」
いつも この口を突いて出るこの歌。
あまりにも穏やかで泣きたくなります。
無意識にこの歌を歌っている・・・。
どんなに時が経っても
人は 忘れない歌があるのだと知る時、
きっと人は いくつになっても
胸に抱いていける愛も
あるのだろうなぁ、
忘れない記憶があるのだろうなぁ、って
すごく考えます。
1975年3月21〜24日 GORO IN KOKUSAI浅草国際劇場リサイタル初演
1975年 7月16,17日
GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光
1975年11月 15日 ゴローインサンプラザ〜美しい愛のかけら〜
1976年2月7日〜3月14日 明治チョコレートコンサート
1976年5月21日発売 アルバム「野口五郎5年の歩み」
1977年10月7日〜11月19日 秋の六都市コンサート
この歌は'75浅草国際劇場リサイタルが初演、残念ながら音源化されていないコンサートのために
コンサートに行けなかった私たちが始めて耳にしたのは
NHKホールでの「ひとりぼっちの栄光」のコンサートのアルバムでした。
その後 スタジオで録音された「5年の歩み」でのしっとりと心に響くこの歌を聴き
五郎さんの豊かな声にぴったりの なんてすてきな歌なのだろうと しみじみと好きになりました。
考えてみれば それほどたくさんステージで歌われていたわけではないのに
とてもとても心に残っている素晴らしい一曲です。
この歌は 布施明さんが楽屋で五郎さんに
"自分が訳詩をしたのだけれど よかったら五郎クン歌って・・・"と プレゼントされた一曲だそうで
そのエピソードも充分にうれしいことですし すてきな歌を歌っていただけてうれしい気持ちでいっはいです。
人生に迷う時 少し疲れてしまった時
この歌を聴くと とても心癒されて心が軽く とても穏やかになれました。
一人で立っていることがつらい時も生きている中ではありますが
この歌を聴くと ひとりで旅立つ事もまた希望に満ちて 自由で素晴らしいことだと
解き放されて前に進む力をいただけます。
現実をありのままに受けとめて 前に進む時
この歌のように きれいな夕陽が心のスクリーンに映るような気がしていました。
10代の五郎さんが こんなに素晴らしい大人の歌を歌って聴かせてくださったことは
今聴いても感動ですし 驚きです。
ピアノで始まるイントロも本当にすてきで
東海林先生のアレンジは 言葉がこの胸に沁み込み
五郎さんの豊かな歌声が この心に深く届く素晴らしいアレンジです。
もう一度五郎さんに歌っていただきたい一曲。
東海林先生のピアノで聴けたならどんなに素敵でしょう。
五郎さんと東海林先生のカバー曲の素晴らしさを語るには
この曲も決して忘れる事はできません。
いつまでもこの胸に残る大好きなカバー曲です。
(2006.06.08.)
「オープニング」 〜
「カム・オン・フィール・ザ・ノイズ」
「オープニング」 作・編曲 東海林修
「カム・オン・フィール・ザ・ノイズ」
作詞・曲 : Lea Holder 編曲 : 東海林修
1975年 7月16,17日 GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光
1976年4月29日日本テレビ放送テレビ・木曜スペシャル「輝け!ゲバゲバ90分!」
ついに2016,7,27に アルバム「GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光」
が復刻されます。
ジャケットも超カッコイイのですが
中身もめちゃくちゃカッコイイんです!!
本当にうれしいっ
毎日飛びあがって バンザーイバンザーイ!!、でございます。
突然 このような朗報が飛び込み
なんだか毎日が忙しくてたまりません。
今回復刻されるこの作品の目玉は
「ひとりぼっちの栄光」が上げられると思いますが
洋楽のカバーのカッコ良さも 忘れてはなりません。
オープニングは シンセサイザーの神秘的な雰囲気から
金管のファンファーレ
力強くカッコ良くて
もうティンパニの連打の時には
この胸はバクバクとして 待ちきれず涙が出そう
夢の扉が開かれ
憧れの五郎さまが登場する。
もうオープニングもカッコよすぎ〜〜っ!!
手拍子が響き
「ごろ〜〜〜〜っ!!」(涙)
もうたまりませんっ。
そして五郎さんの「BABY BABY BABY〜♪」
ニクイっ!
素敵過ぎるっっ
もう 目はハートのまま放心状態・・・・・
私はこのコンサートはもちろん行けてませんが
レコードを聴きながら こんな状態でした。
今聴いても叫びたいっ
「五郎〜〜〜〜っ!!」
もう ただの変な女まっしぐらでございますっ。
だけど心はあの日の少女に戻って
うるうると聴いてます。
演奏の音に厚みがあり
五郎さんの 声の良さも生かされた選曲ですっ。
この歌は
1976年4月29日日本テレビ放送テレビ・木曜スペシャル「輝け!ゲバゲバ90分!」
でも歌われましたので
LPを持たなくても聞いたことがある人もいらっしゃるでしょう。
このステージでは迫力満点!!
