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作・高橋玄洋 但し15・21は小山内美江子 24は高橋、小山内の共同
音楽・東海林修 タイトル画・木村泰子 |
役名 | 俳優名 | 役柄 |
青山ハナ 青山俊郎 野田新八 堀越洋次 杉本久右エ門 塚原亮 藤原ピン子 青山俊一 青山みどり 広山法子 佐々木和美 大崎加奈江 田沼京子 津田里子 沢口梨花 井川礼子 平野咲子 中村志津 中村 一 ある男 マスター 春日とめ 春日雪江 杉本むら 杉本良子 平野弥八郎 平野つね子 キャプテン 伊藤静子 エツ 鈴山礼吉 房江 根崎 青井伊津子 萌野恵知子 岩崎 |
山岡久乃 高松英郎 山城新伍 小倉一郎 西田敏行 赤塚真人 泉ピン子 目黒祐樹 片平なぎさ 末広真樹子 多岐川裕美 永野裕紀子 海老名美どり 浅野亜子 山之内真理子 梶芽衣子 梶芽衣子 (二役) 吉野佳子 加納竜 山野史人(10話) 柿沼真二(18話) 中林章 山田五十鈴 日色ともゑ 原泉 白川由美 浜田寅彦 風見章子 福田信昭 岩崎智江 初井言榮 愛川欽也 前沢保美 由利徹 松坂慶子 市原悦子 森繁久弥 |
単身赴任の夫に代わり青山家を守る ハナの夫・新八、久右エ門の大学の先輩、一流商社の支店長として札幌に単身赴任 魚河岸勤務、大学を卒業しても青山家の住人として12年もいる32才 水洗便所の部品会社に勤務、以前は「漫画文庫」のマスター 弁護士になる為に司法試験を受験する大学5年生 大学2浪、酔ってそのまま青山家の住人になる 大島からきた青山家のお手伝い 青山家の長男、職業柄看護婦以外の女性とは交際が少ない二枚目医師 ベルばらのファン、青山家の長女、 とめの影響で大人のことはなんでも知っている高校生。 (以上青山家) 寮長兼バスガイド<18話で本社教育係長に栄転> おしゃべり。独身。若くないが新八のことを中年呼ばわりする。 バスガイド。俊一に片思い、俊一と井川礼子の仲を知り失恋、番組中盤、 洋次との付き合いを高山(岐阜県)の父に電話する。 バスガイド。北海道出身、弟思い、星の王子さまが好き バスガイド。美人ではないが、顔とフィアンセの悪口を言われると怒る、 番組中、寿退社。 バスガイド。食べすぎが原因でよく寝込む。体が大きい、けっこう冷淡。 18話より新任寮長兼バスガイド、ガイドにしてはかなりのハスキーボイス、 騒がしの梨花のニックネームがある。 (以上ひまわり観光バス) 俊一の病院の看護婦。気性が激しく、思い込みの強い女性。兄はやくざ。 青山家からそう遠くない松の木のある素封家の一人娘。 俊一に貸しを作りハナから料理を習う。番組終了時に新八と結ばれる。 居酒屋「志津」の女将 志津の弟 志津のフィアンセ 茶房・漫画文庫のマスター 雪江の姑、雪江と喧嘩するたび青山家に転がり込む。 ハナの従弟マサハルの嫁。 久右エ門母 久右エ門姉 平野咲子の父 平野咲子の母 新八の後輩・大学ラグビー部キャプテン 青山家の前の主婦 洋次の母・エツ エツの夫・大久保で飲み屋を営む。かなりの浮気症・・・ 八百屋 ホテルシャトー「青根崎」主人・亮の予備校の友人の父 平野咲子の友人 俊郎の札幌での秘書 運動力学、エイの研究の大学教授 じつは詐欺師 |
第2話 昔からの名家に相応しい立派な門に青山俊郎の表札。 門塀には野田新八、杉本久右エ門、堀越洋次の表札が掛けられている。 塚原亮はまだここの住人ではなさそうだ。 昨夜酔った勢いで亮を泊めてしまったことを久右エ門は覚えていないようだ。 青山家に大学の時から数えて13年の新八、下宿と思っていた久右エ門、下宿代に毛の生えたような金額で泊めてもらっているのはいつでも追い出せるように低価格に設定されていることをピン子から聞いている洋次。 それに嫁と仲の悪い芸者上がりの姑とめと大学2浪の亮が加わり、家族4人だけの暮らしを望むハナには頭がイタイ。 モーニングトレーニング後の4人は漫画文庫で来店した平野咲子に「そうゆう手で女性に近づく人、多いんですってね」と痴漢呼ばわり。俊郎、ハナ、みどりは買い物に出掛け、昼食を食べていない俊一と4人は、ひまわり観光バスの女子寮生に作ってもらうことに。 寮生にないがしろにされている新八と久右エ門は定休日の「志津」へ。 店の前を通りかかった平野咲子に再び声を掛け「本当に警察呼ぶわよ」と怒られ、店内の弟の一に「なんでこの連中に飯食わせるんだよ」と一蹴されてしまう。 その後青山家には久右エ門の母むらの来訪と慌ただしい。 |
第3話 朝4時に目覚まし時計が鳴り、目覚める新八。 久右エ門に追い出された亮が廊下で寝ている。そっと布団を掛けてあげる。 階段の下の納戸から長靴を出し河岸に出掛ける新八。 とめの部屋から大きな鼾が聞こえる。昨日から泊まっている久右エ門の母むらの鼾である。 その後、茶の間でお茶の飲むハナとむら。小さい頃から体が弱く虫も殺せないほど優しく、村でも評判の少年の久右エ門のことを話すむらにハナはとまどいを隠せない。 だが久右エ門の堕落した大学生活に「お前はサムライの子孫、教育者の息子だよ。分かっているのですか?大学はいつから5年生になった?あの天才、神童であった杉本久右エ門はどこさいった?」とむらに説教される久右エ門。 大好きな和美の事を口にする久右エ門に、亮はむらに寮長・法子を和美と紹介し話をややこしくする。 ラグビーの練習を終え漫画文庫に入った新八はうまくいったら自分と久右エ門のツケを払うとマスターに約束し、本を読む咲子に人違いのお詫びのしるしとしてコーヒーをプレゼント。 「綺麗な人だ、まるで太陽をスマートにした人だ・・・。」新八は咲子に恋をする。ひと違いの誤解が解け「志津」に場所を移し酒を交し合う2人。 そこへ洋次、久右エ門が現れ仲のいい二人に驚く。少し前まで礼子といた俊一も合流する。咲子が井川礼子にあまりにも似ていることに一同驚く。 |
第4話 静岡の春日雪江がとめを迎えに青山家へ。 雪江はハナのいとこのマサハル(ドラマには登場しない)の嫁。 優しい雪江に促され静岡に帰ることに・・・。 亮を除く3人は俊一、咲子と「志津」で酒食。 みどりはお茶を差し入れながら亮の受験勉強を応援。 その晩、みどりとダンスを踊る夢を見る亮であった。 一方、受験までの計画表を作るが意志の弱い久右エ門は酒・お茶の誘惑、漫画・雑誌に勉強に身が入らず・・・。 洋次は和美のいる女子寮が気になりカーテンを開けては窓の外を窺う。 亮は「ここの人たちはみんないい人たちですね」と新八の淹れたお茶を飲みながら涙ぐみ、母の写真を見た洋次はシャツのボタンをカッターで切りハナに付け直してもらう。そして食費をハナに渡す。 居間でTVを見ながら涙ぐみそっとハナに食費を渡す新八。 久右エ門を除く3人は親に捨てられたり死別したりして家族の暖かさや愛情を青山家に求める・・・。 |
第5話 朝のトイレは順番待ち、洋次、亮のトイレの話に食事中のみどりはうんざり。 久右エ門が加わり話が居住権に話が発展し食事代のみで部屋代をもらってないハナは激怒。 鯵を差し入れた新八はとばっちりを受ける。 また縁談の手紙が大島の母からピン子に届く。 寮生の料理教室化した青山家に井川礼子が俊一を尋ねてくる。俊一は不在で応対に出たハナに礼子は「先生におっしゃって下さい、私どんなことがあっても先生を放しませんから・・・」と告げる。 思い込みが激しく、脅迫まがいな言動の礼子に俊一はうんざり。ハナは俊一が礼子を弄んでると思い込み気が気でない。 新八と俊一は彼女に瓜二つの咲子に替え玉になってもらってハナを落ち着かせようと企てるが、咲子とハナが話をしている途中に礼子から電話がかかり咲子は気を失いかけ作戦は失敗に終わる。 そのころ新八たちは礼子に頼まれたやくざ風の男2人と取っ組み合い。新八たちは怪我をしたやくざ風の男たちを労わり「志津」で酒食するが男たちが弟、一と顔見知りに志津は穏やかでない。 一方、青山家では俊一がハナに替え玉作戦を謝り咲子と談笑。 そこへピン子の母から電話が・・・。妹の縁談話だったことにピン子はショックをうけ物干し台でひとり涙を流す。そこへハナがそっと寄り添い「今にきっと素晴らしい男性が現れるわよ・・」とピン子を慰める。 |
第6話 傷心のピン子に代わって洗濯物を干しているハナ。 それぞれの部屋で亮は受験勉強、久右エ門は漫画を読んでいる。 ハナに「弁護士になって裁判官の漫画でも描くつもり?」 ハナ、ピン子に一人だけお茶に誘われた亮に久右エ門はおもしろくない。それどころか新八、洋次も・・・。替え玉作戦で騙されたハナは許していなかった。ハナが退席したあと3人はひとりだけ待遇のいい亮の悪口を言うが運悪くピン子のテープレコーダーに隠し取られてしまう。厄落とし?のため3人は漫画文庫へ。お調子物の3人は和美相手にご満悦。そこへ咲子が俊一に替え玉作戦のお詫びの食事に誘われての待ち合わせ。ツバメ返しの新八は再び和美の席へ移るが俊一を好きな和美は気絶してしまう。 一方、テープを聴いたハナは激怒。2度も男たちに騙されたからだ。「こんな事で塚原君を苛めたら出て行ってもらいますよ・・」と3人を叱る。叱られた3人は懲りずに(作戦第6号と称し)亮を苛めるのであった。「志津」ではやくざと付き合う一に志津は憂慮 「こんな店やめてしまえばいいんだよ・・」両親のいない寂しさ、生活のためにやむを得ず水商売をしていることを分かってもらえない志津。 そこへいじめられたお詫びに靴・トレパンを新調してもらった亮と新八たちが来店。一は奥へ。 店にはカーネーションが置いてある。明日の「母の日」のために志津がお客のために用意したものだ。母のいない新八と亮は白、久右エ門は赤、生存が分からない洋次はピンク・・・。 「一ちゃん、おいでな、白いカーネーションつけたろ・・」と志津に白を渡す新八。 そのころ、静岡に帰ったはずのとめが再び青山家に・・・。 |
第7話 ある日曜日、法子が「漫画文庫」で俊一を思う和美が貧血で倒れたこと、咲子と俊一が仲がいいことをハナに報告する。心配したハナは新八、洋次、亮に俊一のことを聞き出そうするが・・・。朝、仲間はずれされた久右エ門は漫画文庫で井川礼子に会う。やくざの兄の子分を使って俊一たちに嫌がらせをしたことを詫びる。「青山先生に申し上げてください、私なんとも思ってませんから・・」と礼子。そこへ咲子が来店。その後、俊一も来店し礼子を咲子と勘違いし話しかける。 俊一を忘れられない礼子は俊一に平手打ちを食わして店を後にする。喫茶店の経緯をハナに密告した疑われた久右エ門は新八たちにお仕置きされる。かたや俊一は札幌の俊郎の一時帰宅で事なきを得る。 外では寮生たちが童謡「ふるさと」を合唱。それを聞いていた新八は亮に、「ふるさとには思い出がある。墓参りをしたら、」と語りかける。「大学に入らなければ報告のしようがない・・」と亮。 この日は青山家と下宿組と二手に別れての夕餉。 その後、志津に飲みに行く新八に、「先輩、仲直りのしるしに奢ってくれませんか?」と久右エ門。 洋次は和美へデートの誘いを便箋にしたためる・・・。 |
第8話 ピン子は郷里大島の同級生の結婚式に出席することになった。 訪問着を持ってないピン子を心配した俊一は新八たちに話を持ちかけた。 亮を電話番に残し4人は訪問着を借りに街中に出掛ける。 そのころハナは具合の悪い寮生里子が妊娠したのでは・・・と法子に相談を持ちかけられる。 まさかウチの連中が・・?とハナの心中は穏やかでない。 みどりからレースのハンカチを借りるピン子。 電話が階下から茶の間に切り替えられて新八、洋次たちと連絡が取れない亮。 ピン子の出掛ける時間が刻々と迫ってくる。 やがて久右エ門から青山家が野菜を買うという条件で頼まれた八百屋の房江が訪問着一式を、 俊一に頼まれた咲子が訪問着一式に草履を、新八は志津の知り合いから訪問着一式を借りてきた。 いつも冷たくしている男たちの優しさに涙で化粧がぐちゃぐちゃのピン子。 集められた訪問着3枚の中から選ばれたのは咲子のものだった。 みんなに見送られピン子は大島へ・・・。 一方里子が芋の食べすぎが原因で胃を悪くし寝込んだため妊娠と勘違いしたことを詫びる法子。 階下のとめのツバメ返しの唄を聞きながら洋次がポツリ・・ いいことするって、とっても寂しいことなんだな・・ 俊一にツバメ返しの新八は煙草をくゆらせ・・・ただ無言。 |
第9話 新八の部屋で亮を除く男どもが怪しげな写真を見ているところへ突然みどりが現れる。 「野田さん居る?お父さんが呼んでいる・・・」1階の居間で新八は俊郎から酒をお杓され「なぁ〜野田、うちにきて何年になる?」 二十歳のときから家族同様居続ける新八は「12年目です・・・」と。俊郎「32か・・・」ハナ「もう、そろそろ身を固めてもいいんじゃないかしらね・・・」 新八の縁談話であった。そして俊郎の会社の本社用度課の女子の見合い写真を新八に渡す。 たとえ結婚しても青山家に居続けたい新八はハナに反対される。 急に寂しくなった新八は「志津」へ呑みに行く。店内で一が差し出した夕飯の芋の煮っ転がしを食べながら新八と志津はお互いの家族との別れ話をする。 小学3年での生母との別れ、母を忘れるために始めたラグビー、徹夜麻雀で田舎のおばに預けた体の弱い弟の死に駆けつけることができなかったこと・・・。 新八の話に一が「俺、野田さんの弟になってあげようか?」 新八は志津と結ばれることを願わずにはいられなかった。 翌日、俊郎たちの縁談話を断った新八に志津から電話がかかり2人は漫画文庫で会うことに・・・。 志津から「前からお付き合いしている人がいて・・・ 一を説得して欲しい・・・」 一の事を考えると結婚に踏み切れない志津。 「ご恩は一生忘れません・・・」青山家に戻った新八はそのまま物干し台へ・・ 「馬鹿は死ななきゃ直らないん云うのはほんまやなぁ〜」 |
第10話 青山家の台所は料理教室。明日は隣の寮生たちのハイキング日でそのお弁当作り。 |
第11話 この日は久右エ門にとって大事な日・・・司法試験2次試験合格発表の日。 朝からなんだか落ち着かない。でも誰もが彼が合格すると思っていない。 下の階ではみどりが喜びの帰宅「お母さん、ただいま、私アンドレに決まったのよ」 2週間後の学園祭で「ベルサイユのばら」の芝居をやることになり主役に選ばれたのだ。 一方、合格発表の掲示板の前の久右エ門は、自分の受験番号を探している。 「3721番・・奇跡だよ・・奇跡が起きたよ・・ぴったしだよ・・あったよ・・」隣の受験生にも確認してもらう。「母上・・受かった・・」 青山家の洋次たちは「電話がないところをみると絶望ですね・・」 ヨーデルを歌いながら帰宅する久右エ門。 「さすが高校演劇部ですね」「気をたしかにもってください」 ピン子はおろか2階の3人にも信用されなかった久右エ門であった。 1週間後・・・台詞覚えに余念がないみどり、久右エ門は「ベル・ばら」の台本作り、洋次は自室で音楽のテープ編集 台本と音楽が出来たところで、みどりが加わり芝居の稽古をしている。 柿の種の入ったビンを頭上に抱えた柱役の亮、久右エ門はオスカル兼監督、新八は観客役。 本番さながらの出来栄えに、廊下で聞いていたピン子は感動の涙・・・。 そして学園祭当日・・第23回星陵祭の看板の横では女子高生のアナウンス「星陵学園のベルサイユのばら まもなく始まります」 満員の会場内に新八たちの姿 芝居は順調と思われたが・・・。 観客から野次が飛ぶ・・あまりの野次に台詞を忘れるみどり・・怒った4人は野次の男と取っ組み合いの喧嘩をし芝居をめちゃくちゃにしてしまう。 ハナの前で反省する4人「大のおとなのすることですか?」 みどりは涙の帰宅そして自室に閉じこもってしまう。 ハナは扉の前で「みどり・・空けてちょうだい・・」 4人は2階で・・暴力をふるったことを認めつつも「子供の暴力はいいんですか・・それは許されるのですか・・」「みどりちゃんの悔しさがわかっていない・・」「俺たち悪いことしたんですかね・・いいことしたんですか」「それよりも、これからみどりちゃんが学校に通うことを考えるべきだったのかもしれんな・・」 自室で泣いてるみどりにハナは「今日つきあってくれたことのお礼を言いなさい」と一言。 みどりは2階の4人にお礼を言う「本日はどうもありがとうございました」 下の階のハナとピン子「奥さんがその場にいたらどうしたでしょうね」 「内緒よ・・私も伸してましたよ、この鉄拳でその男を・・」 「みどりちゃんお風呂先ですかね?」「野田さんたちを先に入れてあげなさい」 ピン子が新八たちを呼びに行った後みどりが降りてきた。 そしてハナに「いいわよ・・どうせ余興なんだもんね・・」「そうよ・・お祭なんだもんね・・」 「そうよ、お祭なんだもの、今にきっと笑って話せる時がくるわよ」やがてみどりに笑顔が・・・。 |
第12話 中年女性が門の中を窺っている。そこへ俊一が声をかける。「何か御用ですか?」 「いいえ」と女性は立ち去ってしまう。しばらくして法子が勝手口からハナに「家の前に変な人が・・誰か縁談があって身元調査している・・・」 玄関では「ごめんくださいませ」の女性の声 ハナが応対に出るとその女性は堀越洋次の叔母と名乗る。洋次に尋ねるが「訪ねてくる叔母さんなんているわけないんだけど・・・」 茶の間に通され洋次の小さかった頃の話をするが洋次には腑に落ちないことばかり 洋次は自室の本棚から本を取り出し挟んであった幼い洋次と母の写真を見る。「やっぱり・・」 ハナを呼んで洋次は「おばさん、見てください・・」「やっぱり」「母に妹がいたなんて聞いたことなかったんです・・なんで叔母さんなんて言うんでしょうね・・・」 洋次は母が若い男と駆け落ちしたことをハナに話す。ハナは新八たちに相談するが・・・。 次と二人っきりのエツ 話をしてもけっして自分が母親であると名乗ろうとしないエツ やがて帰ろうとするエツを洋次は「お母さん・・お母さんなんだろ?」「違うったら・・・」 二人は泣きながらいやな過去を忘れ本当の親子であることを許しあう。 「一度お母さんち来ない?」「どのへん?」 親子の会話は続く・・・。 |