観客ともすぐに一体となれて
胸ときめくステージの始まりです!!
いやーーーっ
今聞いても燃える〜〜っ!!
洋楽も良いものですね。
なんてカッコイイんでしょう。
最後は五郎さんのファルセットで
スカッとしてすっきり!!
アレンジも超カッコイイです!!
本当に素晴らしいステージ。
アルバムが届くのが待ち遠しいですっ!!
(2016.06.29)
アイ・キャン・スタンド・ア・リトル・レイン
訳詞:麻生香太郎 作曲 : Jim Price 編曲 : 東海林修
1975年 7月16,17日 GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光初演
1975年9月13日 GORO ON STAGE カルピスソーダ
「アイ・キャン・スタンド・ア・リトル・レイン」
-GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光- のレコードで聴いたとき
うずくまって動けないくらい胸が熱くなった記憶があります。
当時からとても好きな作品で ふと口を突いて出る歌のひとつでした。
しっとりとしたピアノのイントロから
「いやになるよ 今日も雨さ」
つぶやくような この最初のフレーズがなんとも切なく大好きでした。
降る雨を 見つめているような感覚。
雨の中で 洪水のように想いがあふれるようなことがありますが
まさにこの歌はそんな感じなのです。
持って行き場のない 言葉にならない想いを
この歌は語りつくしてくれているような
そんな気さえしていました。
こんな大人の歌が歌えるんだ・・・
すごい!
イントロからこの歌の世界に入り込んでしまえる
とても深い胸に沁みる作品。
「帰ってこないか 思い出の部屋に・・・」
語りかけるように歌う五郎さんの歌声に
私はいつしか夢中になっていました。
五郎さんの表現力も
訳詩も
編曲も
聴けば聴くほど胸に沁みますし
本当に素晴らしいと思います。
「アイ・ゲット・マッド」野口 五郎
作詞 : Joe Cocker 作曲 : Jim Price 編曲 : 東海林修
1975年 7月16,17日 GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光
1975年9月13日 GORO ON STAGE カルピスソーダ
1975年11月 15日 ゴローインサンプラザ〜美しい愛のかけら〜
1976年2月7日〜3月14日 明治チョコレートコンサート
1976年3月20〜23日 日劇リサイタル〜女友達
1976年4月29日 GORO ON STAGE 故郷に帰るU
待ちに待った アルバム「GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光」が
今月復刻になります。
本当にうれしいことです。
私も予約しました。
私などは当時 洋楽などには
まったく興味がありませんでした。
聞いても意味もわかりませんでしたし
わざわざ聴く必要もないと思っていました。
でも 五郎さんのカバー作品を聴いて
あぁ なんて素敵なんだろう、
世界には 本当にカッコいい音楽があるんだなぁ、と
洋楽も受け入れられるようになって行きました。
というか 五郎さんのカバーが
あまりにもカッコ良すぎたので
五郎さんのこういう世界の方を
好む人もいたかもしれません。
ジャンルにとらわれず
なんでも聴けるようになったのは
五郎さんが ジャンルに縛られず
どんな作品も歌ってこられたということも大きいです。
なんでも歌えて なんでも出来る、
それが五郎さんの世界のおもしろさでもあります。
そして五郎さんの歌われるカバー作品というのは
当時の五郎さんの繊細なイメージとはまったく違い
パワフルであり ワイルドであり
男らしさにあふれていました。
ステージでは けっこう自分の歌いたい歌を自由に
五郎さんは歌えていたのではないかなぁ、なんて思います。
良い意味で イメージを覆すような
驚きがありました。
「アイ ゲット マッド」は
パワフルで 男らしさがあふれる歌唱。
ああっ しびれるー
・・・みたいな感じで もうまいっちゃいます(笑)
このステージでは
「I Can Stand a Little Rain」
「 I Get Mad」
「 You Are So Beautiful」と
ジョー・コッカーさんの歌をカバーされていますが
どの曲も 五郎さんの世界かと思うほどに
素晴らしいものです。
たくさんの洋楽ファンにも
聴いていただきたいアルバムです。
こんな素晴らしい音楽を
当たり前のように聴けていた私たちファンは
本当に幸せだったと
しみじみと感じます。
(2016.07.04)
「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」野口 五郎
作詞 : 阿木燿子 作曲 : 宇崎竜童 編曲 : 東海林修
1975年 7月16,17日 GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光
アルバム「GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光」が
今月27日に復刻になります。
五郎さんのステージは
歌はもちろん素晴らしいのですが
なにしろトークも最高です。
姿よし!
歌よし!
トークよーし!
ときめいて
どきどき、キューンってして
大笑いして(普通に笑うレベルではない)
そして愛の歌に泣き・・・・・
三拍子そろっているのが 野口五郎さんのステージでありますっ。
この「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」は
なんと「クレイジー・ラブ」の間に挟むという
奇抜な演出で、
あれっ? 何が始まったのかな?と思わせておいて
あっ「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」なんだな・・・って思って聴いていると
なんかちょっと違う話だった、という感じなのですが(笑)
とにかく 超かっこいいのに
不覚にも大笑いしてしまうような
最高にお茶目で センスの良い作品です。
これを聴いたとき 私は もう大爆笑してしまい
"乙女がこんなに大笑いしたらいけないわっ!"って
恥ずかしくなったくらいです。
「もう 五郎さんったら〜っ!!」と思ったけれど
「だから好きーーーーっ!!」(なんだそれ)
なんて叫んでしまうニクさがあって
さらに心を鷲掴みにされてしまった、
という 魅力ある作品です。
そして 思う。
「しあわせ〜っ!」
(完璧にイカレている)
もう とにかく夢中にさせてくれる
ニクイ五郎さんなのでした。
多くは語れませんが
とにかく全部 すごく笑えて仕方がない。
だけどひと言だけ書かせていただければ
特に 私のツボにはまるところは
「どうしたのかね 二人とも。」
かなっ。(笑)
今聴いても
きゃーーっ て思うし
何回聴いてもすごく楽しいっ。
そしてかっこいいーーーーっ。
楽しいだけではだめなのよ。
こんな風に超カッコよくなくちゃー。
満たされる〜っ。
こうして復刻されることで
みなさんに 聴いていただけると思うと
すごくうれしいですし
楽しんでいただけること間違いなしだーーーっ、
って思います。
(16.07.09)
ユー・アー・ソー・ビューティフル
訳詞:麻生香太郎 作曲 : Bruce Fisher 編曲 : 東海林修
1975年 7月16,17日 GORO ON STAGE ひとりぼっちの栄光初演
1975年11月 15日 ゴローインサンプラザ〜美しい愛のかけら〜
1976年4月29日 テレビ「輝け!ゲバゲバ90分!!」
「ユー・アー・ソー・ビューティフル」は’75年 NHKホールでのコンサート「ひとりぼっちの栄光」で
初めて披露されたカバー曲です。
このコンサートはレコードとして音源化されており
この曲はアンコールという形でステージの最後を飾っています。
当時のアイドル(あえてアイドルと言う言葉を使わせていただきますが)としては
とても考えられないような あまりにも穏やかで優しく温かいフィナーレです。
当時の五郎さんの人気はすさまじく もうこわいものなし、という感じの勢いがあり
ファンも熱狂的で恐ろしいほどの情熱にあふれていました。
私は ふと考えるのですが これは五郎さんの歌手としての意思表示であり
歌をじっくりと聴いてほしいという 当時の五郎さんの願いの気持ちだったのかなぁ、と考えたりします。
こんなしっとりとした終わり方もとっても新鮮で とてもすてきだと想いました。
東海林先生のアレンジも本当に豊かで温かく 余韻を感じられて
言葉が胸に沁みるようなアレンジです。
先生のピアノも素晴らしいですね。ストリングスが大きく包み込むように奏でられ
客席のファンひとりひとりの顔を見ながら歌ってくださったのではと思えるくらい
「ありがとう」の言葉が心に届き 満たされます。
夢のような時間をこの曲とともに静かに振り返ることができるエンディングです。
大人を感じさせていただけるコンサートでした。
「どうもありがとう」「また来てくれる?」優しくファンに語りかけられる五郎さん。
幸せな時間の余韻に浸れるエンディング
この終わり方もチャレンジであったことに間違いありませんが
今聴いてもとても新鮮で優しく心満たされるものです。
秋に行われた中野サンプラザのコンサートでも この歌はアンコールで歌われています。
この年は本当にハードなスケジュールをこなされながらも
7月のNHKホール 11月の中野サンプラザ、と
短期間に しかもまったく内容を変えて、大きなコンサートをこなされていた
五郎さんの情熱と努力に感動します。
そしてずっといつも五郎さんのそばで 五郎さんが一番に輝けるように
素晴らしいアレンジと演奏で支えてくださった東海林修先生の存在はあまりにも大きいです。
残念ながら 中野サンプラザのコンサートは音源化されておりません。
本当に残念でたまりません。
翌年 テレビの木曜スペシャルで放送された時に歌われた「ユー・アーソー・ビューティフル」も
とても大人の世界を感じさせていただけました。
温かい「ありがとう」の言葉が心に染み渡る
素晴らしい一曲です。
(2006.8.1)