第13話 「こんにちわ〜、エッちゃん出ておいで〜」派手な身なりの男が玄関から叫ぶ。 「あんた誰ですか?」「僕はエツのダンナです」昨夜エツは洋次との親子の会話が弾み自宅に帰らなかった為心配した男の突然の来訪であった。男は鈴山礼吉と名のる。 洋次は工場へ、エツは買い物に行って不在の為ハナたちが応対することに・・・。 帰宅したみどりに「若い人はいいね、ピチピチパチパチして・・」と声をかけたり単身赴任の夫は浮気するから今すぐ札幌に行きなさいとハナをけしかけたり・・とにかくあつかましくよくしゃべる。 一方、新八は先日志津との約束をはたす為漫画文庫で一とおちあう。 鈴山は久右エ門に一夜の浮気が原因で喧嘩の末、エツに逃げられたことを話すが 反省するどころか隣の寮生にまで声を掛け水商売の歓誘をしたりする。 漫画文庫の新八は志津の結婚話と一の将来のことを話す。「姉ちゃんに頼まれたね」と一。 「一君の幸せの為に姉さんの幸せを壊すわけにいかんやろ?」 「野田さん、一つだけ聞いていい?姉ちゃんのことどう思っているの?」 「一君、人間というものはなあ、自分の思うようにばかりいかんて、むしろ、いかんことのほうが多いわい、それをいちいち思うようにいかんからって甘えたりすねたりしとったら、それは自分に対する甘えや・・」と志津への叶わない恋を話す。 「野田さんのうそつき」 「うそつきかもしれん、(しかし)俺は自分に甘えておらんぞ、 人間誰でも自分の思うようになって欲しいなあと願望があるわな、 志津さんだって幸せをつかみたいと思っているに違いない、志津さんは俺の志津さんでなく一君の姉さんだけではないかもしれない・・・」 「野田さん馬鹿だな・・」 「馬鹿は死ななきゃ直らんてよく言うわ・・」来店していた咲子はコーヒーを飲みながら二人の話をじっと聞いていた。 青山家に帰宅した洋次は鈴山と対面する。この男が義父? そして鈴山に向かってこう言う「不愉快です・・帰って下さい・・・」 |
第14話 鈴山礼吉の青山家での言動にハナたちは困惑ぎみ。
気落ちした洋次のことを考えると新八たちも強引に追い出すこともできない。 洋次はあかりもつけずにひとりベッドの上で考え事して部屋から出ようとしない。 心配した新八たちはお茶に誘う。 洋次は「申し訳ありません・・・かならず僕の力で追い返しますから・・・」と頭を下げる。 新八は親と子の立場の反対のたとえとして久右エ門のことを 「我慢せんか・・こいつのおふくろさん見てみぃ、こんな桁外れの倅もってもやな、空しい希望を繋いで陸奥の里で自殺もせんと頑張ってはるんやぞ」と言って洋次を慰める。 買い物から帰ったエツは鈴山の来訪に驚き、「あんた、何しに来たの?帰ってよ・・・あんたが帰らないなら私が出てくわよ・・・」 この後エツと鈴山の大喧嘩が始まった。 収拾がつかない喧嘩を終わらせたのは俊一の大声だった。「うるさいな!他人(ひと)の家来てごちゃごちゃ・・いい加減にしてくれよ!」 ハナ「俊一・・・」 エツは新八たちに連れられ2階の洋次の部屋へ。 洋次「あの男はどうしているんですか?」新八「もう帰るやろ」 久右エ門が部屋で泣いていることを洋次に教える。 洋次「(エツと鈴山のことは)ほっといて下さい」 新八「どっちゃにしても悔いを残さんようにせんとな、洋次」 1階の茶の間に残された気まずい思いの鈴山。 ハナは俊一に「相手がどうであろうとお客様ですよ・・うるさいってことがありますか?」 「違うんだよ、あれはショック療法だよ。へんな理屈よりも口の大きさだよ・・」と医者の意見を言う俊一。 「じゃあ失礼するかな」と上着をはおり階下で「エッちゃん世話になったね・・」と出て行く鈴山。 洋次「あの人帰るって言ってるけどいいの?」「いいの・・いいのよ、あんな奴・・」 外では「ちょっと甘やかすと同情しやがって・・」と涙まじりの鈴山。 新八は「志津」へ飲みに行こうと門の外にはまだ鈴山がしゃがんでいた。 新八は鈴山を飲みに誘う。新八「一君は?」志津「ありがとうございました・・」二人の会話はよそに酔いつぶれる鈴山。 「僕、志津さんの結婚のお祝い何贈ろうかな?」「そんな・・とんでもありませんわ・・一を説得していただいただけでももう十分に・・」 漫画文庫で聞いていた咲子に新八に対する気持ちを叱られた志津は「当分はあの話のばそうかと・・」新八は「一君のことは僕にまかせて下さい」 とめのいた部屋で泥酔した鈴山は鼾をかいて寝ている。 エツは氷水をもって鈴山の枕元へ。「あんた、お水」 氷水を飲む鈴山 エツ「おやすみなさい・・」鈴山「エッちゃん・・」 仲直りをした二人は翌日青山家を後にする・・・。 |
第15話 玄関で俊一を待つ新八「しかし、久右エ門は世話のやけるやっちゃなぁ」 久右エ門の部屋で、ハナ、ピン子に「奥さん、もう駄目だ。長々とお世話になりました。ピンちゃん、バイバイ。これが最後になるかもしれないから・・」と久右エ門。 新八と洋次は家庭の医学の本を開き病名を調べている。「ありました・・症状から何からピッタンコですよ・・急に発熱し喉が痛み全身に赤い発疹ができ・・」「ぴったりやないか」「法定伝染病ですよ」 俊一が帰ってきた。新八「俊坊、落ち着け、久右エ門が猩紅熱や・・万一みんなに伝染したら・・」俊一「もう伝染(うつ)ってるよ」と言って久右エ門の部屋へ。 ハナ「麻疹(はしか)?」俊一「俗に言う三日麻疹・・風疹ってやつだね」ハナ「杉本さん、三日麻疹やらなかったの?」ピン子「いい年して、子供のやる病気ですよね?」俊一「小児科の病気だけどね大人のほうが立ちが悪いんだよ」 病名を知った新八たちは久右エ門を笑いものにしたがピン子は献身的な看病を続けた。 新八に冷やかされた久右エ門は心にもなく「迷惑このうえない」と陰口しているところをピン子に聞かれてしまう。 傷ついたピン子は2階の男たちの炊事等、家事全般を拒否。ハナに「杉本さんを入院させるか私をクビにするか」と選択を迫る。 ハナは新八らを呼び久右エ門の病気が直るまでピン子に暇を与え、完治したら出て行ってもらうと決断する。3人の話を聞いていた心配そうなみどりに「こういうの、冷却期間っていうの。1週間したら元通りになるように、もうすぐお盆だから帰ってくるご先祖さまにお願いするより仕方ないわよ・・」 ハナ「私のほうが何処か出てってしまいたい心境だわ」みどり「出てったら?みんなお母さんに頼ってばかりいるんだもん、案外そのショック療法の方が利くかもよ」 「出て行くところがない」「あるわよ・・札幌」「札幌?」「(そう)お父さんのところ」 ハナは家族、住人を集め門の外で“迎え火”を焚き「これを跨ぐと一年じゅう病気しないといいますからね」と帰宅した俊一全員に跨がせる。そこへ俊一を追った井川礼子の姿が・・・ 「帰りなさい!話は病院で済んでるはずだ!」「先生・・」ハナたちの招きに無言の礼子はその場を立ち去る。俊一は2人の関係は恋愛感情ではなく彼女の医療ミスによる相談だと弁明。 言い訳する俊一にハナは「あんたのことはもう母さん卒業しろと言うの?」俊一「できればそう願いたいね・・大体あなた面倒見が良すぎるのですよ・・2階の連中が独り立ちできないのは・・」とハナのせいにする。 俊一に言われたことがショックのハナ「何だか疲れちゃった・・」便箋に「みどりさん、留守のこと頼みます」と書き置きをし、羽田の最終便で札幌の俊朗のもとへ旅立つ・・・。 |
第16話 札幌の俊朗の部屋ではハナが朝食の準備をしている。「あなた、そろそろお時間ですよ・・」とベッドの俊朗に声をかける。 一方ハナのいない青山家は新八たちが朝食の準備をしている。 札幌の二人 俊朗「だからさ、チョイチョイ家出してこいよ。週に一度、いや一ヶ月に一度でいいから・・こうしてちゃんと朝飯食いたいじゃないか・・」 青山家の俊一とピン子「大体、おとなげないんだよな、お袋も・・」「そうゆう言い方よくありませんよ、悪いのはこっちなんだから」 俊朗を送り出すハナに新八から電話がかかってくる。「どうか帰ってください」「あなたたちがピン子ちゃんと仲直りしなければ帰りませんからね。どうか留守番のことはよろしくお願いいたしますよ」部屋の戸締りをし帰京の準備をし終えるとチャイムが鳴った。玄関のドアを開錠しトイレに身を隠すハナ。 「萌野です・・恵知子です・・おトイレかしら・・」部屋のカーテンを開けながら「支店長さん・・うそよ、おトイレに入ってる人間がどうしてドアを開けられる?」 トイレから顔を出すハナを見て 恵知子「何をしてるのそんなところで?」ハナ「あなたどなた?」恵知子「あなたこそ何者?だめよ、あなたそんなとこに隠れようたって、出てらっしゃい。図々しいわね、どうやってここへ入ったの?・・・二度とこんな待ち伏せは許しませんよ」 ハナのことをバーやクラブのママと決めつける恵知子。そして俊朗の顔立ち、肩書きを自慢し「私の目を盗んでぬけがけしようたって許しませんよ」ハナ「そう言うあなたとはどういうことになってるんでございますの?」恵知子「気になるの?フフフ・・そりゃ気になるわね・・私は正真正銘の奥様の代理人です」ハナ「何ですって?」 「今度秘書課に入りました萌野恵知子です。よろしく、あなたの名前を伺うわ?」「申しあげる必要はございませんわ」「そうは参りませんことよ、このことは東京の奥様に全部報告する義務があるんですもの・・私と奥様の間はそう言う約束になっているんです」「そんな話私は始めて聞きました」その後ハナと恵知子の問答は続き、「さっさとお帰りなさい、ちょっと待って・・一筆書いていただくわ」と念書を書かせようとする恵知子に断ったハナは、しまいには産業スパイ扱いされてしまう。「もう許さないわ」と強引に腕をつかみ警察に連れていこうとする恵知子。 「ただいま」と俊朗が戻ってきた。怒ったハナは部屋から出て行ってしまう。「萌野君」「お叱りは覚悟してます。でもあんな女と付き合うなんて見損ないましたわ・・私、東京の奥様にご報告申し上げます」「馬鹿!あれが女房だ」「女房って?」「私の家内なんだ・・」あっけにとられる恵知子「私・・知りませんでした、なんにも」「いちいち君に断る必要がどこにある?」「そりゃそうです・・どうしましょ?」「あの顔見ただろ、そんな相談してる暇はないよ・・」 ハナを乗せた飛行機は東京へ。俊朗は空港ロビーの公衆電話で恵知子に小銭を投入させながら新八に「自分も次の便で東京に向かう」と連絡する。 慌てて戻った俊朗だが新八からハナがまだ帰ってないことを知らされる。翌朝10時に会議がある俊朗は朝一番の飛行機で札幌に戻らなければならないことを新八たちに話す。そこへ「今晩は・・奥さんは?」と様子を見に来る法子 「今、お風呂に入ってる」と嘘を言う新八たち。 俊朗がいることを報告する法子に帰宅を勧められるが戻りたくないハナ 「つらいですね、奥さんも・・」「ええ・・まあ」と困惑するハナ 翌朝、みどりが出掛けるところを加奈江に呼び止められ、女子寮のハナの部屋へ。「みどりにだけはここにいることを知らせておこうと思って・・」とハナ 「みどりちゃんも今日からここへ引越しなさいよ・・」と法子 札幌の俊朗に新八から電話「もしもし、野田か?えっ?みどりも出てった?」 その後、俊一が病院に詰めきりで帰ってこずピン子と新八たちの3日が過ぎる。新八「しかし、いごこち悪いな」洋次「先輩、思い切って荷物まとめましょうか?青山家に残っているのは全員他人っていうのはどっからみても不自然ですよ・・」亮「居候どもがこの家を占領しているという噂がボチボチ立ち始めています」「荷物をまとめて出て行くのは簡単や、奥さんが帰ってきて、正式に出て行くの筋だ」と言う新八はあと1日たったら俊朗が帰ってくるのでそれまで我慢して欲しいと頼む。 法子がドア穴で外を窺うと、とめの顔が・・・。ハナのいない家には泊まれないと女子寮のハナのいる部屋へ来た。「ハナさん、家出の感想どう?」雪江と喧嘩したとめは本気で女子寮に泊まると言い出す。実はみどりに頼まれたことを打ち明ける。「心配して静岡まで電話かけてきたんだもの・・子供ってかわいいもんだよね」 3日間の道内出張を終え、心配顔の俊朗が玄関を開ける。「お帰りなさい、お父さん」とみどり 「みどり、お前・・」「お母さん、お父さんのお帰りですよ・・」俊朗の浮気話を心配した新八たちは2階の踊り場から様子を窺うと部屋からハナと俊朗の笑い声が聞こえる。 「言ったじゃないか、チョイチョイ家出してこいって・・そしたらあんな馬鹿みたいな誤解が起こりっこないんだから」「そうですね・・そしてカオルというバーとサボイヤというクラブをご案内してもらいましょ・・」「オイオイ・・」「そんなにモテてるって知らなかったんですもの・・あ、そう、今度萌野恵知子さんにお目付け役をお願いしようかしら?」「」その代わり当分の間、2階の野田たちをよろしく頼む」「そのかわり浮気なさったら一人ずつ放り出しますからそのおつもりで・・」「あ、どうぞどうぞ・・」自信たっぷりの俊朗「女房妬くほど亭主モテもせず・・」酒を交わし二人の会話は続く・・・。 |
森繁さん特別出演の第17話 蝉の鳴く暑い夏の午後、新八と久右エ門は亮の提案でパチンコに出掛けた。 店内は涼しく金欠の2人はうまくすれば金儲けになると思ったからだ。 持ち玉が無くなるところに老紳士が現れた。 「この台はでないよ」運動力学とエイの研究を専門とする大学教授と名のる岩崎(森繁)はパチンコと運動力学の関係を2人に力説する。 この後、東大の知り合いにエイのエッセンスから抽出したドロップを届けるところだと言う。 「これを飲むと司法試験は簡単に合格する」と老紳士。 エイは下等動物でそんな効力はないと言う新八に対しどうしても試験にパスしたい久右エ門は、食事代、大学授業料、交際費、自分の管理費として実家からの仕送り金14万2千円のうちドロップ代の6万4千円を岩崎に払って有頂天。 このドロップ実はただの便秘の薬。岩崎は言わずと知れた詐欺師だったのです。 公園の東屋でお金の勘定をしながら 「若いの、悪く思うなよ。私もこんな事したくないんだ。しかし君は青年だよ、大志を抱け、年寄はこうでもしなければ食ってはいけないんだよ。日本は福祉が駄目だからな・・・。今日は鰻でも食うか・・・。」 |
第18話 お盆を前に久右エ門はエイのドロップにお金を騙し取られ一文無し。そんな久右エ門はピン子から無利子でお金を借りたこと、二人の仲が急接近したことを新八たちにからかわれる。 福島への土産物を買いに出掛ける久右エ門は門の外で咲子と会う。「俊ちゃんならいますよ」「いえ、野田さんいらっしゃらないかしら?」「先輩に御用ですか?」「ええ」 「ごめんください、こんにちは」 応対したハナに「お上がりになったら?」その時、2階から新八、居間から俊一が同時に現れる。俊一「やぁ、しばらく」新八「なにか御用ですか?」咲子は新八に「あのーちょっと出られません?」新八「僕にですか?あのー何の御用でしょう?」出掛ける新八と咲子 見送る俊一たち 居間の憂い顔の俊一 みどり「兄さん、どうしたの?」俊一「別にどうもしないよ」ピン子「ツバメ返し・・ツバメ返しですよね、俊一さん?」みどり「そう?誰に?誰のこと?」俊一「なんでもないよ、参ったなピンちゃんも・・」ピン子「そうですか?そう言うことにしてきましょうか?」俊一の気持ちを察知したハナは「今日は特別に暑いんじゃないの?」 漫画文庫の新八と咲子 咲子「野田さん、他でもないんですけど・・志津さんのこと本当にいいんですか?」「いいんですかって、別に・・」「なんでもなかったとおっしゃるの?」新八は志津には知り合う前からのお付き合いしている人がいることを説明するが、「私が聞いているのは野田さんのことですわ?」「僕は、別に・・」「野田さんって正直じゃないんですね?」咲子は志津の日取りを話す。「今週中にお店をお閉めになるそうよ」「また急な話やな・・いっぺん一君に会わんといかんな・・」深刻な新八の顔をじっと見つめる咲子は気晴らしにパチンコを教えてと誘う。 久右エ門はパチンコ屋で二人に出会いそのことを青山家に報告する。「俺、大変なもの見ちゃったよ・・野田さんとある女性がパチンコしてました。その女性とは誰でしょう?」みどり「お嬢さんでしょ・・平野咲子さん」「そう、あれ?なんでビックリしないの・・・」話を聞きたくない俊一は席を離れる。みどり「やっぱりショックなのかしらね」ハナ「平野さんって元々野田さんのお知り合いなんでしょ?」みどり「そうなのよ、ツバメ返しのツバメ返し」 2階の洋次にも「そりゃちょっとまずいですよ・・なにしろ俊一さんのツバメ返しでしょ?」久右エ門「そうか・・俺そのことコロッと忘れていたよ」洋次「先輩、俊一さんどんな顔してたんですか」「俺たちが追い出されることになったら、それはツバメ返しのせいだからな・・あの人昔から人選ばないんだもん」と久右エ門は古い話を持ち出し新八を非難するのであった。 新八と咲子は祝い品を持って「志津」を訪れる。応対に出た志津に「二人揃って結婚のお祝いに伺いましたの・・」と咲子 新八は「志津」での思い出を話しそして最後の晩に送別会をする約束をする。「志津さんどうしたの?」と男が2階から降りてきて二人に婚約者を紹介する志津 そして「結婚のお祝いを持ってきてくださったの」新八と咲子に頭を下げる二人 簡単な挨拶を交わし「どうぞ、お幸せに・・」「ありがとうございます・・」「じゃあ、失礼しましょうか?」二人に見送られる新八と咲子 一言もしゃべらない咲子に、新八は「平野さん、なに怒ってるんですか?」「別に怒ったりなんかしてませんわ・・ただ呆れているだけ・・」「なんぞ、呆れるようなこと言いましたか?」咲子は「本当に鈍感な方・・」と言って走り去ってしまう。 みどりやとめに話かけられても咲子のことが好きな俊一は新八と咲子のことが心配で上の空 「ただいま」と新八 「どないした?俊坊」「別に・・何処行ってたの?」「志津さんの結婚のことでちょっとな・・」二人が交際してると思った俊一は少し安心するのであった。 |