1975年9月13日 GORO ON STAGE カルピスソーダ
1975年10月5日 ホットヒット歌謡IN若松
1975年10月12日放送(10/4広島県尾道にて公録)「明星ヤングソングショー」
1976年2月7日〜3月14日 明治チョコレートコンサート
1976年4月29日 GORO ON STAGE 故郷に帰るU
この作品は1976年4年29日岐阜県美濃市体育館コンサートでの歌を音源化された作品ですが
1975年9月「GORO ONSTAGEカルピスソーダ」のコンサートや
1975年10月の「ホットヒット歌謡IN若松 」という実況録音のラジオ番組でもご披露されていることから
この時期の地方公演でよく歌われていた歌ではないかと推察します。
詞がすごい、とか 曲が素晴らしいとか言う前に
まず この歌の迫力に圧倒されます。
魂の叫びというのでしょうか この心に「どんな闇も抜けて生きるんだ」という
力強いメッセージが届いてきます。
この歌を聴くとき
どんな闇も抜けていく 苦しみもはね飛ばす生きる力がみなぎってきます。
五郎さんの歌声はあまりにも素晴らしい。
素晴らしすぎます。
本当に闇の中にいる人に聴かせたい。
聴いてほしい。
きっときっと生きる勇気があふれてきます。
前に進んでいける力があふれます。
この音源を聴かせてあげたい。
きっときっと闇を抜けられます。
私は苦しい時 くじけそうな時
いつも この「光の中へ」を聴き励まされます。
五郎さんの力強い歌声 すべての苦しみも振り払い
逃げないで乗り越えていこう、と 強く背中を押してくれるのです。
「生きろ!生きるんだ!」この部分の五郎さんの魂の叫びとも取れる力強い歌声は
すべてを乗り越えていく力を与えてくれるものです。
東海林先生のアレンジと先生の指揮で歌われる五郎さんの歌声は本当に素晴らしく
夢に向かって突き進む強い意志と誇りに満ちて
聴く人を感動で包みます。
20歳の五郎さんの 素晴らしい歌声。
こんな素晴らしい作品が このまま眠ってしまうなんて我慢できません。
強く強く復刻を望みます。
(2006.03.2)
「ゴー・ナウ」
作詞・Hugo and Ruigi 訳詩・麻生香太郎 作曲・George David Weiss 編曲・東海林修
1975年11月15日 ゴローインサンプラザ〜美しい愛のかけら〜初演
1976年2月7日〜3月14日 明治チョコレートコンサート
1976年3月20〜23日 日劇リサイタル〜女友達
1976年4月29日 GORO ON STAGE 故郷に帰るU
1976年5月21日発売 アルバム「野口五郎5年の歩み」
1976年7月20日〜8月11日 全国縦断コンサート
若い日々は 泣いたり叫んだりするほどに情熱的な恋に憧れたものでした。
生きている実感がほしくて かなしい恋の結末にもあこがれました。
必然的に 若い日々は激しい恋の歌や 情熱的な愛の歌を好んで聴きました。
生きていれば 出会いもありますが、別れもいつかやってきます。
すてきな恋のヒロインになりきれなくても ドラマチックな恋を描ききれなくても
少女から大人への階段を上る途中で 胸がきゅんとする切なさは幾度か味わいました。
けれど しみじみと思うのは
人はいろいろなことを乗り越えた時 ふと口ずさむのは こんな歌ではないかなぁ、・・・と。
諭すように 静かに 語りかけるように歌ってくれる この「ゴー・ナウ」の
五郎さんの歌声は
本当に温かくてやさしくて 胸に沁みます。
そして やっぱり東海林修先生のアレンジはすばらしいです。
言葉が・・・想いが・・・この胸に深く深く届きます。
「しあわせになるんだよ・・・しあわせになるんだよ・・・・」
この心に この言葉がずっとずっと響き渡り、いつまでもいつまでも消えません。
「さあ お行き」と背中を押しつつも しっかりとしっかりと抱きしめてくれているような温かさに
抑えても抑えても この胸に熱いものがこみあげます。
五郎さんは まだ10代でした。
信じられないほどに 素晴らしい歌唱力と表現力。素晴らしい感性。
深い深い大人の愛の歌をこれほどまでに歌えた五郎さんにあらためて感動します。
野口五郎さんは素晴らしい歌手です。
そして東海林修先生がいてくださってうれしい。
この歌の「しあわせになるんだよ」という言葉が いつまでも胸に響きわたり 熱い想いは消えません。
大人になった五郎さんに もう一度語りかけるように 私たちに歌ってほしいと願う作品の一つです。
(2004.9.27)
「都会午前5時」
訳詞:麻生香太郎 作曲:B&R Gibb 編曲:東海林修
1975年11月15日 ゴローインサンプラザ〜美しい愛のかけら〜初演
1976年2月7日〜3月14日 明治チョコレートコンサート
1976年2月22日 ラジオ「平凡アワー」
1976年4月29日 GORO ON STAGE 故郷に帰るU
ステージのオープニングにふさわしいパワフルで若さあふれるかっこいい作品!
聴けば聴くほどかっこいいぞ〜〜っ!!(叫ぶっ)
イントロを聴いたときから 洗練された都会の朝のイメージが広がります。
ブラス そしてパーカッション 超かっこいいです。
五郎さんの若さと勢い、そして男らしさを一層感じさせて
ぐんぐんと加速をつけて 力強くスタートするような スピード感もあります。
なにもかも振り切って かっこよく旅立てそうです。
ワイルドな五郎さんを感じることができます。
♪やがて こんな街にも朝日が昇る ビルを染めて夜が明ける♪
このゴキゲンなリズム ここの部分も私のお気に入りです。
♪イェイイェイイェイイェイアアア〜〜〜っ♪(壊れたのではない)
このパワフルな高音部 超最高〜〜〜っ!!
五郎さんの歌声 とにかくパワー全開ですっ。
力強くかっこよくて本当にしびれまくりです。もうたまりません。
音源としては 「故郷に帰るU」で聴けます。
五郎さんの若さがまぶしすぎます。
五郎さんと東海林先生のカバー曲は
とにかくとにかくかっこいいです。
(2007.3.3)
ファンキー・ウィークエンド(Funky Weekend) 野口五郎
作詞:Hugo&Ruigi 作曲:Hugo&Ruigi 編曲:東海林修
1976年2月7日〜3月14日 明治チョコレートコンサート
1976年3月20〜23日 日劇リサイタル〜女友達
1976年4月29日 GORO ON STAGE 故郷に帰るU
1976年4月29日 テレビ「輝け!ゲバゲバ90分!!」
1976年4月29日のGORO ON STAGE 故郷に帰るUは
カセットテープで発売されていますが
レコードでは発売されませんでした。
故郷でのコンサート。
故郷に錦を飾る・・・と言いますが
まさにそれで
日本中のファンが押し寄せたことと思います。
なぜにこれはLPにならなかったのか
私は不思議でたまらないっ
こんなに素晴らしすぎるのにっ!!
なにしろ「箱舟の帰還」の
当時のコンサート音源が
収録されたものでありますっ。
もうこれを聴くと どうしようもなく泣けてしまい
もう最高ーーーって叫びたくなるのは
私が初めて五郎さんの宇部でのコンサートに行ったのが
この1976年の4月・・・・・
ということは きっと ほぼこの内容と同じものを
私は聴いていて
きっと私の身体が そのことを覚えているからです。
そしてあなた!、 (ってなによ)
洋楽のカバーがめっちゃかっこいいんですっ!!
「都会午前五時(Wind of Chage)」
「ファンキー・ウィークエンド」
「アイ・ゲット・マッド」
「ゴー・ナウ」
「トラベリング・ボーイ」
「オール・パイ・マイ・セルフ」
「レット・イット・ピー・ミー」
「マイ ウェイ」
もう素敵過ぎる〜っ
最高です!!
それから 「光の中へ」は
魂の叫びのような素晴らしい歌唱で感動的!!
・・・と 前置きが長すぎて何を書こうとしているのか
わからなくなっていますが
ここは「ファンキー・ウィークエンド」を書くのでした。
スタイリスティックスの作品では
「愛がすべて」もカバーされてますが
すごくいいです。
シングルにして出してもよかったくらいですっ!!
「ファンキー・ウィークエンド」
五郎さんのファルセットも めっちゃいいです。
五郎さんは 高いキーにしても
かなり高いところまで 裏声にしなくても出るんですねっ。
そんなことにも わたくし 気がつきました。
聴いていて すごく心地良いです。
アレンジもハイセンスで本当にカッコいいですよね。
ベースとかパーカッションのアレンジもしびれますし。
最後も スカーッと気持ち良くて
五郎さんならではの「ファンキー・ウィークエンド」になっています。
これも本当に 洋楽好きの方には
聴いていただきたいなぁ〜〜〜っ
この作品も いつかCD化していただきたい作品のひとつですっ!!