第19話 福島に帰省していた久右エ門が青山家に戻りハナたちと土産話しているところに初老の紳士が現れた。名刺には「平野弥八郎」と書かれている。軽い挨拶を交わし「じつは娘のことで・・」「咲子さんのことで?」「咲子と野田さんとおっしゃる方のことで・・」 ハナは談笑中の新八に耳打ちする。新八「えっ!」 ハナは新八たちを2階に追いやり弥八郎を茶の間に通す。 新八は籐椅子に腰掛け考え込む。久右エ門「奥さんの顔色ったらなかったな」洋次「相当大事なお客じゃないのかな」久右エ門「ピンちゃん、あの人誰?」ピン子「なんか、松の木のある、ほら、お庭のさ・・」洋次「じゃ、平野咲子さんの?」ピン子「お父さんらしいよ」久右エ門「お父さんがなんでまた?」と全員が新八の顔を見る。新八「こら!気にすんな、俺のことなんか・・」久右エ門たちは俊一への正式な申し込みと思い、新八の失恋?をなぐさめるのであった。 新八はハナに呼ばれ弥八郎の前へ。ハナが「野田でございます」と新八を紹介する。 弥八郎「野田新八さんとおっしゃるんでございますな?」新八「はい、魚河岸に勤務しております」弥八郎は「新八の"八"の字は私、弥八郎と同じ八の字でございますな・・八の字は末広がりと申しまして縁起がいいですよね」と意味不明のことを言い出す。そして新八の身辺、結婚の意志等、ズバズバと質問してくる。「失礼ですが・・お年は?」「はぁ、お恥ずかしながら・・齢32才になってしまいました」「32才?なるほど」 ハナがフォローする。「あの、男の32はまだまだねぇ」すると弥八郎は「まだまだお若いですよ、私なんざ56です。奥様は?」ハナ「はぁ?」 弥八郎はボケとツッコミを演じながら話の核心に迫ってくる。 そして新八に「うちの咲子をどう思いです?」弥八郎は次々と勧める縁談を断る理由を咲子に問いただすと彼女は新八の名を挙げたからである。ハナ「咲子さんがあんたと結婚したいっておっしゃたんだって・・」新八「あの、なにかのお間違いやないでしょうか?」弥八郎「あなたもそう思われますか?私もふとそう思ったんですが・・あの、野田新八さんに間違いありませんよね?」新八「はい」弥八郎「じゃやっぱり、あんたさんですわ」新八「そのようで・・」 弥八郎は新八と話しているうちに娘が新八のことを好きになった理由が分かってきたと言い出した。そしてこのことは咲子に内緒にして欲しいとハナたちに言い残し帰って行った。 そして・・「俊坊」「野田さん、おめでとう・・正式に申し込みだって?」新八と俊一は握手し兄弟のように抱き合った。 その晩の「志津」は・・・カウンターのなかでは咲子がお酒をお燗し新八は魚を捌いている。久右エ門が熱唱し、酒を交わしながら志津の最後の晩を愉しんでいる。全員乾杯の後、志津は「ありがとうございます。そして一のことよろしくお願いします」と涙の謝礼。 送別会も終り青山家に帰った男たち。門は鍵がかかって中に入れない。猫の鳴き真似をする男たち・・・。 |
第20話 新八の部屋にピン子が慌てて呼びに来た。「野田さん、何度呼んだら分かるのよ・・電話・・」「誰から?」「松の木のあるお屋敷の・・」「お嬢さん?」「ううん、お父さんらしいわよ」「弥八郎さん、何の用やろ?」 階下の電話をとる。「もしもし、お待たせしました。野田でございます・・今日でございますか?・・はい、喜んで参上いたします。」 弥八郎から将棋の誘いだった。 ハナは新八に「野田さん、あちらさんに気に入られたのよ」「そやといいんですけどね」 ピン子は「今頃将棋盤磨いて待ってますよ」と茶化す。新八は将棋のルールを知らないのである。 新八は久右エ門に「俺の後見役できてくれ」と誘う。二人で行ったら将棋にならないからである。洋次と亮は新八に誘われなかったことに落胆するが支度の準備をしている久右エ門に聞かれないように訳を話す。「俺がなんで久右エ門を連れていく思んやな、君ら二人がきてくれたんやら、俺が引き立たんがな?負けそうやがな、物事すべて対比や・・あいつ連れてったら、俺がぐ〜んと浮き上がるがな・・そやろ?」 洋次と亮は納得する。 平野家では弥八郎が将棋の本を読みながら駒の動かし方を勉強している。弥八郎は咲子に「咲子、たしか飛車はこっち側だったよな?」「うん、そうよ。並べ方も分からない人にどうして将棋ができるのよ?」「しかし、野田さん期待して来られるからな・・何か方法ないかな?」「馬鹿ねお父さん、将棋盤隠しちゃえばいいじゃない?」 咲子が庭の花を取りに行っていない時に、つね子に「あいつ、平気な顔して本当に惚れているのかな?」「照れてるんですよ・・きっと」「あいつが人の嫁さんになるなんて信じられん?」 咲子は花を花瓶に生けて、将棋盤を屋根裏部屋に持っていく。一方、スーツ姿の新八と久右エ門はハナたちに見送られ平野家へ・・・。 平野家の客間に通された二人につね子は「ようこそ、いらっしゃいました」と挨拶。新八が「あの・・初めまして、わたくし・・」と言いかけたとこで久右エ門が「杉本久右エ門と申します」と挨拶する。つね子がおかしな顔をしたところで久右エ門「僕が杉本久右エ門でございまして、こちらが先輩の・・・先輩名前なんてったっけかな?」新八「初めまして、私が野田新八でございます」と返礼すると何故かほっとしたつね子であった。つね子は「ただいま参りますから・・」と弥八郎を呼びに席を離れた。新八「こら!お前、俺の名前がなんで分からんのや?」「あ、それは・・俺、あがってたんだ・・きっと・・」「なんで、お前があがらないかんのや・・」そして新八は弥八郎が来る前に将棋の駒の進め方を久右エ門に教わるのだが・・・。 咲子が二人にお茶を出し弥八郎が将棋はやめたようだと話す。ほっとした新八であったが弥八郎に将棋は知らないと正直に話すのであった。弥八郎も安心したのか大声で笑う。 弥八郎、つね子、新八、久右エ門が談笑しているところへ咲子が一を連れてきた。弥八郎が一の就職の世話をしそのお礼であった。 漫画文庫では、洋次と和美が険しい顔で話をしている。洋次は結婚を前提に付き合っていると思っているのに対し、和美はそんな意思はなく両親に話してないと打ち明ける。二人の深刻な顔を見ながら新八と咲子が入ってきた。「何もかもスッキリさせたかっただけ・・」と志津、一姉弟のことを話す咲子。志津にこだわる新八に対し、「私のほうの問題よ・・女って駄目ね、100%自分のほうに向いてもらいたいものなのよ・・」 両親に気に入られたか心配の新八を安心させる咲子。 平野家に残された久右エ門は一を青山家に連れてくる。出迎えたみどりは一に一目惚れ・・・。気落ちした洋次は物干し台で洗濯物を取り込んでいると真向かいの寮の和美から打ち明けられる。「手紙出すわ・・お父さんに手紙書くわ・・」「わ〜い、やった〜」絶叫する洋次 青山家の三人に“春”が来た。 |
第21話 そろそろ夏も終わりの暑い日の夕方 札幌の俊郎から4日間の休暇が取れたと言う電話に喜ぶハナ 夏休みのない新八たちは、亮が予備校の友人から熱海のホテルに2泊3日の招待をうけ喜んでいる。新八はハナたちも誘ったが俊郎の休暇を理由に断られたため、和美たちを誘うことに・・・。 和美から「シャトーテル赤根崎」のパンフレットをもらい亮を除く3人はその施設の紹介写真を見て感動している。 亮「先輩!青根崎じゃなかったんですか?」新八「赤と青と違っとったらえらいこっちゃぞ・・信号だったら止まれと進めの違いがあるんやぞ・・」 パンフレットだけで興奮している久右エ門たちを見て言葉が出ない亮であった。 出発当日、新八は魚河岸の問屋の社長から車を借り、いざ熱海へ・・・。 ホテルに着いた新八はハナに電話報告「聞きしに優る凄いホテルですわ・・久右エ門なんか水を得たカバの如く大はしゃぎですわ・・」 プールで戯れる久右エ門たちにマネージャーが詰め寄り「塚原亮様とおっしゃるお友達は心当たりがない」と副社長の伝言を伝える。ホテルを追い出された4人は市内を走り回り「シャトー青根崎」を発見する。「赤根崎」とは月とスッポンのオンボロ旅館だった。 主人の根崎は4人にお茶を出し「これ飲んだら、早速仕事にかかってもらいますか・・」新八「仕事って?」 1年ぶりの団体の予約が入り父の仕事を手伝いたくない息子が亮に仕事を押しつけたのだ。帰ろうとした時、責任を感じた亮が一人だけでも手伝うと言い出したため、結局残りの3人も働くことに・・・。翌日和美たちと「赤根崎」で合流する約束をしていた新八は慌ててハナに電話して和美たちに断るようお願いするのであった。 一方、青山家には俊郎から休暇が中止になって帰れなくなったと言う電話が入り、盛大な料理を作って待っていたハナはがっかりする。 「青根崎」では団体客の地獄の接待の4人 昼間は仕事がはかどり、風通しが良くなったと悪口を言ってたピン子たちも、男たちのいない、そして虫の音がはっきり聴こえる不安で寂しい夜を過ごすことに・・・。 地獄の接待が終わり根崎の翌日の招待に不安を感じた新八たちは1日早く「青根崎」を出ることにした。翌朝、根崎は新八たちに箱一杯に詰められた海老と魚を進呈し、感謝の気持ちを表わした。 不安で寂しい夜を送ったみどりとピン子は新八たちに会いに熱海へ行こうとするが・・・そこへ車のクラクションの音とともに男たちが帰ってきた。そして楽しかったデラックスホテルのひととき?を聞かせるのであった。 |
第22話 久右エ門が物干し台で踊っていると、料理本を持った梨花に声を掛けられた。「あ〜ら、河豚(ふぐ)本さん・・」「河豚本だなんて・・俺、杉本ですよ・・お出かけですか?」「ええ、お宅まで・・」そこへ加奈江が加わり、大学を卒業できない久右エ門を馬鹿にする。久右エ門は仕返しに料理教室で試験をしようと企てる。ハナは乗り気でなかったが、日頃から寮生に恨みをもつピン子、新八たちが加わり試験問題を作る事になった。しかし、咲子や和美も習っていることに気付いた新八と洋次は試験の中止を訴えたのだが・・・。 ハナは寮生に新八と咲子の婚約を発表、魚の捌き方を伝授する新八、ピン子が試験問題を持ってきたところで、水戸に住む久右エ門の姉、良子が突然の来訪。試験は中止に・・・。 母の勧める見合い話を断る久右エ門が恋人が出来たと手紙に書いた為、母に頼まれた良子がそれを調べる為の上京だった。恋人がピン子であると久右エ門は良子に紹介し、早くも良子はピン子に「妻の心得」を伝授するのであった。 「ピンちゃん、明日の合格、あの星に祈ってて・・俺、合格したら裁判官でしょ、そしたらピンちゃん裁判官の奥さんだね・・」「私が裁判官の奥さんになったらさ・・大島の母ちゃんどんな顔するだろうな?」「いっぺん、大島にもご挨拶にいかなきゃね・・」「うん・・」物干し台で二人は星を見ながら語り合う。 良子は福島の母、ハナは大島のピン子の母に、二人の事を報告することに・・・。良子「久右エ門のこと、くれぐれもよろしくね・・」 そして司法試験合格発表の日 何度見ても掲示板に名前が見当たらない。がっくり肩をおとす久右エ門であった。 |
第23話 久右エ門の不合格を知らない新八、洋次、亮はラグビーボールをご神体に見立て祈っている。茶の間のハナ、電話台の前のピン子も久右エ門の電話連絡を待っている。 洋次は時計を見ながら「しかし遅いなぁ」亮「やっぱり駄目だったんでしょうか?」新八「こら!縁起でもないこと言うな・・待ってるとかかってこん、待ってへんかったらかかってくる。そうゆうもんや、運命ちゅうもんわ・・」亮に下の様子を見に行かせ「洋次、覚悟決めよ・・今度もまたあかんかったに違いないわ・・」「もう一度だけ祈りましょう?」 門の前の久右エ門「こう言うの、敷居が高いって言うのだな」おそるおそる玄関の戸をあける。ピン子「お帰りなさい」「ただいまピンちゃん・・俺の名前さ・・どうゆう間違えだか出てないの・・ごめんね・・」「そう・・よかったわね・・」久右エ門が偉くなると困るから不合格を神様にお願いしたと言って泣きながら奥へ行くピン子。そしてハナ、新八たちに「見事にすべりました」「おめでとう、すべらんと久右エ門らしくないがな〜」笑顔で報告し、そのまま部屋で号泣する久右エ門であった。 新八たちの誘いに応じず部屋から出ない久右エ門、ハナは庭で泣いているピン子の傍へ 「世の中思いどおりにいくもんじゃないのよ・・仕方ないじゃないの、試験って人を落とすためにあるのだから・・」そして「人は楽しい時ばっかりじゃないのよ・・苦しい時が多いぐらいなのよ」「ピンちゃんは杉本さんの何なの?」久右エ門の力になってあげなさいと激励するハナに「どうしたら力になれるんですか?」答えが見つからないピン子に叱咤し「ずっと就いててあげるとか・・未来のダンナ様でしょ?」途中ハナに付き添われながらも久右エ門の部屋の前で呼びかける。 「久右エ門さん、あけて」閉じこもっていた久右エ門は戸をあけピン子は部屋の中へ・・二人は思いっきり泣きながら「残念だったわね」「ピンちゃんだけだよ、俺の為に泣いてくれるの・・どうもありがとう」そしてお互いの涙を拭きながら、やがて二人の顔は笑顔に・・・。 1週間後 咲子が青山家に来た。 ピン子は機転を利かし亮を部屋の外へ連れ出し咲子は図面をひいている新八の部屋に・・・。新八は12年間見続けた窓の外の風景を二人で見ながら、ハナたちに迷惑かけたことを恥ずかしくも、そして楽しい思い出として咲子に語る。結婚後、青山家を出たら給料の一部を家に残る亮の生活費に充てて欲しいと咲子にお願いすると、咲子は弟のような亮を引き取り一緒に暮らすのが当たり前と猛反発。そして新八を好きになった理由として孤児の亮や一への面倒見の良さに感動したことを打ち明ける。 茶の間ではハナの前で久右エ門とピン子がマンションか一戸建てにするか相談している。ハナ「勝手なことばかり言っちゃって・・みんないい気なもんね・・そんな大金誰が出してくれるの?」山を売れば何とか・・の話に「ええ、そう・・そんなにお金があるんだったら、今までだってきちんと下宿屋さんとかアパート借りてたほうがよかったんじゃない?ずいぶん寂しいお話ね・・」怒って席を立つハナ 洋次は亮を呼び寄せ「二人で下宿探そうか・・」と新八が出て行った後のことを相談する。「六畳一間で二人一緒だ・・」「僕はいくらぐらい出せばいいんですか?」「馬鹿!浪人が何言ってんだ・・亮ちゃんに出させるぐらいだったら誘ったりしない・・どうせ昼間は工場に行っていないし一間の同居でも差し障りなく勉強に専念できる」という洋次の優しさ・・・。 夕食時、口も開かなかったハナを心配した久右エ門の失態を謝りに行く新八 そこへ俊一が加わり「野田さん、待ってよ・・少しはひとの迷惑ってことも考えてくれないかな?野田さんと亮ちゃんが二人いっしょにこの家出て行ったらあの部屋が空いちゃうじゃない・・あの部屋が空いたら俺は今アパート引き払ってこの家に移ってこなければならないじゃない?」ハナ「そう、そうですよ・・ほらごらんなさい?」それでも俊一に同居を勧める新八に、ハナは「野田さん、あんたそんなに私を寂しがらせたいの?」と反撃。ピン子と久右エ門も出て行き「こんな賑やかだった家がいっぺんに・・そんなこと堪えられませんよ・・さっきの杉本さんの話だって私がそんなことで怒ってると思ってるんですか?食事中に黙ってしまったのは、この人たちがいなくなったらどんなに寂しくなるだろうって涙が出そうになったから・・・」新八「奥さん・・・」 泣きながら駆け寄るピン子。ハナ「みんな家族の人でしょ?青山の人でしょ・・そうじゃないんですか?」廊下で聞いていた久右エ門も泣きながらハナの傍へ 新八「ありがとうございます・・」泣くみんなを見て、俊一「みんなどうしちゃったんだよ・・なんか催涙品ぶちこまれたみたいにさ・・」 日頃威張って反省しない久右エ門に喧嘩を売る洋次と亮。 そこへ札幌の俊郎が帰ってきた。そしてハナに「今度の異動で営業統括本部長として東京の本社に戻れることになった」と喜びの報告をする。 |
第24話 明日は新八の結婚式。ハナはその準備のため余念がない。新八は独身最後の風呂を4人で楽しむ。茶の間では青山家全員が揃い最後の酒席が行なわれた。俊一は飲み足らず二次会で飲みなおそうと提案するがハナに止められる。「私はあなたを明日無事に平野咲子さんにお渡しする責任があるんです。わざわざ縁起の悪いことを言うつもりはありませんけどね、万一ということがあるでしょ・・みんなでご機嫌で繰り出して万一事故にでもあったらそれこそ・・・」 「奥さん、ありがとうございました」と新八は頭を下げ、ハナに内緒で2階で飲みなおすことに・・そして洋次たちからカードと犬のぬいぐるみをプレゼントされる。カードには「おめでとう 永年我々3人を苛めぬいた報いとしてこれを贈る 久右エ門 洋次 亮」と書かれていた。新八の提案で最後の夜は4人で雑魚寝することになった。 俊郎とハナはお茶を飲みながら新八のことを語る。「12年か・・つい、こないだのような気がするな・・」「うちに来た時は丸坊主の可愛い学生さんでしたがね?」「しかし良かった・・いいお嫁さんにめぐり会えて・・きっとうまくやっていくよ、あいつなら・・」「決まってますよ・・自慢じゃありませんけどあのひとほど知らん顔して気のつくひとありませんからね・・」飲み足らない俊郎のため酒の準備をするハナ 俊郎「この家の人間として最後の朝御飯だ・・」新八「長い間お世話になりました」この日の朝食は新八の門出を祝って赤飯が炊かれた。ハナは久右エ門、洋次、亮に「この家からめでたく巣立っていくときはこうやって送り出してあげますからね・・」 紋付袴の新八を万歳三唱と拍手で送り出す。 結婚の神前奉告の儀式も終り披露会場では司会進行は久右エ門と洋次が務め、弥八郎の故郷のよさこい節と熱唱と久右エ門の余興の舞が披露された。舞を終え会場の外へ出た久右エ門はひとり涙を流す。心配したピン子は寄り添うとしたがハナに促されそっとしておいてあげることに・・・。最後に俊郎が挨拶 「野田君とは、彼が大学のラグビー部に入ってからの知り合いです。その後12年、野田君は私の家に暮らしてきました。私が地方勤めで留守がちなものですから、野田君は留守番役を努めてくれました。私どもにとりましては家族同様であります・・・野田君は幼くしてご両親を失い、特に一番可愛がっていた、たった一人の弟さんを亡くしてから無類の世話好きでありまして後輩を可愛がること、まさに肉親以上であります。そのため我が家の番人はいつしか4人に膨れ上がりました。」と久右エ門、洋次、亮を紹介し「聞くところによりますと、新婦咲子さんは野田君のそうゆう性格に惹かれなさったとか・・その目はまさにあっぱれというほかありません。」咲子に向かって「咲子さんにお願いします・・これからは私共にかわって野田を・・野田新八をよろしくお願いいたします・・単純素朴でどっか抜けたところがありますが、実にいいやつです・・よろしく・・よろしく面倒みてやってください・・・二人仲良く、末永い幸せを祈っております」 式も終わり、漫画文庫で洋次と和美は感動を語り、亮は漫画に夢中のみどりに話かけるが・・・ 青山家では、「いまどのへんでしょうね?」とハナは俊郎にお茶を出しながら静かなひとときを過ごす・・・。 |