今日はこの作品を聴いて
すごく泣けました。
素晴らしすぎます。
大好きです。このコンサート。
私が五郎さんのこの歌を聴いたのは 1976年4月の木曜スペシャル「輝け!ゲバゲバ90分!!」でした。
スタイリスティックスが1975年に発表した作品のカバーですが
五郎さんのファルセットがとても心地良くテレビの前で衝撃を受けました。
それ以来 私はこの歌が大好きで 当時 ガッツという音楽雑誌を姉が買っていたのですが
それにこの歌の楽譜と歌詞が載っているのを見つけ 英語の辞書を引きながら歌っていました。
この作品は1976年2月からの 明治チョコレートのコンサートで歌われており
その時は 日本語詞で歌われています。
東海林先生の編曲は よりドラマチックで五郎さんらしい すてきな編曲です。
「たとえ別々に二人生まれても
生きていくときは同じさ」
今でこそ あまりにも有名で ずっと歌い続けられるスタンダードナンバーではありますが
当時 たくさんの洋楽の中から この歌を取り上げられて歌われたセンスの良さに
今更ながら私たちは誇らしさでいっぱいです。
私たちはいつもいい音楽を聴かせていただけたおかげで
洋楽もしっかりと受け入れられる耳を持たせていただけました。
いつも繰り返し言うのですが
おふたりのカバー作品の素晴らしさは 聴けば聴くほどに感動的で
より「野口五郎」という歌手のすごさを実感する世界なのです。
1976年3月20〜23日 日劇リサイタル〜女友達初演
1976年4月29日 GORO ON STAGE 故郷に帰るU
1976年7月20日〜8月11日 全国縦断コンサート
「オール・バイ・マイセルフ」は’76年の「日劇リサイタル」で初めて歌われた作品ですが
ずっとGOROさんが大切に歌ってこられた 素晴らしい「歌手野口五郎さん」の世界です。
五郎さんの歌の表現力には いつも感動させられますが
この歌を聴くたびに あぁ 歌とはこんなにいつの時代も変わらずに
人の心を熱くさせるものなのだなぁ・・・としみじみと思わずにはいられません。
’76年の「日劇リサイタル」は信じられないことに 素晴らしいリサイタルにもかかわらず音源化されておらず
けれど このリサイタルのカバー曲だけを並べても どれも素晴らしい作品ばかりです。
その後、ずっと歌い続けられている作品が並び
歌手・野口五郎さんの歌の世界を方向づけるような素晴らしいリサイタルであったと確信しています。
このリサイタルで歌われた「三つのオムニバス」はラジオで聴く事ができましたが
それは本当に五郎さんならではの 感動的な世界でした。
この「オール・バイ・マイセルフ」も ’75のEric Carmen作品ですが いち早く取り入れられており
その素晴らしいセンスには おもわずうなってしまうほどです。
・・・と、私などは Eric Carmenを思い浮かべてしまったんですけれど
実は 五郎さんのお話しによると カーメン・マクレエの「オール・バイ・マイセルフ」、
なのだそうです。(後日記)Σ(゚□゚*)
この作品は「GORO ON STAGE 故郷に帰る リサイタルU」で音源化されており聴く事ができますが
今もみんなが聴きたくてたまらない野口五郎さんの歌の世界だと思います。
このアルバムも復刻を心から願わずにはいられません。
ステージではいつもそばに東海林修先生がいてくださって
五郎さんが一番に輝ける 素晴らしい音楽を作ってくださったこと 今も感謝の気持ちでいっぱいです。
世の中の人に 聴いてほしくてたまりません。
もう一度 東海林修先生のピアノで 五郎さんの「オール・バイ・マイセルフ」が聴きたいです。
東海林先生のピアノで 五郎さんの語られるように歌われる姿が 私は見たくてたまりません。
五郎さんの素晴らしい歌声が胸に沁みる一曲。
いつまでも歌い続けていただきたいスケールの大きい作品です。
(2005.2.14)
1976年3月20〜23日 日劇リサイタル〜女友達初演
1976年4月29日 GORO ON STAGE 故郷に帰るU
1976年7月20日〜8月11日 全国縦断コンサート
1976年9月放送 ラジオ「ホットヒット歌謡曲IN和歌山」
1978年10月28日〜11月12日 日生劇場特別リサイタル
1979年2月24日〜 立川市民会館他労音コンサート
「レット・イット・ビー・ミー」は ’76年の「日劇リサイタル」が初演です。
コンサートももうフィナーレに近づき 胸がキュンと切なくなってくる頃に
この「レット・イット・ビー・ミー」で 客席のひとりひとりを
力強く ぎゅっ、と抱きしめてくれるような
歓びを感じられる スケールの大きな作品です。
'76年にはコンサートの度に歌われていましたが しばらくブランクがあり、
'78年の日生劇場特別リサイタルで再び聴けたときには 本当に懐かしさとうれしさでいっぱいになりました。
私たちファンの情熱は 中途半端なものではありませんでした。
あまりにも熱狂的で激しいものでした。
誰もがこんなに人を好きになり 熱い青春を送れるわけではありません。
心から好きになれる素晴らしい男性像と 人生を支えてくれるほどの素晴らしい歌がそこにあったのです。
熱い思いは暴走気味だったかもしれません。
けれど その想いに応えてくれる五郎さんだったからこそ
みんなこんなにも熱狂的になれたし
こんなに素晴らしい歌を いつも歌っていただけたからこそ
私たちは純粋な心で大人になれたのだと想っています。
生きる歓びをいっぱいにいただけました。
♪心をこめて重ねよう
さあこの手にきみの手を
さよならじゃないよ きっと会えるさ その日まで Let it be me♪
本当にこの手と重なっている感じがするのです。
力強い歌声 そして語りかけるように「さよならじゃないよ きっと会えるさ」
この手をにぎりしめ 「また会えるからね」と語りかけてくれます。
そして東海林修先生のドラマチックなアレンジで
あまりにも感動的で素晴らしいフィナーレ。
♪now and forever,let it be me♪
これぞ野口五郎の素晴らしい世界。
ここはやはり五郎さんしか歌えないでしょう!