第25話(最終回) 「新八・・おいで・・おりこうさん・・おすわりは?」ハナは犬に餌をやる。犬小屋は新八が自ら図面をひき完成させたものである。みどりが犬を欲しがったためと自分が出てってもハナたちが寂しがらないためにこの家に犬を残したもので新八と名付けられた。2階では亮は英語の勉強をし、久右エ門は荷造りしている。久右エ門は、ハナに呼ばれ司法試験を簡単に諦めて郷里に帰ることを心配して尋ねられる。家業を継ぐことも考えたが将来妻となるピン子のことを考えて中学の教員になることを報告する。 「奥さん、ただいま帰りました」新八は土産を持ってひとり青山家へ スケジュールをたてた亮の話だと今頃法隆寺から奈良へ帰るバスの中なのに、予定より1日早い帰宅にハナたちは穏やかでない。旅慣れしていない二人は人混みという理由も重なって旅行を中断したことから、喧嘩別れして4日でつまづいたという憶測を招くことに・・・。久右エ門や亮の心配をよそに、ハナたちと笑いあう新八 そこへ咲子が遅れて帰宅し、二人で旅行の土産話をする。 咲子はハナと茶の間に残り、新八は2階の部屋へ 亮は家に残り受験勉強を続け、久右エ門は郷里で教師になることを新八に話す。洋次はアパート探しで不在だった。 ハナは咲子に話をする。「野田さんが家に来たのは、そう、まだみどりが幼稚園の頃だったのかしら・・それからずっとこの家にいるのですからね・・自分の息子のような気がして仕方がないの・・」そして将来俊一が迎える嫁に言うことを咲子に話す 「野田さんのことは、どうぞよろしくお願いします・・元気そうにみえてね、あれで風邪をひきやすくもろいところもあるのよ・・気をつけてあげてね・・」そして「何か困ったことがあったら、何でも遠慮なく相談に来てちょうだい」 咲子の「ハイ」という返事の後、席を立ち涙を流すのであった。 俊一が帰宅し、咲子に「どぉ、しあわせ?」という愚問に、「ガールフレンドは?」と反対に質問され「俊一さん、お母様に感謝しないと罰があたるわよ・・」そして小さく「借りだけは返しておかなくっちゃ」と聞こえないように独り言を言う咲子 1週間後 久右エ門も洋次も出て行った。俊郎が帰宅するとみどりが出迎え、2階から亮も下りてきた。散歩を誘う亮にみどりは冷たい・・・そこへ配達途中の一が立ち寄り、みどりは手伝ってあげると言って二人で外へ出かけてしまう。亮はみどりに失恋する。久右エ門のいないピン子は元気がない。ハナは洗濯物を取り込みそのまま新八のいた部屋に入り、籐椅子に揺られながら、賑やかだったころの思い出に耽る。 とめに魚と野菜の安い店を教えられても、人数が減ったのでいらないと答えるピン子。そしてお米をいつもの3倍炊こうとしハナに咎められるがごまかすことに・・実はピン子には隠し事があった。 亮は門の外でひとを待っている。そこへ背負子に野菜いっぱいの久右エ門が現れた。中庭を通り「福島の野菜いかがですか?」「まぁ、杉本さん」のとめの声に喜ぶハナ 「あら〜ピン子ちゃん知ってたのね・・杉本さんが来るの?」「杉本さんだけじゃありませんよ・・野田さんも堀越さんも・・」 久右エ門「先輩まだですか?なんだべ野菜がきたのに魚がこなきゃしょうがねぇじゃねぇの?まだあのお嬢さんとベッドでいちゃいちゃしてんじゃねぇの?腹立って来たなぁ」すると「腹立たして悪かったな」と勝手口から新八が鮭を持って現れた。 中庭のほうで「おはようございます」の声がする。「奥さん、ご無沙汰してます」と洋次が・・・。新八たちはハナの為に物置小屋を作りに帰ってきたのである。 新八と洋次が材料の調達に出かけたところへ青山家に青井伊津子と名乗る女性が尋ねて来た。ハナは帰宅した俊一に尋ねるが知らないと言う。実は彼女、咲子がガールフレンドが出来ない俊一のために押しかけ見合いをさせるために寄こした咲子の友人である。ハナは俊一と伊津子が意気投合するのを見て喜ぶ。 新八たち4人は小屋作り、咲子はハナたちに加わり配膳の手伝い、料理がテーブルに並べられた。「じゃぁ皆さん手を洗って、ごはんですよ」の呼びかけに4人の反応はなし・・そして茶器戸棚から笛を取り出し思いっきり鳴らす。トランプに夢中のとめ、寝ていた俊郎も・・・。 全員でご飯を食べながら・・新八「やっぱり、かやく御飯は奥さん以外は考えられませんわ・・」「あら、本当?嬉しいわ」と咲子の顔をみると・・咲子も笑っている 「ごめんなさい」とハナも笑顔で返す。俊郎ととめの「お酒」の声に、台所へ行ってお酒の準備をしながら、食事中のみんなに最高の笑みをおくるハナ |
いごこち満点第1話解説 昭和51年4月6日(火) 新番組 いごこち満点 “夫の留守宅まるで下宿屋に” <初共演の山城新伍と山岡久乃> 解説: 夫の単身赴任で留守を守る主婦と、その家の下宿人たちの生活 を描く。 青山ハナ(山岡久乃)の夫俊郎(高松英郎)が単身赴任を始め て早くも十数年。ほんの短い間のつもりで下宿させた俊郎の後 輩野田新八(山城新伍)は、すっかり根をおろし、杉本久右衛 門(西田敏行)堀越洋次(小倉一郎)の二人を連れ込んでい る。青山家は今や下宿屋同然。さらにハナのおば(山田五十 鈴)とお手伝い(泉ピン子)まで転がり込んできた。子供たち (目黒祐樹、片平なぎさ)と水いらずで暮らしたいというハナ の願いは、当分実現しそうにない。 *文中の久右衛門は正しくは久右ェ門ですがそのまま転記しました。 |
いごこち満点第2・3話解説 昭和51年4月13日(火) 第2話解説 “下宿人たちは腹ペコ” きょうはハナ(山岡久乃)のキゲンがいい。札幌支店長の夫俊 郎(高松英郎)と大学病院医局勤めの息子俊一(目黒祐樹) が、そろって家にいるのだ。俊郎に連れられ、娘みどり(片 平なぎさ)と一緒にハナはいそいそ買い物に。 ところが、留守中、困ったのが下宿人たち(山城新伍、小倉一 郎ほか)。昼ご飯ぬきの腹ぺこ。隣のバスガイド寮にいる和美 (多岐川裕美)たちに食事の支度を頼み込んだ。俊一にあこが れる彼女らは大ハッスル。ところが井川礼子(梶芽衣子)なる 美人が、俊一を訪ねてきてガックリ。ほかに山田五十鈴ら。 昭和51年4月20日(火) 第3話解説 “田舎から母、久右衛門びっくり” ハナ(山岡久乃)の家の下宿人の一人、杉本久右衛門(西田敏 行)の母むら(原泉)が田舎出てきた。一晩、むらと同じ部屋 に寝たとめ(山田五十鈴)は、むらのいびきで大迷惑。 翌日、母が来たと知って久右衛門はびっくり。昔かたぎのむら に対して、大学五年生で不しょうの息子である彼は頭があがら ないのだ。野田新八(山城新伍)も久右衛門をかばおうとする が、旗色が悪い。 |
いごこち満点第4・5話解説 昭和51年4月27日(火) 第4話解説 “下宿人に片思いの女性” とめ(山田五十鈴)を迎えに、静岡から嫁の雪江(日色とも ゑ)がやってきた。ハナ(山岡久乃)もホッとひと息。 さて、新八(山城新伍)久右衛門(西田敏行)洋次(小倉一 郎)の下宿人たちは、それぞれに片思いの女性がいる。なぞの 女性、平野咲子(梶芽衣子)にひかれる新八は、咲子を探し出 そうと決心。隣のバスガイド寮にいる佐々木和美(多岐川裕 美)にあこがれるのが久右衛門。浪人の塚原亮は、ハナの娘み どり(片平なぎさ)が好きだ。ほかに泉ピン子、海老名美どり ら。 昭和51年5月4日(火) 第5話解説 “礼子の片思いに俊一は困惑” 井川礼子(梶芽衣子)が俊一(目黒祐樹)を訪ねて青山家にき た。俊一は留守だったが、ハナ(山岡久乃)に「俊一を放さな い」と宣言して帰っていった。母である自分に内証でプロポー ズでもしたのか。頭にきたハナは、俊一に、すぐ帰れと電話す る。野田新八(山城新伍)から事情を聞いた俊一は困ってしま う。礼子が一方的にのぼせ上がっているだけなのだ。そこで、 俊一はハナの気持ちを静める作戦を立てた。 |
いごこち満点第6・7話解説 昭和51年5月11日(火) 第6話解説 “新八らの悪事 ピン子が録音” 新八(山城新伍)洋次(小倉一郎)久右衛門(西田敏行)の三 悪人が、浪人中の亮(赤塚真人)をいびる。ハナ(山岡久乃) は三悪人を集め、亮の勉強をじゃまするなと説教した。三人は 神妙に聞いていたが、ハナが去ると、亮が告げ口でもしたんだ ろうと勝手なことを言い、ヤク落としだとスナックへ出かけ た。ところが、この様子をピン子(泉ピン子)がカセットに録 音していたから大変。三悪人が家に戻ると・・・。 昭和51年5月18日(火) 第7話解説 “新八にいびられる久右衛門” ハナ(山岡久乃)の家の下宿人杉本久右衛門(西田敏行)は、 いつも浪人の塚原亮(赤塚真人)をいじめていたが、今度は野 田新八(山城新伍)にいびられた。 頭にきた久右衛門が、喫茶店にウサばらしに出かけたところ、 井川礼子(梶芽衣子)がやってきた。てっきり平野咲子(梶= 二役)だと思い込んだ久右衛門、しきりと話かけるがトンチン カン。そこへ当の咲子が現れ、びっくりだ。ほかに小倉一郎 ら。 |
昭和51年5月25日(火) 第8話解説 “ピン子に着せる訪問着を借りたけれど・・・” ハナ(山岡久乃)の家のお手伝いさんピン子(泉ピン子)が、 友達の結婚式に出席することになった。ところが訪問着を故郷 の妹に送ってしまったため、スーツを着て行くという。 それを知った俊一(目黒祐樹)は、下宿人たちに相談、俊一と 野田新八(山城新伍)杉本久右衛門(西田敏行)堀越洋次(小 倉一郎)の四人は、ピン子のため着物を借りに出かけた。俊一 が平野咲子(梶芽衣子)から訪問着を借りるのに成功したが・・・。 昭和51年6月1日(火) 第9話解説 “新八追い出しに妙案” 青山俊郎(高松英郎)ハナ(山岡久乃)夫婦は、下宿人の野田 新八(山城新伍)追い出し作戦に妙案を考え出した。新八を結 婚させるのだ。さっそく呼びつけ、縁談を勧める。 新八が二人に呼ばれたと聞き、何事かと心配していた久右衛門 (西田敏行)、洋次(小倉一郎)らほかの下宿人は、縁談と知 り一安心。ところが新八は落ちつかない。駅前の飲み屋で女主 人志津(吉野佳子)を相手に酒を飲んだ。志津はいつになく打 ちとけてくれた。翌日、新八は志津と結婚するつもりだと、ハ ナ夫婦に見合いを断ったが・・・。ほかに泉ピン子ら。 |
いごこち満点第10・11話解説 昭和51年6月8日(火) 第10話解説 “塚原に痴漢の疑い” きょうはハナ(山岡久乃)が隣の寮のバスガイドたちに料理を 教える日。平野咲子(梶芽衣子)も習いに来るというので、俊 一(目黒祐樹)まで珍しく家にいる。野田新八(山城新伍)や 杉本久右衛門(西田敏行)、堀越洋次(小倉一郎)たち二階の 下宿人たちはもちろん、台所の様子が気になってソワソワしどおし。 そんなところへ、警察から電話が入った。下宿人の一人塚原亮 (赤塚真人)が、痴漢の疑いで鉄道公安官に捕まったというの だ。びっくりしたハナは新八を迎えにやった。 昭和51年6月15日(火) 第11話解説 “みどりが学園祭でアンドレ” ハナ(山岡久乃)の娘みどり(片平なぎさ)が、高校の学園祭 で上演する“ベルサイユのばら”のアンドレに選ばれたと大騒 ぎ。司法試験の二次試験に意外にも合格、気分をよくした杉本 久右衛門(西田敏行)が演劇部OBの経験を生かして、ケイコの 相手をすることになった。 |
いごこち満点第12・13話解説 昭和51年6月22日(火) 第12話解説 “青山家のこと聞き回る女性” 日曜日、青山家ではみどり(片平なぎさ)が、家庭科の宿題で ゆかたを仕上げねばならない。ハナ(山岡久乃)は自分でやれ と突き放す。お手伝いのピン子(泉ピン子)は頼りにならな い。野田新八(山城新伍)や堀越洋次(小倉一郎)ら下宿人で は、モチロン役に立たない。 大騒ぎの最中、広山法子(末広真樹子)が来て、青山家のこと を聞き回っている女がいると知らせた。その直後、問題の女、 エツ(初井言栄)が現れた。洋次のおばだというが、洋次には 心あたりがない。いったいこの女の正体は。 昭和51年6月29日(火) 第13話解説 “また洋次訪ねて妙な男” ハナ(山岡久乃)の家に、鈴山礼吉(愛川欽也)という妙な男 がやってきた。前日、堀越洋次(小倉一郎)を訪ねてきた彼の 母エツ(初井言栄)の亭主だという。洋次もエツもいないの で、ハナは弱ってしまう。 ハナの困った様子を見かねてピン子(泉ピン子)は、礼吉を下 宿人に任せた。だが野田新八(山城新伍)は逃げ出し、相手を した杉本久右衛門(西田敏行)はケムに巻かれる。さらに礼吉 は、隣のバスガイド寮の和美(多岐川裕美)たちにキャバレー 勤めを勧める始末。やがて洋次が仕事から帰ってきた。 |
昭和51年7月6日(火) 第14話解説 “大げんかをするエツと礼吉” 洋次(小倉一郎)は、母親エツ(初井言栄)と彼女を追ってき た年下の亭主礼吉(愛川欽也)の、突然の出現に複雑な心境。 新八(山城新伍)らが気を引きたてようとしても効果がない。 礼吉はそんな洋次におかまいなく、ピン子(泉ピン子)にまで ホステスにならないかと勧める始末。 そんなとき、買い物からエツが帰ってきた。早速、ハナ(山岡 久乃)を前に大げんか。あげく礼吉は家を出ていく。だが、エ ツに未練たっぷりの礼吉は門の前でウロウロ。飲みに出かけよ うとした新八とバッタリ会った。 昭和51年7月13日(火) 第15話解説 “ハナの家出に大騒ぎ” 久右衛門(西田敏行)がハシカになった。ハナ(山岡久乃)と ピン子(泉ピン子)は、風にあててはいけないと部屋をしめき って交代で看病。ところが久右衛門は、ピン子が自分に気があ るため二人きりになりたがると誤解。新八(山城新伍)まで久 右衛門の話を信じたので、ピン子は大むくれ。ピン子か久右衛 門か、どちらかが青山家を出なければおさまらないという騒ぎ になった。くだらぬ騒動にウンザリするハナに、娘みどり(片 平なぎさ)は札幌の俊郎(高松英郎)のもとへ行けと勧めた。 ハナの家出を知った一同は大あわて。 |
いごこち満点第16・17話解説 昭和51年7月20日(火) 第16話解説 “ハナが家出ー実は夫のもとへ” 札幌の夫俊郎(高松英郎)を訪れたハナ(山岡久乃)は、久し ぶりに夫と二人のときを過ごした。しかし、一夜明ければ東京 の家が気になる。帰ろうとした矢先、俊郎の秘書恵知子(市原 悦子)が現れ、ハナを俊郎の愛人と勘違いしてひと騒ぎ。 一方、ハナに家出されたと思い込んでいる息子俊一(目黒祐 樹)や下宿人たちはテンヤワンヤの大さわぎ。落ちついている のは家出を勧めた娘みどり(片平なぎさ)だけだった。そんな ところへ、ハナを訪ねておばのとめ(山田五十鈴)がきた。ほ かに末広真樹子ら。 昭和51年7月27日(火)*記事の掲載日・放送は8月3日 第17話解説 “老紳士が耳よりな話” 新八(山城新伍)と久右衛門(西田敏行)は、パチンコの上手 な老紳士岩崎(森繁久弥)と知り合った。二人がパチンコの秘 けつを聞くと、岩崎は耳よりな話をしてくれる。岩崎はエイと いう魚のヒレから、頭の良くなる薬を作ることに成功したとい うのだ。新八たちは岩崎を青山家へ連れ帰った。 品の良い岩崎をハナ(山岡久乃)やとめ(山田五十鈴)は大歓迎。 司法試験を受ける久右衛門は岩崎の薬が欲しくてならない。そ こへ母から送金があった。薬を買おうかーと久右衛門は迷う。 ほかに泉ピン子ら。 |
いごこち満点第18・19話解説 昭和51年8月10日(火) 第18話解説 “新八に心寄せる咲子” ハナ(山岡久乃)の家では、下宿人の杉本久右衛門(西田敏 行)が、サギで取られた金の工面に、故郷の福島へ帰ることに なった。旅費もない久右衛門にピン子(泉ピン子)は無利子で 二万円貸してやる。その気前のよさに野田新八(山城新伍)た ちはビックリ。 そこへ、平野咲子(梶芽衣子)が新八を誘いに来た。結婚式の 決まった中村志津(吉野佳子)のもとへ、お祝いに行こうと誘 う。咲子は新八に好意があるらしい。 昭和51年8月17日(火) 第19話解説 “咲子の意中の人は・・・” 青山家に平野咲子(梶芽衣子)の父弥八郎(浜田寅彦)がやっ てきた。応対に出たハナ(山岡久乃)に、用件は野田新八(山 城新伍)のことだと告げる。新八は落ち着かない。久右衛門 (西田敏行)らは弥八郎が、ハナの息子俊一(目黒祐樹)と咲 子の結婚話できたと早合点、新八に同情した。 ところが、弥八郎は意外な事実を話した。咲子は親の勧めた縁 だを断り、意中の人は新八だと告白したというのだ。咲子が俊 一に好意を持っているとばかり思っていた新八は、まだ半信半疑。 |
いごこち満点第20・21話解説 昭和51年8月24日(火) 第20話解説 “及第点つけられた新八” ハナ(山岡久乃)に、平野咲子(梶芽衣子)の父弥八郎(浜田 寅彦)から電話が入った。野田新八(山城新伍)に将棋をさし に来いとのこと。コマの動かし方しか知らない新八は、将棋の 得意な杉本久右衛門(西田敏行)を連れて咲子の家へ行った。 だが弥八郎も実は将棋の腕は全くダメとわかって一段落。 久右衛門の話で、新八が世話好きだと知った咲子の両親は、似 たもの同士だと新八に及第点をつけた。 昭和51年8月31日(火) 第21話解説 “とんだ「熱海招待」” 新八(山城新伍)久右衛門(西田敏行)洋次(小倉一郎)亮 (赤塚真人)が、熱海へ二泊三日で遊びに行くことになった。 亮の予備校の友人がノートを借りた礼に、父の経営するホテル に招待してくれたのだ。 さっそうと出かけた四人が探しあてたのは、うらぶれた旅館。 しかも主人の根崎(由利徹)は、四人が手伝いに来たものと勘 違い。久しぶりの団体客でてんてこまいだと話す。新八と亮は 同情して、久右衛門と洋次はシブシブ手伝うことになる。 |
いごこち満点第22・23話解説 昭和51年9月7日(火) 第22話解説 “ピン子に「恋人役」を頼む” ハナ(山岡久乃)に料理を習うため、娘たちが青山家に集ま る。咲子(梶芽衣子)と結婚を約束した新八(山城新伍)和美 (多岐川裕美)結婚を約束した洋次(小倉一郎)の二人は、い そいそと手伝い始めた。面白くないのは久右衛門(西田敏行)だ。 そんなところへ、久右衛門の姉良子(白川由美)が来た。恋人 ができたという久右衛門の手紙をみて確かめに訪れたのだ。困 った久右衛門は急場しのぎにピン子(泉ピン子)に恋人役を頼 んだ。ほかに赤塚真人ら。 昭和51年9月14日(火) 第23話解説 “久右衛門、また試験に失敗” みんなの期待もむなしく、久右衛門(西田敏行)はまたも司法 試験に落ちた。一番悲しんだのは、久右衛門と将来を誓ったピ ンコ(泉ピン子)だが、こんなときこそ力になってやれとハナ (山岡久乃)に諭され、慰め役に。ピン子と語らううちに久右 衛門も明るさをとり戻す。二人は結婚したらどこに住むかと計 画を立て始めた。 これを知ったハナはごきげん斜め。新八(山城新伍)と咲子 (梶芽衣子)まで、結婚したら浪人の亮(赤塚真人)を引きと るつもり。ほかに目黒祐樹ら。 *ピンコ×→ピン子○ |