東海林修先生が五郎さんのそばで
五郎さんが一番輝けるように そして誰よりも大きな歌手に成長されるようにと
愛情を込めて アレンジしてくださった素晴らしいカバー曲は
誰の歌にも負けない
そしてみんなを夢中にさせてくれた
歌手・野口五郎だけの素晴らしい世界なのです。
いつかみなさん お二人のオリジナル作品とお二人のカバー曲を聴いてください。
お二人の作品がいつか復刻されて
たくさんの人が聴いてくださることを 私は心から願っています。
(2007.3.26.)
1976年7月20日〜8月11日 全国縦断コンサート初演
1977年1月29日〜3月6日 ’77 GORO IN CONCERT〜明治
この作品は1976年夏の全国縦断コンサートと 1977年のGORO IN CONCERT〜明治で
ご披露された歌です。
1976年 ファンクラブに入った時 初めて届いた会報「五郎」のトップの写真に
この曲の詩が書かれており
あぁどんな歌なんだろうと とても聴きたいと思っていた一曲でした。
特にその五郎さんの写真が たまらなく美しい私の大好きな五郎さんの写真だったので
そのイメージも重なり ずっとこの曲が聴きたいと思っていました。
初めて聴けたのは'77.3ニッポン放送ラジオ「ハローゴローラブラブラブ」で
「GORO IN CONCERT〜明治」の実況録音を放送された時です。
今思うと あの時のラジオ番組は本当に貴重でした。
二度と聴けない音源が コンサートの度に流されていたのです。
あまりにもお宝の山でしたのに 全部録音すればよかったと今も悔やまれます。
一度聞き逃したら 二度と聴けない歌が たくさん流れていたのです。
あぁ なんということでしょうか。
この「ミュージック」を聴いたときは あまりのスケールの大きさにびっくり。
とても圧倒されました。
そしてとにかくかっこいい〜〜〜っ!叫びたくなるくらい素敵だと想いました。
パワフルで 幻想的でもあり 語りかけてもらえて 五郎さんの熱い情熱も感じられ
一曲聴き終わったら放心状態になるくらい
なんて素敵なんだろうと しびれて動けなくなっている自分がいたのです。
五郎さんのコンサートってすごい!
こんなすごい歌を聴かせてくれるんだ。観に行きたい!!
テレビでは感じられない世界、どんな風にファンの前で歌ってくれているんだろう。
これってカバー曲?五郎さんの持ち歌みたい。
ギターも弾いているんだ、きっと!あぁ 本当に素敵!
ラジオ放送はとても入りが悪く耳を澄ませて聴くような状態でしたが
なんだか夢の中にいるような気持ちにさせられる素晴らしい歌でした。
五郎さんのかっこよさ全開!
歌の素晴らしさも絶品。
ムードも男らしさも満点!
東海林修先生のアレンジは素晴らしい!
五郎さんが一番輝くような素晴らしいアレンジと演奏で
いつも五郎さんを支えてくださった東海林先生
本当に お二人のカバー曲をもう一度聴きたい!
もう一度先生のアレンジで そして先生のピアノで
五郎さんに歌っていただきたい感動の一曲です。
(2006.08.24)
1976年7月20日〜8月11日 全国縦断コンサート初演
1976年10月24日〜1121日 秋の五大都市コンサート〜針葉樹〜
この作品は1976年夏の全国縦断コンサートと1976年10月の秋の五大都市コンサートで披露された作品です。
夏の縦断コンサートの様子はラジオの五郎さんの番組「ハローゴローラブラプラブ」で放送されました。
とても甘くとろけるような「フリー・アゲイン」が大好きで
当時の番組を私もテープに録音していましたので いつも出しては聴いていましたが
その後 秋の五大都市コンサートで歌われ カセットとして音源化され 本当にうれしかったことを思い出します。
野口五郎さんは その人気と甘い容姿と若さのためにアイドルという枠の中に入れられて
当時のアイドルと ひとくくりにして語られることが多かったのですが
当時これだけ素晴らしい歌が歌える歌手は 大人の歌手でさえそんなにいなかったのではと思っています。
こんなに「愛」を歌で語れる歌手なんて 当時のアイドルはもちろんのこと
大人の歌手でさえ そういなかった事でしょう
東海林先生は五郎さんにいっぱいいっぱい歌で語らせてくださいました。
東海林先生は五郎さんの素晴らしさを誰よりもわかってくださって
誰よりも五郎さんを大きな愛で包んでくださっていたのだと胸が熱くなります。
たとえばコンサートでの 五郎さんのおしゃべりのとき
さりげなくやさしいピアノで五郎さんやファンの気持ちを和ませてくださいました。
五郎さんとのあまりにも短い楽しい時間も
ゆったりとかみしめられる優しい心にさせていただけたように想います。
五郎さんのおしゃべりも弾み、笑いも弾け
そして私たちはとても優雅な気持ちにさえなれ
五郎さんへの想いがとても満たされるひとときでした。
先生のピアノで歌う五郎さんの歌声は より甘く艶ややかです。
時には耳元で優しくささやくように
時には強く抱きしめるように・・・
私たちはもうメロメロになりながら
「GORO〜〜〜っ!!」と叫ばずにはいられませんでした。
「フリー・アゲイン」は
愛を語る素晴らしい野口五郎さんの世界です。
歌を聴いて 愛されている喜びに私たちファンは震えました。
私達ファンはいつもいつもこんな曲が聴きたいのです。
そしてこんな素晴らしい五郎さんの世界を
私は自慢したくてたまりませんっ。
こういう五郎さんの歌声こそたくさんの人に聴いてほしいのです。
麻生香太郎先生の詩も素晴らしい。
東海林先生のアレンジもピアノも感動。
ライブでの音源は紛れもなく超お宝。
こういう作品を集めて ぜひぜひ復刻していただきたいです!!