いごこち満点第24・最終話解説 昭和51年9月21日(火) 第24話解説 “めでたく二人はゴールイン” 青山家に十二年間も居候していた野田新八(山城新伍)が、平 野咲子(梶芽衣子)と結婚する。挙式前日の送別会では、俊郎 (高松英郎)もハナ(山岡久乃)も感慨ひとしお。洋次(小倉 一郎)久右衛門(西田敏行)亮(赤塚真人)の三人は、先輩の 結婚に大ハリキリ。 翌日、寝つかれぬまま早朝、目覚めた新八は、咲子の家に電 話。咲子もやはり起きていた。二人はやっと落ちついた。やが て、結婚式も無事終了。披露宴では久右衛門の剣舞が飛び出す。 昭和51年9月28日(火) 最終話解説 “息子・俊一にもやっと恋人が” 新八(山城新伍)と洋次(小倉一郎)は、それぞれ結婚して青 山家を出た。久右衛門(西田敏行)もピン子(泉ピン子)との 結婚準備のため福島に帰った。青山家はいっぺんに静かになった。 一カ月後、久しぶりに新八、洋次、久右衛門の三人がやってき たとき、青井伊都子(松坂慶子)という女性が現れた。新八の 妻咲子(梶芽衣子)の友人で、俊一(目黒祐樹)を見にきたの だ。初対面の伊都子と俊一はすっかり意気投合。ハナ(山岡久 乃)の気がかりだった息子の恋人がやっとできそうな気配だ。 *伊都子×→伊津子○ |
一人二役 2006年12月22日 まさ兄 二人の女性を一人の女優が演じています。 松の木のあるお屋敷のお嬢さんの平野咲子さん もう一人は病院の看護婦の井川礼子さん いごこちファンならすぐ分かりますよねぇ〜。 2006年12月22日 のりえ まさお兄さん こんばんわ えぇえぇ わかりますとも〜〜っ 喫茶店で咲子さんを 玲子さんとみんなが勘違いしたシーンも たのしかったですよね〜〜っ そして バックに流れる東海林先生の音楽も とってもとってもすてきでした〜〜〜っ。 それから 東海林先生の「100ストリングス」 先生にお願いされたとのことで 本当にうれしい〜〜〜っ 東海林先生のお優しさを まさお兄さんも実感されて 私も しあわせしあわせっ! ♪ツイてツイてつきまくって〜 やっと話のできた彼女〜〜♪ 東海林先生の主題歌もうれしいっ! 2006年12月31日 ありさ この一人二役は当時画期的だった印象があります。 梶さんは、両方とも上手に演じてますよね。 それから、私は平野咲子さんのご両親が好きです。 風見さんも、浜田さんも。 後半のお話で、野田さんと久右ェ門が平野家を訪問するのは印象深いです。 最後に心通って意気投合、観ていて心地良かったです。 先日、風見さんをドラマで観ました。 それほど変わらずお元気だったのが、嬉しかったです。 それから、1985年のTBSドラマで山田太一さん脚本の「深夜にようこそ」って佳作があったんです。 金曜夜のドラマで、4話完結なんですが、そこに風見さん出ていて印象深いです。 このドラマも知る人ぞ知るって感じで、貴重なビデオ持っているんですが、機会があったらご紹介致します。 |
第2夫人? 2006年12月23日 まさ兄 萌野恵知子・・・16話に登場する札幌に単身赴任の俊郎の秘 書。東京の奥様(ハナのこと)に代わって?俊郎の身の周りの 世話をする。逐次報告するよう奥様に頼まれていると自認する?! 実はハナのことはまったく知らず、ふらり札幌にきたハナをバ ーのママ、産業スパイと勘違いし夫婦関係にヒビが入るような 騒動を起こす。でもハナにとっては大安心。恵知子のような女 性秘書に常に監視されていれば浮気もできない?! 2006年12月23日 のりえ まさ兄さん こんばんわ! 市川悦子さん いい味出してますねっ このドラマは 本当にキャストも豪華 少ししか出ていなくても存在感のある俳優さんが たくさん出ていらっしゃいますね。 市原悦子さんの演技も 本当に光ってますね。 本当に再放送していただきたいですよね〜〜っ それから このドラマの主題歌 いつか手にいれたいですね!まさ兄さん!(*^^*) 東海林先生の作品、この曲はとっても楽しくて! 先生の世界は本当に大きいですねっ。 B面が知りたくて仕方ない私なのでした。 2006年12月31日 ありさ 市原さんが出てたのは覚えています。 残念ながら細かい所は覚えていないのですが。 でも、これははまり役ですよねぇ。 ちょうど、2〜3日前に「家政婦は見た!」で市原さん観ましたよ。 「いごこち」はゲストも豪華版ですね。 市原さんに由利徹さんに森繁さんにキンキンに松坂慶子さんなどなど。 再放送されないなんて、物凄い損害ですよ。 |
唱歌「ふるさと」 2006年12月24日 まさ兄 ♪うさぎ追いし かの山〜♪ 「ふるさと」を合唱するひまわり観光のバスガイド嬢 左から、里子さん 加奈江さん 京子さん 和美さん 彼女たちの歌を聴き自分たちの故郷への思いを語る新八と亮 思わずジーンとくる第7話の1場面です。 彼女たちの合唱を指導されたのは、音楽担当の東海林先生なの でしょうか?ちょっと気になります・・・。 2006年12月24日 のりえ まさ兄さん こんにちわ! わぁ このシーンは私は知らないですが こういうシーンがあったのですね。 声をあげでわらったり 思わずほろりときたり 家族みんなで楽しめるドラマってすてきですよね。 先生がどんな音楽をつけてくださっているかも とても知りたいです 再放送になるといいな〜〜〜っ リクエストもがんばりましょう!(^^) https://cgi.tbs.co.jp/ppshw/tbs-ch/0065/enquete.do 2006年12月31日 ありさ ああ、なるほど。 こんなシーンがあったんですねー。 観たいなぁ〜。 このドラマの中での野田さんと塚原君って結び付きを強く感じます。 そして、「いごこち」の中での塚原君のポジションって、地味のようでかなり存在感ありますよね。 先日、赤塚さんが刑事役でドラマ出てました。 やっぱり貫禄つきましたね。 この方も芸歴長いですねぇ。 「いごこち」の次くらいに「飛び出せ!青春」が好きなんですが、赤塚さんそこにも一話出ています。 「いごこち」より4年前なんですが、スポーツ刈りの頭で、「いごこち」の塚原君とは印象がチョッと違います。 出てると、何となくホッとする役者さんですね。 |
頭が良くなる?エイのヒレのドロップ 2006年12月25日 まさ兄 久右エ門が詐欺師・岩崎から買ったエイのヒレのドロップ(定 価6万4千円)見るからに胡散くさい!しかもラベルは手描き の絵。 これを飲めば司法試験は合格間違いなしと大喜びで居酒屋「志 津」で熱唱する。 ♪暗い海底〜棲んでるエイが〜放つ電流〜860ボルト〜 魔法のドロップ一粒飲めば頭がク・ク・ク・クしびれちゃう〜♪ そんなドロップ、学者が発明したらノーベル賞もらってますよ、 久右エ門さん。 2006年12月25日 のりえ まさ兄さん こんにちわ! 昨夜大河ドラマを見てまして 西田敏行さんの家康のお姿に あぁ本当に出世されたなぁ〜〜〜って思いました。 この方が世に出るきっかけになったのが 「いごこち満点」なのですよね。 このお話も見ていませんが きっといっぱい笑えそうですよね。 2006年12月31日 ありさ このお話は観た記憶はあるんですが、これだけ強烈なインパクトのお話の割りにあまり覚えてないのが残念です。 恐らく、本放送か再放送で一度だけ観たのかも。 でも、まさ兄さんのおかげで良く解りました。 ありがとうございますー。 とにかく、「いごこち」での西田さんの印象は強烈過ぎました。 本放送の時「一体この人は誰だ」って話してました。 凄いはじけていたんですね。 で、観れば観るほど、「この人は凄いぞ」と。 その後、大ブレイクして、やっぱりなぁと思いました。 「いごこち」での出世頭は、西田さんとピン子さんと片平さんですねー。 |
下宿人の食費代 2006年12月26日 まさ兄 物価の高い東京。青山家は下宿人から部屋代を取らず、食費代 だけで住まわせている。帰宅した洋次は母といっしょに写って いる写真を見ながら寂しさを憶え居間にいるハナに上着のボタ タンをつけ直してもらい、もらった給料袋から1万円札を2枚 取り出している。一方茶の間でテレビの(幼い頃、生き別れた 母を探す)番場の忠太郎を観て涙を流す新八は「こいつぁ、塚 原の今月分でございます・・」とお金の入った封筒をテーブル に差し出す。(たぶん洋次と同額)あと食費代の他に500円 を管理費として青山家に払っている。(亮の分は両方とも新八 が負担) 4人の下宿人は8万円の食費と2千円の管理費で青山家に住ま わせてもらっている。青山家はお手伝いのピン子に給料を払っ ているのでタダ同然と思っていいかも・・・。 2006年12月27日 のりえ まさ兄さん おはようございます(^^) このお話も見ていませんが 青山家は裕福な家庭だったのですね〜 お手伝いさんがいる家庭なんて 考えてみればすごいよねっ ハナさんはいつも和服を着て背すじもしゃんと伸びて いつもきちーんとしていらっしゃるし それだけに ハナと下宿人が対照的で なんだか笑えるんですよね〜。 2006年12月31日 ありさ ああ、私は全くタダって思い込んで、掲示板にも書いてしまいました。 でも、タダ同然ですね。 これは。 それで、至れり尽くせりなんだから男達にとって青山家は「いごこち満点」に決まってますね。 その後 咲子さんと結婚した野田さんなんか、生涯の内の青山家で過ごした12年は物凄く大きいだろうなぁ。 ハナさんが、皆が去った後に凄い空虚感に見舞われるのも良く解るなぁと思います。 ちょっと、話ずれましたね(笑) |
俊郎は養子? 2006年12月23日 まさ兄 青山家の庭には井戸や五輪塔があり江戸時代の武士が住む住居 の佇まいを遺している。 気になるのは第3話のハナと久右エ門の母むらとの会話。 むらはとめからハナのことを「サムライの娘」「由緒ある家 柄」と聞き、褒め称えている。 また第7話の芝居から帰ったとめが帰京していた俊郎やハナ との会話では・・・ とめ「ただいま、あら俊郎さん帰ってらしたの?」 俊郎「いらしたんですか?叔母さん」 ハナ「すみません、昨日、また・・・」 とめ「何もあんたが遠慮することはないのよ、この家はあんた のお父さんが建てた家ですからね・・・」 ハナ「ええ、どうしてその家にいつも叔母さんがいらっしゃるんでしょうかねぇ・・・」 と、いうことは俊郎さんはご養子さん? 2006年12月28日 のりえ この家はハナのお父さんが建てた家たったのですか〜 青山家の謎は深まるばかり(笑) とめさんはいつもお嫁さんと喧嘩をしては ここに来ているみたいでしたね。 ハナさんは正直な性格で 言葉にも態度にもストレートに出てしまうけど でも人間らしくてほっとしますよね。 だからこそ愛されるハナさんなのですよね〜 2006年12月31日 ありさ 青山家って大きな家ですよねー。 見ていて、間取りが気になります。 何部屋あって、どういう構造になっているのかって。 良く他のドラマで、HPなんかで○○家の間取り図なんて出ているの見て、羨ましく思います。 そういうドラマってDVD化されていたり、何度も再放送されていて、多くの方が観ているから、そういう事が出来るんですよね。 我らが「いごこち満点」にもそんな日が来ないかなぁ。 |
タイトルはお馴染みの・・・。 2006年12月27日 まさ兄 タイトル(題字)は篠原栄太氏(デザイナー) TBSでデザインの仕事をされておられた方で放送におけるタイ トルデザインのノウハウを解説した「テレビタイトルデザイ ン」(グラフィック社刊・1971)という本も出されている 「3年B組金八先生」「レコード大賞」「渡る世間は鬼ばか り」(劇中の“幸楽”の文字も)などもすべて氏のデザインに よるものです。 2006年12月28日 のりえ まさ兄さん おはよう〜〜っ おぉ さすが まさ兄さん そうだったのですか!! タイトルの題字も一流の方のお仕事なのですね。 字から受ける印象ってすごく大きいですものね!! ドラマのイメージにピッタリなのですよね。 2006年12月31日 ありさ すごい方のタイトルだったのですね。 検索したら、色々出てきました。 これで、「篠原栄太」って名前もインプットされましたよ。 「いごこち」に関係ある人は皆愛着感じます。 タイトル画の木村さんの絵本なんかも、古本屋で良く探しますよ。 それほど、真剣にじゃないけど、もし見つけたら買うと思います。 値段次第ですが(笑) |
下駄がひっくりかえってタゲ〜 2006年12月28日 まさ兄 ♪下駄がひっくりかえってタゲ〜靴がひっくりかえってツク〜 ♪で始まる主題歌。 シンセサイザーの軽やかなメロディにハナと三悪人(新八・久右ェ門・洋次)が歌っています。ほとんど新八がソロのパートを歌い4人がサビの部分を合唱しています。 小倉一郎さんも“主題歌を4人で歌ったのも楽しい想い出だ。”と「みんな、いい人」(太陽企画出版・1995)で語っています。 このドラマの音楽を担当されていた東海林先生は翌年、ブラス不朽の名曲「ディスコ・キッド」を発表されたのですね・・。 2006年12月29日 のりえ まさ兄さんおはようございます。 「いごごち満点」の主題歌 本当にたのしいですよね。 ふっと口をついて出る歌ですよね。 あぁ この作品も1976年だったのですね。 東海林先生のお仕事って素晴らしいですね。 1976年は歴史に残る年でした。 このレコード 手に入れたいですね。 あぁ 本当にB面も聴きたいです。 2006年12月31日 ありさ この歌、私も大好きですー! 明るく元気になれる曲ですね。 さすが、東海林先生。 バイク運転してる時なんか、思わず歌ってますよ。 レコード出てるって去年まで全然知らなかったです。 これは、お宝。 最高のお宝ですよねー。 万が一、手に入るなら自分はいくらまで出せるかななんて考えたりしちゃいます。 |
2007年1月1日 ありさ まさ兄さん、こんばんは〜。 高橋玄洋先生。 この方なしに「いごこち満点」は有り得なかったですね。 色々とみてみたけど、凄い方です。 そして、音楽が東海林修先生じゃなければ、全く違った印象のドラマになっていたでしょう。 配役も皆様、この方以外は考えられないって方ばかり。 特に、山岡さん、山城さん、西田さんの3人。 他の人じゃ考えられないでしょう? ピン子さんだって、なぎささんだってそう。 長い間、色んなドラマ、ジャンルも色々観てきましたが、ストーリー、配役、音楽、その他 これほど完璧なドラマは観た事ありません。 もっと、もっと、もっと、評価されなきゃ嘘。 それを、これからも訴えていきたいと思います。 2007年1月1日 まさ兄 ありささんの仰せの通りです。今のドラマは作家、監督の指示通り演じているだけで面白みに欠けます。森繁久弥さん、小林桂樹さんが出られていた東宝の社長シリーズ。嘘か本当か分かりませんが、台本が無かった?。いごこち満点も山城さんや西田さんは、ほとんどアドリブだった。と小倉さんが本に書いています。カンニングの竹山某やダチョウ倶楽部の上島某の演技を観ていてつくづく西田さんのコピーだなぁと思います。特に久右ェ門や池中玄太を演じられた西田さんの体を使ったパワー溢れる演技を思うと・・・。山城さん、西田さんのような俳優さんはこの先出ないかも知れませんね。 2007年1月1日 のりえ おーーーっ なんとうれしいコメントっ そうですよねっ すべてこの人ではないといけなかった。 代わりはいなかった。 変わりになる人など誰もいない。 そう思えることこそ 素晴らしい〜〜っ。 「いごこち満点」の素晴らしさは そこなのですよね〜〜っ。 だからこそ私たちは深く感動する。 ありささんのコメントもうれしいな〜〜っ。 本当にアンダーラインを引いて みなさんにお見せしたいです〜〜っ。 これからもいっぱい語っていきましょう。 |
2007年1月2日 のりえ まさ兄さん こんばんわ! わぁ〜〜っすごいすごいっお宝ですねっ 先ほどより とっても写真がよく見えるようになって感激! ちゃんと「いごこち満点」って表紙に出ていますねっ 本当に素晴らしい〜〜っ。 これは貴重な資料ですねっ もっともっと「いごこち満点」のことを知りたいですね。 まずは 再放送を実現したいです。 リクエスト何度でもがんばりましょうね。 2007年1月2日 まさ兄 東京の妹(ありささんの事ですよ。)がmixiに加わって日記第1稿の2つの表札2人のピン子まで遡ってみました。のりえさんもありささんも読むのも書くのも早いですねぇ〜。 全部読み終えたら、頭がクラクラしてきました。 2007年1月2日 ありさ まさ兄さん、こんばんは〜。 またまた素晴らしいお宝! 欲しいですねぇ。 いや、読むだけでも読んでみたいですねぇ。 TVガイドにどのように紹介されているかも大変興味深いです。 「ドラマのTBS」が火曜9時という美味しい枠で、繰り返しになりますが、脚本や配役、音楽にとこれ以上ない豪華な布陣で挑んだ社運を賭けた、総力を結集したドラマでしょうから、この位の扱いは当然ですね。 それと、表紙の片平さん。 人気アイドルだった当時の人気、初の連ドラ(らしい)という事をみても、表紙は当然。 当時、「明星」「平凡」「セブンティーン」などでも、片平さんの「いごこち」レギュラー出演は当然 大きく取り上げられたんでしょうねぇ。 それとちょっと話戻りますが、高橋玄洋先生。 「いごこち」と同じ1976年に何と「喜劇・百点満点」って映画の原作・脚本・出演(本屋主人)だったようですね〜! この題名! そして、何と!これの配役には山岡久乃さん(看護婦役)や「いごこち」のバスガイド役の永野裕紀子さん、森繁さんの名前が! 観てみたいですねぇ。 それと、まさ兄さん。 ブログでの絵、拝見させて頂きました。 思った通りのイメージでした。 やはり、ほのぼのとした、暖かい、素朴な印象でした。 時々刻々 目まぐるしく変わっていく世の中で、変わらずにいて欲しいものを愛する気持ちが現れていると言うか、上手くいえませんが。 思うんですけど、絵でも音楽でもお芝居でも、やっぱり その人の人となり・人間性・人柄が作品や芸に現れるんじゃないでしょうか。 |
志津さん 2007年1月3日 まさ兄 「いごこち満点」で新八が好きだった女性 両親に早く死に別 れ弟、一のことが心配で好きな人がいるのに結婚になかなか踏 み切れなかった姉・志津さん。 水商売をしていることが姉弟が生きていくためと割り切っても この商売が嫌いな弟には分かってもらえない・・・。 「一君のことは僕に任せてください!」 新八のこの言葉にやっと自分の幸せをつかみました。 中村志津役を演じられた文学座の俳優吉野佳子さんの記事を 北陸中日新聞こちら富山支局のコラム「ふるさとよ!」で発見しました。 2007年1月4日 のりえ まさ兄さん こんばんわ 新八さんのお相手は 志津さんかと思いましたが 実はそうではなかった でも友情はずっと続きますね。 ひとつのドラマの中で 私たちも出逢いを体験しているような気持ちになれます。 泣いたり笑ったりできる人生は 本当にすばらしいのですね。 2007年1月4日 ありさ 志津さんの居酒屋で飲んでみたいですねぇ。 なんか、昔ながらのお店って感じで良さそうです。 勿論、和服の似合う志津さんがお店にいて欲しいです。 私は、中村志津さん大好きでした。 野田さんと結ばれて欲しかった。 絶対、息があったいいご夫婦になったと思います。 でも、咲子さんともぴったりだし、いまだに志津さんと咲子さんとどちらがいいのかなって迷う事があります。 私が迷っても仕方ないけど(笑) まあ、これはどちらか決められないですね。 どっちも最高。 「漫画文庫」で、志津さんから野田さんが結婚したい人がいて、弟に説得して欲しいと懇願されるシーン。 志津さんの気持ち、野田さんの気持ちが私の中で渦巻いて、何とも言えない気持ちになって、ジーンときます。 ご苦労してきた志津さんには、幸せになって欲しいとつくづく思ったもんです。 吉野佳子さん、今でも舞台で活躍の様子、何よりですね。 きっと、更に円熟味の増した素晴らしい女優さんになっている事でしょう。 この方は石川の出身のようですが、前に都内で加賀の郷土料理のお店を出したってどっかで見たような記憶があります。 ちょっと、記憶が曖昧なんではっきりとは言えないのですが、本当だったら興味深い話です。 |
2007年1月5日 ありさ 凸凹コンビですよね。 加奈江さんが、塚原君と原っぱで歌ってたんですか? そういえば、そんなシーン微かに頭にあります。 で、引退されたんですね。 う〜ん、それは残念。 でも、「その後」が解って良かったです。 ありがとうございます〜。 このドラマの中でのこの二人のようなポジションの俳優さんに、「いごこち満点」について聞いて見たいもんですねぇ。 30年来のいごこちファンにとってはたまらなく面白い話となると思います。 それと、このドラマの中での隣の女子寮の存在は欠かせないものだと、今更ながら思います。 青山家の隣に女子寮。 青山家の騒動に何かしら絡んでくる。 明るく楽しいドラマの為に更に貴重な女子寮の存在。 やっぱり、こんな点でも最高の設定ですー。 2007年1月5日 まさ兄 山岡久乃さんが亡くなられたのはショックでした。今の「渡鬼」を観ていてもまだ山岡さんの霊を感じるのは僕だけでしょうか?俳優を辞められた方はそれなりの事情があります。今もテレビ、舞台の第一線で活躍されている役者さんにエールを。 2007年6月24日 のりえ 今頃になってごめんなさい〜〜〜っ どの方も主役になれる方ばかりのすごいキャストですが やっぱり まわりを固める俳優さんがみなさん素敵だったからこそ こうしていつまでも心に残る作品になったのですよね。 「あゝ野麦峠」(1979)は私は映画館で見ました〜〜っ パンフレットは田舎の私の押入れの中だわ〜〜〜っ 帰ったら持って帰りますね。 浅野亜子さん きっと載ってますね。 |
ひまわり観光女子寮の新旧2人の寮長さん
第18話で寮長だった広山法子さんが本社教育係長に異動に なり、後任の新しい寮長、沢口梨花さんと交代する。 法子役の末広真樹子さんは地元名古屋でラジオ局のパーソナリ ティーとして絶大の人気を誇る。早口の大阪弁と毒舌が受け、 後に愛知県民の支持を得て参議院議員までなりました。 梨花役の山之内真理子さん <タイムボカンシリーズ>タイム パトロール隊オタスケマンに登場するヒネボットの声の人? 2007年1月5日 ありさ 私にとっては、寮長さんは末広さんのイメージだったんですよ。 リアルタイムで観ていた時、「ああ、いつの間にか隣の寮長が代わっている」って思ったもんです。 そういう設定で代わったんですね。 全く知りませんでした。 後に政治家になられた時でも、私の中でのイメージはやっぱり「いごこち満点」の「隣の寮長さん」です。 山ノ内さんの方はそんな所で活躍されてたんですね。 確かに特徴のある声。 こんな情報は大歓迎ですー。 2007年1月5日 まさ兄 「いごこち満点」は青山家と下宿人を中心にひまわり観光バス の女子寮、居酒屋「志津」、茶房「漫画文庫」など素晴らしい 設定場所と住人で形成されたドラマですね。“超”がつく一流の作家、音楽家、俳優が今は制作されない2クール(1クール12話)のドラマです。ただの脇役ではないのです。日記を執筆するにあたって色々調べていますが、最高の脇役だと思います。ねぇ〜ありささん。 2007年1月5日 のりえ まさ兄さんこんにちわっ うーーーん 全部見てないからわからないけれど これは本当に 再放送していただかなくては!! どうにも話に加わっていけなくなりますね〜〜〜っ ちょっと今からリクエスト またいってきます〜〜〜っ ひとつのドラマをこんなにいろいろと楽しめるって 本当に素晴らしい事だし うれしいことですよね〜〜っ 2007年1月5日 のりえ 今リクエスト行ってきました まさ兄さんのページをも見てくださった人が みんなリクエストにいってくださるといいな〜〜〜っ 夢がかないますように!! https://cgi.tbs.co.jp/ppshw/tbs-ch/0065/enquete.do |
2007年1月5日 まさ兄 追記:高松さんはこのドラマが放送された1976年、NHK朝ドラ「雲のじゅうたん」の利根優役で好演されています。 僕の小学校時代は「柔道一直線」(1969・6・22〜1971・4・4)の「地獄車」車周作役で一世風靡しましたね。 2007年1月6日 ありさ おはようございます。 俊郎さんも最高の人柄ですよね。 因みに私は「としお」って思ってましたが、「しゅんろう」さんだったんですか。 しっかりとはっきりとしたハナさんと、人が良くちょっと気弱?な俊郎さんは絶妙ないいご夫婦だと思います。 みどりちゃんに対しては目の中に入れても痛くないって感じ、俊一には親子というより、兄弟のような感じ。 まあ、俊一がお医者さんで大人っぽいですから。 野田さんに対しても兄貴分って感じ。 まさ兄さん仰る所の野田さん結婚式のスピーチ。 「野田君は12年間私の家に暮らしてきました。 私どもにとりましては家族同様であります。」 咲子さん側の招待客は意味が解らなかった人も居たのでは? 中々出来る事じゃありません。 クールに見えて実にホットな人柄です。 ただ、一つだけ。 野田さんの結婚が決まって、それを知って喜ぶ俊郎さんと言う光景がお話の中で出なかったので、それは観たかったです。 高松さんはこのドラマの前までは「柔道一直線」のイメージだったけど、これ以後は完全に青山俊郎さんです。 今でも、サスペンスなど色々なドラマでご活躍の様子、拝見出来て嬉しいです。 「いごこち満点」の青山家の家長さんですから、いつまでも元気で長く活躍される事を願ってます。 2007年1月6日 のりえ まさ兄さんおはようございます こうしてキャストの一人一人を語られるというのもいいですね〜っ 存在感のある役者さんですよね。 青山家にはこのお父さん。ぴったりですね。 こんな日本のお父さん だんだんといなくなっちゃいますね。 結婚式のスピーチも感動的でした。 2007年1月6日 まさ兄 ドラマの前半で新八に見合いを勧める話があります。もちろん学生時代から12年も居るのですから家族そのものです。 結婚をして出て行ってもらうのではなく、幸せになってもらいたいと願う先輩、いや親心だと思います。 |
2007年1月6日 ありさ こんにちはー。 ドラマには物語中で溜まり場になる喫茶店や飲み屋さんが出てくる事が多いですよね。 そこでのマスターとかママさんが結構、ポイントになる役柄の場合が多いですね。 ここでの「それ」は野田さんや久右ェ門のようなあくの強い連中相手なんで、平凡で気弱なマスターの設定なんだろうなぁ。 でも、いい味出してますよ。 何話だか どんな話だか全く忘れてしまったけど、連中が漫画文庫に集まって、確か 何かが上手くいったかなんかで、マスターに「コーヒーおごれ」って言うシーン(確か野田さんだったような気が)を微かに覚えているんです。 で、マスターは「それは困ります」みたいな困惑した感じだったと思います。 まあ、気が弱いか、或いは連中を逆に食ってしまうような位の「あくの強さ」のマスターか どっちかがいいでしょうね。 中林章さんで検索したら、S50年前後の活躍らしい足跡 つまり「いごこち」の頃のがいくつか出てきましたが、現在はどうなんだろうな? 気になります。 それと、暖かくなったら大田区の鵜の木のあたりバイクで行ってブラブラしてみようかと、思います。 青山家のあたりや河原なんか歩けたらノスタルジィに浸れる事間違いなし。 漫画文庫が見つかったら、そこでコーヒー飲んで。 志津が見つかったら、ちょっと立ち寄って一杯(その場合は勿論、バイクは置いていきますよ・笑)。 なあ〜んて、考えたりしてます。 まあ、それぞれをどの辺でロケやったかなんて判りませんが、「気は心」ですから(笑) 2007年1月6日 まさ兄 東海林先生の音楽が冒頭で流れる風景は多摩川だと別のブログの書き込みで見た覚えがあります。鉄橋を渡る電車、新八たちがサンデーモーニング・トレーニングで走る堤防や橋など、30年後の今、変わってしまったのしょうか? 僕と違って、ありささんは都内在住ですからお詳しいと思いますが・・・。 2007年1月7日 のりえ まさ兄さん こんばんわ〜〜〜っ ちょっと 田舎に帰っていたら 日記がいっぱい更新されてたーーーーっ ありささんとのやりとりも楽しいなっ いごこち満点通になれちゃう気がするっ! きっとみんなお金払っていなかったんじゃないかな〜〜っ(笑) マスター 気が弱そうだし(笑) まさ兄さんが書かれているシーンはおもしろかったですね。 そしてそして 東海林先生の音楽もすてきですよね〜〜〜っ |
2007年1月7日 ありさ おはようございますー。 うわ〜。 確かに超豪華なツーショット。 何と贅沢な顔合わせ。 山田五十鈴さんはこの話にも出てたんですね。 山田さんも何となく好きだったなぁ。 「津軽三味線は私の命」なんて言ってるCMが脳裏に焼きついています。 あれも、いごこちの頃だったかな。 あれだけの凄い人だったけど、やはり自分のイメージは「いごこち」のとめおばさんなんです。 森繁さんはもうTV界の中心だったってイメージですね。 ドラマでの大御所って言うか。 もう一言じゃ語れません。 この二人の顔合わせに限らず、「いごこち」はどの組み合わせを見ても豪華豪華。 「渡鬼」も超豪華ですね。 これでもか、これでもかって感じで主役クラスの役者さんを揃えている。 でも、「いごこち」も決して「渡鬼」にひけを取らない顔ぶれだと思いますね。 それと、私の大好きな「肝っ玉かあさん」。 これも超豪華だったなぁ。 いまでもビデオ観ますよ。 その顔ぶれを観るだけでも楽しめますね。 ホントにTBSのドラマはさすがって感じです。 2007年1月7日 のりえ 山田五十鈴さん 私も好きだな〜〜っ とっても和服が似合っていらっしゃるし 本当にとってもすてきな年の重ね方をしていらっしゃいますね。 すごく粋だし なんかかわいい! いじわるなことを言っても なんかわいくて許せる!(笑) こんなにきれいに年を重ねられるってすばらしいな〜〜〜っ あこがれますっ! |
2007年1月7日 のりえ 片平なぎささんは 歌っているときは とってもかわいそうな女の子のイメージだったの。 でも「いごこち満点」を見たらとっても自然で等身大で魅力的。 今も女優として大活躍ですけど 「いごこち満点」からスタートしたということが本当にうれしいですね。 何でもそうだけれど ずっと続けられたことは まず初めてのことがその人にとって本当に素晴らしい出来事だったからですよね。 素晴らしい共演者にも育てられたという感じがしますね。 2007年1月7日 ありさ 片平さんは最初アイドルで出てきた時は何とキレイな人ってビックリしました。 可愛いんだけど、大人びてましたね。 歌手は短かったんじゃないかなぁ? 女優として大ブレイクしましたね。 その原点が「いごこち満点」なんて、とっても嬉しい事。 きっと、山岡さんや山田さんと言った超が付く大女優さんとの共演で色々な事を学んだでしょうね。 とっても、恵まれてますね。 ホント、今じゃあちこちのドラマでしょっちゅう見ますね。 役柄も何でも来いって感じ。 女優として大きく大きく成長してくれました。 でも、私の中では永遠に、片平なぎさ=明るく可愛い女子高生の青山みどりちゃんです。 「いごこち」の中では、山岡さんや高松さんとの親子役、ピッタリでした。 |
2007年1月7日 まさ兄 追記:松方弘樹さん、目黒祐樹さんで思い出すのは戦後から戦後にかけて活躍された時代劇俳優・近衛十四郎さんです。 幼稚園の頃は「素浪人 月影兵庫」小学校の時は「花山大吉」 テレビの画面に釘付けでした。 2007年1月7日 のりえ 「いごこち満点」には 俊一さんの存在は本当に必要でしたね。 二枚目で もてもてで・・・医者であり・・・ やっぱり俊一さんの存在は大きい!! けれど なにもかも完璧であったら人間なんてつまんない。 俊一さん いい味出してますね! 一人一人の個性の輝きは まわりにいる人たちとの容姿の違い 性格の違い 考え方の違いがあればこそ。 みんな違ってみんないい。なのですよね。 ちがうからこそみんな輝く。 いや、みんなで輝けるようにそれぞれを思いやり愛する。 だからこそ家族なんだな〜〜〜っ。 「いごこち満点」は そのことを教えてくれる気がします。 怒っても喧嘩しても すべてを受け入れているからこそこんなにもみんなが生き生きとして そして笑いであふれているのですね。 すべてを受け入れられなければ家族になんてなれない。 このドラマは 人としての温かさを教えていただけますね。 再放送が待ち遠しい〜〜〜っ。 2007年1月7日 ありさ ちょっと待って〜! 素浪人月影兵庫に花山大吉ー? 何と懐かしい名前〜。 兵庫は猫が苦手? 大吉はおから大好きで、ビックリするとシャックリが出る? いや〜、やっぱり、まさ兄さんは同年代ですねー。 そうか、近衛(このえ)十四郎さんが目黒さんのお父さん。 松方さんは実兄で、奥さんが女優だった江夏夕子さん。 更に娘さんと甥っ子まで俳優。 目黒さんは芸能一家ですね。 俊一は二枚目でクールですね。 2階の4人とは対象的に描きたかったのでしょう。 最終回で松坂慶子さんと押し掛け見合いで出会いますが、松坂さんの美しさに負けてないカッコよさ。 お似合いです。 その後、どうなったかな? 野田さんが卵って言ったのは、「ひよっこ」って意味なんですかねぇ。 俊一はハナさんに「僕は医者ですよ。 一人前の大人なんだ」なんて自信満々で言う場面もありましたね。 目黒さんは今でもTVで活躍の姿 良く観ますよ。 ますます、頑張って下さい。 |
2007年1月10日 ありさ
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2007年1月10日 のりえ
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鈴山礼吉 2007年1月11日 まさ兄 浮気症の夫に愛想を尽かし家を出てしまったエツ エツは洋次の生みの親である。浮気症の夫の名は鈴山礼吉 大久保で飲み屋を営んでいる。エツを探しに青山家を訪ね ひと騒動を巻き起こす。女性を見れば口から機関銃のような 口説き文句が次から次へと出てくる。最後はエツと派手な喧嘩 をし、堪りかねた俊一が大声を張り上げて怒った。本当はお互 い好き同志。喧嘩の後、翌日二人は仲良く青山家を後にする。 のりえの部屋・いごこち満点編<13・14話> *愛川さん演じる「渡鬼」の神林先生は紳士で生真面目すぎて あまり好きなキャラではない。やっぱり「いごこち〜」の鈴山 礼吉か映画「トラック野郎」のジョナサンこと松下金之助の方 が愛川さんに似合っていると思う。 2007年1月11日 ありさ
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茶房漫画文庫 2007年1月13日 まさ兄 洋次が以前働いていた茶房漫画文庫 新八がのちの妻となる咲子と初めて出会った場所である。 洋次が結婚を前提に付き合って欲しいと和美に告白をし、また 新八が一のことを面倒をみると約束し志津に結婚を決意させた ドラマのキーポイントはここから始まっている。 お店の入り口にはいろんな花が置かれ店内は古い?漫画雑誌に ラグビーボール、ギターと一見客にはちょっと理解出来ないも のがいたるところに置かれている。(たぶん新八たちの置き土 産?) 入り口の扉を足で蹴って入店する新八、カウンターの林檎を勝 手に食べている久右ェ門。青山家では肩身の狭い下宿人にとっ ては憂さ晴らしが出来る自由空間かもしれない。 ちなみに壁に貼られているメニューは以下のとおり。 コーヒー250円 紅 茶 250円 フレッシュジュース 400円 コーヒーフロート 350円 コーヒーゼリー 400円 プリン 350円 モーニングサービス 250円(トースト・卵付) AM9:00〜PM13:00 2007年1月14日 のりえ
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“二本松小町”杉本良子さん 2007年1月14日 まさ兄 久右ェ門が「好きな人ができた」と母むらに手紙を出したこと から水戸に住む姉・良子が青山家に確認の為に訪れた。 あまりの美人にハナ、新八たちも驚く。また久右ェ門の口から 姉が二人いることが判明した。ドラマには登場しないが上の姉 が久右ェ門似で下の姉が良子である。新八たちには「お袋の腹 の中で美貌の方をこの姉が持っていき」久右ェ門談。「マイナ スの要素が久右ェ門にいった」新八談。と説明している。新八 は良子に久右ェ門がおかしいのは子供の頃に大病を患ったので は?の問いに「肥溜めに落ちたことがあった」と真顔で答えて いる。それはともかく姉良子は若い頃“二本松小町”と呼ばれ ていたほどの久右ェ門にとってはいつまでも自慢の姉である。 そして久右ェ門の故郷が福島県二本松市であることも判明し た。(第22話) 2007年1月15日 ありさ
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平野弥八郎さんの名刺 2007年1月16日 まさ兄 咲子が縁談を断る口実としてまだ付き合ってもいない新八の名