そしてもう一度 東海林先生のピアノで五郎さんが歌を歌ってくださることを夢に見ます。
復刻を強く望む一曲です。
(2006.01.07)
1977年10月7日〜11月19日 秋の六都市コンサート
私はずっとこの歌が五郎さんのオリジナル作品と思っていたのですが
実はGAROさんが歌われた作品のカバーとのことです。
村井さん自身が歌われたものもあるようなのですが残念ながら聴いたことがありません。
しっとりと 歌い上げる五郎さんの「朝・昼・夜」は
五郎さんならではの 一つの愛の物語。
1977年の秋のコンサートで披露された作品。
ステージでの歌だったということもあり
切ない愛が胸に沁みる大人の世界。
一曲の歌に こんなに凝縮された人生を感じられることが
素晴らしいと思います。
私の中では この歌はものすごく印象深くて
当時もよく聴きましたけれど
若くして こんな大人の愛の歌を
語るように歌えた五郎さんの表現力に感動します。
なんといっても東海林先生のアレンジは
品格があり胸に響くもので
五郎さんの歌声が より深くこの胸に染み渡り
泣きたいくらい切なくなります。
秋が来るとたまらなく聴きたい。
セピア色に染まる季節にぴったりの
切ない愛の物語です。
「最終案内」野口五郎
作詞 : さだまさし 作曲 : さだまさし 編曲 : 東海林修
1977年10月7日〜11月19日 秋の六都市コンサート
あまりに復刻作品ばかりを叫び過ぎたので
ここは 違う作品を話しておきたいと思います。
アルバムは次々と復刻されています。
とてもうれしいことです。
でも、素晴らしいステージといえば
カセットで発売になったものもございます。
いつか カセット盤も復刻される日が来ることを
強く望んでいます。
さてカセットテープで発売された作品のひとつ、
’77秋の六都市コンサートでは
「アラビアのロレンス」の初演、
そして「試写会」というオリジナルの物語を
初披露されました。
他にもオリジナル作品としては「俺達は天使じゃない」
「地下室のメロディー」「マジシャンズホリデー」も初披露。
カバー作品もいっぱい、で
初めて聴く歌のオンパレードで
とにかく贅沢で
秋にぴったりの豊かなステージでした。
この「最終案内」は さだまさしさんの楽曲のカバー。
この歌を選ばれた経緯も 正直 興味がありますが
五郎さんのオリジナルかと 思ったくらいの
すてきな出来栄えでした。
空港での別れ
去っていく女性、
見送る男性・・・・・
あの頃は止まれとさえ祈った時間を
知らず知らずのうちに 君はもて余している
ざわめくロビー
淡々と手続きを済ませ
飛行機に向かう人々。
静かに別れの時を迎える二人・・
飛行機だと 引きとめる雰囲気にもならず
別れも淡々としています。
どこか互いを冷静に見ている・・・・。
時間は確実にすぎ
搭乗手続きもスマートに進み
見送る人と
見送られる人
建物の中で
見えない場所へと仕切られる。
飛行機に向かうまでに
互いが覚悟を決める時間も
十分にあたえられます。
さださんの詩は
なんというか そういう切なさも
見事に表現されていますね。
そして穏やかな曲・・・。
切なさがすごく伝わってきて
胸にジーンと沁みます。
アレンジもエアポートをイメージできて
シーンが目に浮かぶよう。
こういうカバー曲も
とってもいいですね。
カバー曲を選ぶセンスも
素晴らしいと思います。
五郎さんも素直に歌われていて
すぅ〜〜〜っと 心に響いてきます。
(2016,07,02)