をあげたことから父、弥八郎は確かめるために青山家を訪れ る。応対に出たピン子は弥八郎から名刺を預かりハナに報告す る場面がある。(第19話) 基本的にドラマの設定は架空の場所を用いるのが普通である。 名刺には 平野弥八郎 東京都大田区西嶺町23の4 電話(721)1470 と書かれている。 会社名、肩書きの記載されていないのは、数多くの会社を経営 しているか、複数の会社役員を兼務している人が多い。 ドラマでは松の木のあるお屋敷に住んでいる平野家の当主、弥 八郎さんもやはり多くの肩書きを持った地元の名士と推測され る。 2007年1月16日 ありさ
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一目惚れ? 2007年1月17日 まさ兄 新八の後見人?として平野家に同席した久右ェ門。 新八は初対面の咲子の母つね子に挨拶を済ませ談笑の後、咲子 と2人平野家を後にした為、久右ェ門は就職の世話をしてくれ た弥八郎にお礼に伺った一を連れて青山家に帰ってきた。 久右ェ門「ただいま」 玄関に出迎えたみどりは「お帰りなさい」と一の顔を見る。 一 「こんにちわ」 みどり「いらっしゃい」 久右ェ門「あのね、俺の友達なんだわ〜上がれよ。」 一 「失礼します。」 みどり「どうぞ・・」 冷たい飲物の準備の為台所へ向かうみどり 久右ェ門「べっぴんだろ?」 一 「シャイな子だな・・」 久右ェ門「シャイ?シャイって何?」 みどりと一が初めて出会ったシーンです。(第20話) みどりちゃん、大きな目がウルウルしてます。 2階には男の下宿人が4人もいるのに・・・一目惚れ? 咲子は俊一のような外見のいい男よりも心の優しい新八を選び ました。そう・・男は顔じゃないよ心だよ・・。 2007年1月18日 ありさ
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朝の掃除の・・ 2007年1月18日 まさ兄 青山家のお向かいの奥さん。
決まって朝は箒と塵取で掃除をしています。 タイトルロール第2話では「伊藤静子」と名前があったけど最 終回では「主婦」になっていました。 番組スタッフがドラマも最終回だし、視聴者も気付かないから 配役名なんてまぁ〜いいやってな感じかな? この「いごこち満点」には山岡さん、西田さんなどの青年座の 俳優さんの他に民藝の俳優さんも出ておられました。 実は「朝の掃除」の主婦・伊藤静子役をやられたのは、日色さ ん、浅野さんと同じ「民藝」の俳優、岩崎智江(ちえ)さんで す。当時、新劇の俳優さんは劇団の運営資金を得るために数多 くのテレビドラマに出演されています。民藝のトップ女優が掃 除の主婦?・・この年代のドラマは凄く贅沢ですね・・。 2007年1月18日 ありさ
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柿の種 2007年1月17日 まさ兄 新八の部屋に置いてある物で特に珍しいのが巨大なガラス容器
に入った柿の種。目方にすると一体何キロぐらいあるだろう? 久右ェ門「この柿の種も時化ってきたしなぁ〜」 新八 「誰がこんなに仰山買うたぁ〜安なる言うて〜」 2階の4人はもとよりこの部屋にこられた客にも振舞われるが いっこうに減らない。時としてベルばらの芝居稽古の柱の代わ りになる? 2007年1月19日 ありさ
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この女性は? 2007年1月20日 まさ兄 「なぁ野田、うちに来て何年になる?」と俊郎に聞かれ、
12年も下宿している平身低頭の新八。 写真の女性は俊郎がもってきた見合いの相手である。 俊郎の商社、本社用度課に勤めている。 新八「先輩、用度課ですか?どおりでこうやって顔見てたら、 倉庫番っちゅう感じの顔してはる・・・」 ハナ「倉庫番、いいじゃないの。お金貯めてくれますよ。」 新八「なんちゅうっても、こりぁ一生の一大事ですから、先 輩、しばらく考えさせて下さい・・・」 新八には心に決めた女性がいた。志津さんである。 もちろんこの縁談は断るのだが、この後、志津から結婚を約束 した男性がいることを本人から告げられ、ショックを受ける。 新八の優しさに惹かれた女性はもう現れている・・・。 2007年1月20日 ありさ
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平野つね子さん 2007年1月21日 まさ兄 1枚目の画像は「いごこち〜」の平野つね子さんではありませ
ん。1968年放送の「おやじ太鼓」に出演されていた時のも の。あの渡鬼の憎まれ役久子演じる沢田雅美さんがまだ中学生 の役で可愛らしい頃?の母親の役でした。平野つね子役もそう だけど、どちらかといえば妻、母というより上品なお顔だちか らやっぱり社長夫人、お金持ち令夫人という配役のほうがピッ タリですね。強いてあげるとすれば、息子、娘を溺愛する母親 ・・・かな? そのイメージが強すぎて・・・。 風見さんに関することはドラマ通のありささんに お任せします。のりえさん、いいですか? 2007年1月22日 のりえ
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電話番も仕事? 2007年1月22日 まさ兄 シャトー青根崎での新八たち・・・。
50人の団体客の接待で“おおわらわ”の4人 揚げ物と熱燗担当の当ホテル主人根崎 刺身担当の新八 配膳係の洋次と亮の4人 食事する暇もない洋次と亮は涙目。 久右ェ門は電話器の前でおにぎりと干物を食べている。 新八「久右ェ門!お前も手伝わんか!」 久右ェ門「何言ってんの、俺、電話番よ・・」 新八「馬鹿やろー!こんな所へ電話かかってくるわけないやないかぃ〜」 電話が鳴る 久右ェ門「先輩〜、今の失言でしょ?取り消します?」 受話器を取って 「はい、こちらシャトー青根崎だが・・」 久右ェ門にとって電話番も仕事のうち? |
志津のフィアンセ 2007年1月23日 まさ兄 痴漢に間違えられ鉄道公安室で取り調べを受けていた失意の亮
を慰める為、「志津」で酒を酌み交わした新八。 そこへ男が入ってきた。志津は満面の笑みを浮べて「お酒です ね・・」それを見ていた一は「野田さん、しっかりしなきゃだ めだよ・・」実は一は志津がこの男と付き合っていることを知 っていた。一は新八と姉が結ばれることを夢見、姉をこの男か ら奪って欲しいという思いでそう言ったのである。 しかし、新八は志津から男との結婚を前提に付き合っているこ とを聞かされていたので、男の方をチラッと見るだけで志津を 忘れる為にただ酒を飲むのである。<第10話> 結婚が決まり咲子に促されてお祝いに伺う新八。2階から降り てきた男を紹介する志津。動揺する新八とは裏腹にこの時、咲 子は志津に対し<新八といっしょになる>と言う強い意思が感 じられた。<第18話> 2007年1月23日 ありさ
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一石二鳥 2007年1月24日 まさ兄 ピン子はお手伝いといっても下宿人4人の洗濯はしない。
久右ェ門、洋次、亮が風呂に入ったついでに洗濯しているので ある。しかも洗い桶に洗濯板で・・・。 亮「・・もう1つ洗濯板があると便利ですね〜」 久右ェ門「目の前にあるじゃないか」 亮「ああ、これですか?」と洋次の胸を触る。 洋次「これは俺の胸板だよ!」 亮「これ洗濯板に使えますよ」 久右ェ門「洋次〜俺、眼鏡外していると良く見えないのよ〜」 命の洗濯と着る物の洗濯・・一石二鳥とは言え後に入る人には いい迷惑ですね。 2007年1月20日 ありさ
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白いカーネーション 2007年1月26日 まさ兄 アメリカの婦人 アンナ・ジャーヴィスが亡き母を偲び、母のゆかりの教会で記念礼拝を行い、出席者一人一人に記念として 母が生前好きだったカーネーションを渡したのが1908年5月第2日曜日だったので、それ以来、この習慣は教会を通じて広まり日本でも行なわれるようになった。 亡くなった母を偲ぶ人は白。母のいる人は赤。それぞれのカーネーションを胸に飾り母への感謝を表している。 「志津」に寄った新八たち4人 新八「一ちゃん、たまには俺らといっしょに飲まへんか?こっちにおいでな・・・。」 志津「あの子まだ子供ですから・・・。」 カウンターの上にはたくさんのカーネーションが・・・。 志津「明日は母の日でしょ?お客様にサービスしようと思って・・・」 母のいない新八は白を2本取り、1本は母のいない亮の胸に付 けてあげる。久右ェ門は赤を取る。 志津「堀越さんは?」 洋次「僕はピンクの斑なやつ・・生きているのか死んでいるのか分からないから。」 新八は志津が高校2年で母が亡くなりやむなく高校を中退した ことを知っている。そして志津に白のカーネーションをプレゼ ントする。そして一に・・・ 「一ちゃん、おいでな。みんな白いのもってんのや・・一ちゃんにも白いカーネーションつけたろ・・おいで・・」 それまで新八たちをたんなる酔っ払いの客としか見ていなかっ た一はこの日を境に彼らに心をひらくようになったのはいうま でもない。 2007年1月26日 ありさ
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春は恋の季節? 2007年1月26日 まさ兄 土手で散歩する亮と加奈江 亮「あ〜気持ちがいいね〜」 加奈江「あたしとこうやってるのが?それ、恋の始まりじゃな いかしら・・・」 亮「僕ね、気持ちがいいって言ったのは空気と風景のせいだと思うけど・・・」 加奈江「錯覚なのよ、それは。1本の草に愛しさを憶えたり、生きてることが楽しくなったりすることがみんな恋をしている証拠なんですって」 加奈江は週刊誌に書いてあった請売り話をする。そして・・ 加奈江「塚原さんの好意に応えることが出来ないのよね。私、密かに想っている人がいるのよね、気悪くしないでね。」 亮が想っているのはみどりだけど2浪の身、恋なんかに浮かれ ている余裕はない。 亮「浪人の生活は灰色ですよ」と言って唱歌「春の小川」を歌 うと加奈江もいっしょに歌うのであった。 仕事帰りの洋次にこれから出勤の里子 里子「お帰りなさい、早番だったの?」 洋次「そう、これから?」 里子「ええ、行って参ります。」 洋次「バイバイ」玄関まで行って振り返ると何故か視線を感じ る。振り返ると里子が洋次を見つめている。 洋次「ねぇ、急がないと遅れちゃうんじゃない?」 里子「バイバイ」 まさか里子が洋次のことを? でも洋次は和美以外見えないのである。バス寮の女の子にとっ てたとえ錯覚だろうと春は恋の季節である・・・。 2007年1月27日 ありさ
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賭け将棋 2007年1月27日 まさ兄 単身赴任の俊郎と病院近くに下宿している俊一はたまに家でい っしょのときはよく碁を打っている。 2階の新八たちは碁ではなく、ことのほか将棋がお気に入りで よく賭け将棋を指している。 「待ったはあかんぞ」と言いつつ洋次の妙手に「待った」をか ける新八、そこへ亮が新八に助け舟、そこへ勉強に集中してな い久右ェ門が加勢し再び新八が形勢不利に、しかし最後は亮が 妙手を指して洋次の投了。 洋次「杉本先輩、どうしてくれるんですか?」 久右ェ門「王手?こりゃだめだ」 新八「ああ、なるほど・・王手や」 久右ェ門「どうにもこりゃ手をつけようがねぇわ、ハハ、お前コーヒー奢るんだな」 洋次「そんな殺生な、もう少しで勝てたのに」 新八「亮、お前大したもんや、俺と同じ考えや・・洋次、コーヒー飲みに行こうか?」 洋次「んな〜、杉本先輩どうしてくれるんですか?」 久右ェ門「どうしてって、負けてしまったものはしょうがないじゃないか・・」と踊ってみせるのであった。 <第12話> 2007年1月27日 ありさ それはさておき、連中はさぞかし賑やかだった事でしょうね。 でも、野田さんは将棋知らなかったはずでは? 塚原君はこの環境で勉強に集中出来るのかな、果たして。 勿論、久右ェ門にしても同じですけどね。 野田さんや洋次が昼間居ないから勉強は出来ますかね。 しかし、この久右ェ門のピンクのシャツは当時はビックリしました。 今見てもビックリですけどねー。 インパクト強いです。 これも西田さんが考えた事だったりして。 しかし、ドラマって面白いですね。 今日も観るつもりなかったのに中村雅俊さんの2時間ドラマ、何気なく観てしまって。 スーっと入っていけるんですね。 気がついたらのめり込んで観ている。 中村さんもこんな役やるようになったんだなぁ。
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母の有難み 2007年1月28日 まさ兄 料理の本を読んでるハナにみどりが「お母さん、何してんの?」と、どうも慌てている様子。 ハナ「随分暇そうね」 みどり「それどころじゃないんだな〜気がついてみたら大変なのよね」 明日の5時間目の家庭科の授業に浴衣を縫い上げて提出しなければならないのである。 ハナ「学園祭にうつつをぬかしているからですよ」 みどり「ねぇ、お母さんならさ〜一晩で縫い上げられるよね?」と反物をテーブルの上に出す。 ハナ「駄目!いっつもこれじゃないの、誰のためのお勉強だかわかりゃしないわよ」 みどり「でもお母さん無責任よ、選択科目に美術選ぼうか家庭科選ぼうか相談した時、手伝ってあげるから家庭科にしなさいって言ったのお母さんなんだから」 みどりはみんな母親にやってもらっていることを力説するが、まるでPTAの家庭科だと言って怒るハナ。 ピン子に手伝いを頼むみどりだがそれもハナに阻止されるのである。 ハナに内緒でピン子に頼むみどり ピン子「せっかくだけどみどりちゃん、私には無理よ」 みどり「え〜私が教科書読みながら教えてあげるから、縫うだけ縫ってよ」 ピン子「でも、点数下がっちゃうじゃない?」 みどり「いいのいいの、提出さえすれば及第点ぐらい取れるんだから」 ピン子の提案で浴衣を買ってきて糸を2・3ヶ所解けばいいと持ちかけられるが、ここでも話を聞かないふりして聞いているハナに阻止されるのであった。 諦めて新八の部屋で裁断から始めようとするみどりに・・・ ハナ「あとで手伝ってあげるわよ、そのまま置いてきなさい」 みどり「ほんと?」 ハナ「あんたもお母さんの有難みを少しは知りなさいよ・・」 <第12話より> 2007年1月29日 のりえ
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エツと洋次 2007年1月29日 まさ兄 洋次の叔母と名乗る女性が訪れた。
母に妹がいたなんて初耳と疑う洋次であった。 ハナを介して話をするエツと洋次 幼少の頃の話、父の話、洋次の知らないことを話すエツ 洋次は自室に入り本棚から本を取り出し挟んであった古い1枚 の写真を確かめる。 「やっぱり・・・」 ハナにも写真を見せる。 ハナ「やっぱり」 洋次「なんで叔母さんなんて言うんでしょ?」 幼い洋次を残し、買い物に行くと言ってそのまま蒸発した母。 部屋でタバコを燻らせながら会話をする二人、母と名乗らない エツに苛立ちを覚え、部屋を出て物干し台の洋次 ハナから話を聞いた新八たちが詰め寄る。 新八「どうなん?洋次」 久右ェ門「本当はおふくろさんなんだろ?」 洋次「おふくろなんかじゃありません」 新八「まぁ、そう言うな・・生きてるだけでも有難いのがおふくろとちゃうか?」 亮「そうですよ、先輩」 洋次が幼い頃どぶに落ちて死にかけた話、父親の本当の職業を 知ってるのは母だと言い切る久右ェ門に対し 洋次「たしかに杉本先輩のおっしゃる通りだと思います」 浮気症で嘘八百並べるエツを母と認めたくない洋次であった。 しかし新八は洋次を諭させる。 新八「せやかてな洋次、おふくろはおふくろやないか」 亮「そうですよ先輩」 エツが帰るとピン子が慌てて駆け寄り、洋次はエツに泣きなが ら訴える。 「お母さん、そうなんだろ?」 最初は拒んでいたエツもハナたちに見守られながら本当の母で あると泣きながら認めざるを得なかった。 2007年1月29日 ありさ
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その後の新八 2007年1月29日 まさ兄 エツと洋次の親子の劇的な再会で母のいない亮を飲みに誘う 新八。もちろん母のいる久右ェ門を置き去りにする。 てっきり「志津」だと思いきや・・・ 漫画文庫へ駆け足の二人。 愛想のないマスターの「いらっしゃい」の声に不機嫌な新八 新八「一日に二回来たら悪いんかい?」 マスター「とんでもない、誰もそんな事言ってませんよ・・」 新八「言わんでも顔に書いてるやないかい」 マスター「そんな事ないですよ、いつも稼がせて頂いているんですから・・・」 店内で泣きそうな顔した亮にラグビーボールをパスしながら 励ます新八。 新八「気楽にいこう」 そして亮は歌を口ずさむ。 亮「♪〜ゲタがひっくりかえってタゲ〜」 新八「クツがひっくりかえってツク〜」 二人「ついて〜ついて〜つきまくって〜」 新八「やっと〜話のできた彼女〜♪」 愛想よく水の入ったコップを持ってマスターが注文をとりにく る。「なんにいたしましょうか?」 新八「おい、お前なんぞ言え」 亮「ジュースお願いします。安いほう・・」 新八「あかん、あかん、高いほう。フレッシュジュースにせぇ、栄養つけなあかんからな・・こいつにフレッシュ。それから、俺はなぁ〜あ、俺はなんもいらんわ・・すまんけど万来軒のチャーシューメン言うてくれるか? ごめんな・・」 マスター「チャーシューメンとフレッシュジュース・・はい」 新八「あ、それからレバニラも言うて・・な!」 マスター「きついな〜」 理由があって「志津」に行けない新八の苛立ちの矛先はマスタ ーに向けられたのであった。 <エツと洋次、その後の新八 第12話より> 2007年1月29日 ありさ
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兄と妹?2007年1月30日 まさ兄 新八がコーヒーを飲みながらスポーツ紙を読んでいるところへ 京子、加奈江、里子が入ってきた。 そそくさに帰ろうとする新八に加奈江の「残念」の声 新八「僕が帰るとそんな残念?」 3人が口をそろえて「だってねぇ〜」 そして「野田さん、お金持ちだもんねぇ」とおだてられ クリームパフェを奢るはめに・・・。 そこへ咲子が入ってきた。新八はすかさずカウンターへ 咲子「コーヒーを・・」 新八はマスターに「コーヒー・・スペシャルな・・」 そして「向こうよりこっちのほう先するの当たり前だぞ」 京子「あら、そんなのずるいわ〜」 咲子「あら、あの方たちごいっしょでしたの?」 新八「あの方たちってなもんやないですけどね、あの〜なんちゅうますかな・・なんて説明したらいいかな・・僕の妹分みたいなもんですわ・・付いて来てまんねん」 咲子「そういえば本当のご兄妹みたいによく似てらっしゃるわ」 3人「え〜〜〜」 京子「ショック・・・」 新八「どっちがショックや・・」 加奈江「奢ってもらうんだもの、それぐらい我慢しなきゃ・・」 新八、咲子に向かって 「しかし、お顔のわりに冗談のきつい方ですね・・ハハハ」 2007年1月31日 ありさ 娘達も野田さんだったらねだり易いでしょうね。 久右ェ門じゃ逆に奢らされそうだし、洋次もそんなタイプじゃないような。 でも 野田さんはあんまり懐具合は暖かそうではないなぁ。
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続・志津のフィアンセ 2007年1月31日 まさ兄 志津のフィアンセと当ブログで表記してますが「いごこち〜」
の配役名は“ある男”になってます。 第18話は柿沼真二さんで顔もバッチリ映ってます。しかし、 第10話では背広姿と後ろ姿しか観ることしか出来ません。 タイトルロールには山野史人さん。洋次の母“エツ”を演じた 初井言栄さんのご主人です。今もバリバリの青年座の俳優さん です。山野さんの台詞は・・ただ一言「こんばんわ」 台詞もこれだけ。顔のアップもありません。同じ青年座の山岡 さん、初井さんに頼まれた?“友情出演”かな・・・。 2007年2月1日 ありさ 志津さん、満面の笑顔で いいですね〜。 私はこのドラマの中の女性では志津さんが一番好きです。 亡くなった弟さんへの思いを胸にグーっと杯をあける野田さん。 それを切ない表情で見つめる志津さん。 普通はここで恋が成就するんですが、志津さんには心に決めた人がいたんですね。 こればっかりは仕方ないのでしょうね。 野田さんの結婚式には志津さんが出席してませんね。 色々のいきさつから やっぱり、野田さんも志津さんも遠慮したのでしょうか。 一君も出てないですもんね。 でも、志津さんや一君も心から祝福した事でしょうね。 |
続続・志津のフィアンセ 2007年2月1日 まさ兄 <第18話より> 志津の結婚のお祝いに伺った新八と咲子 志津の日取りが決まったことを一は新八に知らせなかった。 この婚約者を“義兄”と認めたくなかったのかも・・・。 新八「志津さん、いっぺん送別会せなあきませんな?」 咲子「は、そうね・・一晩楽しくここで飲みましょうよ?」 新八「構しまへんか?」 「志津さん」2階から男の声がして降りてきた。 男「どうしたの?」 新八と咲子を見て頭を下げる。 志津は新八たちに紹介する。 志津「彼ですの・・結婚のお祝い持ってきて下さったの」 男「わざわざありがとうございます」 咲子の「じゃぁ失礼しましょうか?」の声に店を出る新八たち 男「あの2人、フィアンセ?」 志津「さぁ、どうかしら・・」 志津のフィアンセを演じたのが柿沼真二さんです。 “ある男”を演じた2人の俳優さん。10話の山野さんが18 話の収録の時スケジュールの都合で出れず代役に柿沼さんにな ったのか、もともと柿沼さんがこの役で山野さんが影武者を演 じたのか? 真相はスタッフのみぞ知る・・・。 2007年2月1日 ありさ
2007年2月2日 ありさ
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たけさんのプロデューサー物語2007年2月2日 まさ兄 地元津島を中心に、はたまた名古屋の古本屋をどれだけ廻っただろう。それでも見つからず・・・。販売じゃなくても置いてあればそれでいいーという発想から図書館巡りを決行。愛知県尾張地区の図書館を探しまくりました。それでも見当たらず。名古屋で一番古く愛知県で一番蔵書を誇る「名古屋中央鶴舞図書館」に1冊あることが分かり、お借りすることが出来ました。
たけさんのプロデューサー物語目次 ・たけさんの映画制作日記 ある春の夕暮れー「いこか・もどろか」制作発表記者会見 いつも率直ー大竹しのぶさん 「一に喋り」ー明石家さんまさん 女の味方?−作家・鎌田敏夫さん ・男女7人物語 夏から秋へ 八月のノート 再 会 ドラマを支える人々 縁起かつぎ ・プロデューサーになりたい人へ プロデューサーになりたい人へ 叔母の文化 友達になってしまった母 我が母の教えたまいし しかられて 敬愛する作家ー秋元松代先生 最高の上司ーテレパック社長・石川甫さん 母親の中にひそむ女っぽさー山岡久乃さん 遊びをせんとや・・・−森繁久弥さん 温かい実家の兄貴たちーTBSの梅本彪夫さんと井上弘さん 散りいそいだ大輪の花ー夏目雅子さん いい芸人は欲ばりだー山田邦子さん ・おわりに まず「いごこち満点」と「家族あわせ」の画像とあらすじのページを紹介します。*クリックすると画像とあらすじが読めます。本文については次の日記で・・・。 2007年2月2日 ありさ
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武さんとテレパック社長・石川甫さん 2007年2月5日 まさ兄 武さんが制作会社テレパックに入社したのは、銀座を歩いていた石川さんに声をかけられたからと本に記している。
もちろん偶然ではなく武さんのRKB毎日放送時代の仕事の評価や石井ふく子さんの推薦、電通のリサーチの情報を得てでの今で言う“ヘッドハンティング”である。石川甫さんは「ドラマのTBS」の一時代を築いたスターディレクターで制作会社の社長にもかかわらず、武さんはドラマ制作会議のたびに衝突し決着がつかない時は社長室に呼ばれて延長戦を行なっている話がおかしい。 <以下本文より> 怒った石川さんの声は大きい。色白の顔が真っ赤に染まって目まで血走ってくる。「私を怒りながら倒れでもしたら、妻子に悪いなァ、血圧は高いんだったー」などと思う。 (はは〜ん)自分で怒らせといて石川さんの体のことはちゃんと考えているのだ。 石川さんとの衝突ではきまって橋本信也さんという部長が「たけちゃん」と言って毎回武さんをなだめてくるのである。 「家族あわせ」での複雑な内容設定に苦言を呈した石川さんのドラマツルギーにも抵抗して結果的に視聴率を上げるのである。ただ当時無名の新劇女優、吉野佳子さんに肩入れして怒らせている。「あんまり不幸せな設定にするなよ、お前やきもちをやいているのとちがうかーッ」ゼネラルプロデューサーでもある石川さんは数字だけでなくちゃんとドラマも観ていたのである。このあと新人女優に自信喪失させる話では、石川さんから「お前、今に恨みを買うぞ」と言われ「とっくに買ってます」「明るい日だけだと思うなョ」「ほっといて下さい。殺(や)られるのは私で、社長の貴方ではないんだから」 石川さんを相手にする武さんは思っていることをポンポン言えるのである。番組制作会社にとってスポンサーは逆らえないものだが、無理な企画、失言で番組を降ろさせられそうになったこともあったそうです。スポンサー相手に勝ち目のないことを分かっている石川さんに対し「男は勝つとわかっている喧嘩しかしないのよね、女は勝つか負けるかわからないことに賭けているんです。わがまま言って済みません。半年仕事をなくすかもしれない、でも企画と心中させて下さい。会社には御迷惑かけますー」首を洗って待っていたそうですが結局音沙汰なし。たぶん石川さんたちの根回しがあったと思われる。 石川さんに対し緊張感と不思議にのびのびしながら遊びのように働いていた武さんは最後にこう締めくくっている。 対等の失礼をお許しいただいてー「碁敵はにくさもにくし、なつかしし」ーと。 2007年2月5日 ありさ
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15話では2人の女性が・・・(1) 2007年2月7日 まさ兄 第15話で二人の女性がドラマを去ります。
一人目は女子寮の田沼京子 寮長法子とともにハナのところへ報告にくる。 ハナ「おやまぁ〜それじゃぁ・・」 京子「はい、せっかく売れ口があったから早いとこお嫁に行ったほうが間違いないと思って・・・」 2〜3日のうちに寮を引きあげ荷造りの都合もあるから、それ までにお祝いの品を頂きたいと催促する神経も凄い。 喜ぶハナに対しつれなし顔のピン子。じつは病気の久右ェ門の 看病をしたのはいいが、新八に冷やかされた久右ェ門の逆言を 聞いていて機嫌が悪い。 2007年2月7日 ありさ
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15話では2人の女性が・・・(2) 2007年2月7日 まさ兄 二人目は俊一の病院の看護婦井川礼子
門前で麻幹を焚いて精霊を迎える迎火(むかえび)をしていた ハナたちのところへ俊一も加わったがなぜか塀の隅の電柱に立 ちすくむ礼子がいた。じつは人の命にかかわるリンゲルの時間 を間違えて大問題を起こし俊一に許してもらうために後をつけて来たのだ。 俊一「帰りたまえ・・話は病院で済んでるはずだ」 礼子「先生、あたし・・」 俊一「もう済んだことだ」 礼子「はい・・でも、あのままでは・・」 俊一「あのままでも、このままもない」 礼子「あたし、自分で自分がこわいんです・・」 俊一「甘ったれるんじゃない」 ハナや新八の招きに応じず深々と頭を下げて姿を消すのであ る。この後の井川礼子の登場はありません。なんかすごく寂し い最後です・・・。 この場面で青山家の住所が分かりました。もちろん実際には無いと思いますが・・参考までに。 大田区鵜ノ木二丁目7−23 (青山邸の塀)鵜ノ木二丁、(電柱の広告)ここは7−23 と画像から読み取ることができます。 2007年2月7日 ありさ
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予備校に行った亮が満員電車で痴漢に間違われ鉄道公安室で取
り調べを受けていると警察から電話が入った。女子寮生たちと 料理教室をひらいていたハナは家を空けるわけにはいかず、昼 寝していた新八を起こし公安室に行って欲しいと頼む。早速背 広に着替え食堂のハナに声をかける。食堂では咲子、寮生が料 理を終えお茶を飲んでいた。 新八「あ、皆さんいらっしゃい・・奥さん、それじゃ僕、ちょっと行ってきます」 ハナ「すみません、ご苦労様。よろしくお願いしますね・・」 新八、一同に「ま、ごゆっくり・・」 いつも見る新八とは違う颯爽とした姿を見て驚く寮生たち。 加奈江「あら〜見違えちゃったわねぇ」 法子「きりっとすることもあるんやねぇ」 新八が公安室に入るとまだ亮が拘束され取調中だった。 新八の説得にも耳を傾けない公安官たち。 疑いが晴れぬままの釈放に憤りを覚える2人 そして「志津」へ 亮「先輩、まだ僕のこと疑ってるんですか?」 新八「なんも疑ぁとれへんがな、せやけどな、疑われたちゅう ことは大人扱いされたちゅうことや・・そりゃつまり大人の仲間入りしたちゅうことやないか・・なぁ」 結果はともあれこの日は亮が大人の仲間入りした記念日になりました。 2007年2月9日 ありさ
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愛する家族を想う 2007年2月10日 まさ兄 俊一に下宿人が独り立ち出来ないのは自分のせいと責め問われ
たハナは札幌に単身赴任の俊郎の元へ そこで見たものは10年ぐらい前に撮ったと思われる家族の写 真があった。写真をじっと見つめるハナ 俊郎「どうした?」 ハナ「これ、変なとこ置いていらっしゃるんですね・・」 俊郎「んん・・何でこんなもんがこんなところに置いてあったんかな・・」 感極まって俊郎の肩に抱きつくハナ 俊郎「馬鹿だな〜」 ハナ「馬鹿です。私、どうせ馬鹿ですよ・・」 俊郎はハナの肩を擦りながら慰めるのであった。 ハナは窓の外の札幌の夜景を見たあと2人はブランデーグラス を酌み交わす。 俊郎「なぁ、母さん。いずれはこうして2人っきりになるんだ ね〜。俊一も新しい家庭を持ち、みどりも嫁にいく。子供が育 っていくっということは、じつはこういう寂しいことなのかもしれんな〜」 この後、お酒の入った2人は車を呼び、月光の支笏湖を見に出 かけるのであった・・・。 <第15話より> 2007年2月10日 ありさ
隙のない人間のように見えるのですが 旦那様の前では やっぱりかよわい一人の女性なのですよね。 こうして俊郎さんの前では 弱さも見せられて甘えさせてもらえて なんか とってもいいなぁ〜、って思っています。 とても印象に残るシーンではないでしょうか。 |
超お宝!!番組宣伝ポスター(1) 2008年2月8日 まさ兄
「いごこち満点」の番宣ポスターがネットオークションに出品されていました。友人にお願いして入札をしました。(入札金額はマル秘)
万一落札出来なかったことを考えて画像だけちょっと拝借 おかげさまで無事落札、本日九州から宅配便で届きました 大きく書かれた「いごこち満点」もちろん題字は篠原栄太先生 “火曜よる9時”の下には 脚本 高橋玄洋先生 音楽 東海林修先生 出演者名は右上から 山岡久乃/山城新伍 小倉一郎 西田敏行/目黒祐樹 片平なぎさ 泉ピン子 梶芽衣子 末広真樹子 多岐川裕美 吉野佳子 加納竜 赤塚真人/高松英郎 山田五十鈴 提供/日産自動車 清酒月桂冠 三菱電機 出演者の写真右下は青山家の人々 はたきを持ち何だかうかない顔のハナさん、艶っぽいお顔のとめさん、セーラー服が可愛いみどりちゃん、真面目顔の俊一さん。 2008年2月9日 ありさ
2008年2月10日 のりえ
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超お宝!!番組宣伝ポスター(2) 2008年2月8日 まさ兄
写真上中央から右はハンギングチェアの三悪人こと新八、洋次、久右ェ門。左上は髪型から見て井川礼子さん、左下はお手伝いピン子さん。
31年経ち多少所々黄ばんでいますが全体的に申し分ない素晴らしいポスターです。 「いごこち」ファンにはこの上ない超レアな嬉しいお宝ですね。 この番宣ポスターのサイズはB全版(たて73センチよこ103センチ) |
テレビガイド704号より 2008年6月17日 まさ兄 テレビガイド704号(1976・4/3〜4/9)を入手しました。 期待が膨らみます。 なぜならこの週から「いごこち満点」が始まるのです。 まずは72頁にカラーで紹介されてます。 写真はハナ扮する山岡久乃さんと新八扮する山城新伍さん 以前番宣ポスターを紹介しましたがここではハタキを持ったハナとジャージに鉢巻の新八の2人だけになっています。 男性待望の・・・でんとアグラをかいた男のホームドラマついに出現! いごこち満点 火曜よる9:00 山岡久乃 山城新伍 小倉一郎 西田敏行 目黒祐樹 片平なぎさ 泉ピン子 梶芽衣子 末広真樹子 多岐川裕美 吉野佳子 加納竜 赤塚真人 高松英郎 山田五十鈴 脚本 高橋玄洋 音楽 東海林修 野田さんにはあきれます 主人にたのまれて ほんの短いあいだ 下宿させてあげるつもりでいたのに それからもう十数年 おまけに新八さんの後輩まで 何人も現われて、 なにがいごこち満点 なもんですか 私はもう忍耐の 限界ですよ この家の主婦青山ハナ 山岡久乃 下宿人 野田新八 山城新伍 以上カラー72頁より 新番組いごこち満点 TBS夜9・00 東京・多摩川近くの青山家が舞台。主人の留守を守る主婦(山岡久乃)と下宿人がくりひろげるホームドラマ。脚本は高橋玄洋。 大学ラグビー部のコーチ新八(山城新伍)は、仲間3人とハナ(山岡)の家に下宿している。隣はバス会社の女子寮。新八はバスガイドの和美(多岐川裕美)に恋している。だが、和美が好きなのは、ハナの息子・俊一(目黒祐樹)だった。 以上4・6見もの聞きもの123頁より いごこち満点 TBS系 夜9・00 東京・文京区にある小石川植物園。その周囲はおよそ4キロ。晴れた日の早朝、一人の中年男がランニング姿でマラソンに励んでいる。彼こそ今度ラグビーのコーチ役で登場する山城新伍。 “体力づくり”というわけだが、ラグビーは彼にとって得意中の得意。高校の3年間、東映ラグビーチームでさらに3年、レッキとした選手だった。ハッスルするのもいわば当然。彼、自信満々に、「ラグビーをした奴に悪いのはいない!」。ただし、選手時代は1勝もできぬという記録の持ち主。 以上新番組ここが見どころだ!177頁より 今から31年前のテレビガイドの記事でした。このドラマを愛する者の一人としてここで「いごこち」の貴重な資料を公開し、当時を懐かしみ喜びと感動を共有したいと思います。(まさ兄) “見もの〜”と“ここが〜”のページ(画像3)は1つに編集しました。 2008年6月17日 ありさ いや〜、ありがとうございます。 それにしても番組のポスターといい、武さんの著書といい、いごこち満点博物館が作れますよ 表紙は若尾文子さんか、それはともかくとして(笑)。 こうして見るとやっぱりハナさんと野田さん中心にお話は回っていくドラマだという事がわかりますね。 それと最初はハナさんは野田さん達の存在に辟易していて、その対立?構造というか、そんな所を目玉にしていく意図があったのかな? それに加えて隣の女子寮の面々やとめおばさんなんかが絡んでドタバタと。 でも途中から路線を変えていったとか。 主演者の名前、山岡さん山城さん小倉さんの順ですね。 やっぱり西田さんは当時はその次あたりのポジションだったんですね。 因みに小石川植物園界隈は、20代の頃約半年間仕事した場所でした。 途中凄い坂があるんですよ。 坂を上りきるとバレーボールが強い文京十中、堀江陽子さんが出た中学があったり、笹川良一氏の邸宅があったり、いや〜懐かしいです。 貴重な資料みれて感激ですー
2008年6月18日 のりえ
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「いごこち満点」の番宣!? 2009年5月13日 まさ兄
ありささんから頂いた情報を基に新聞テレビ欄の解説を「のりえの部屋・いごこち満点編」に以前載せました。 ただ掲載したものは朝刊の番組欄のみ。今回は夕刊と番組欄以外を放映日ごとに調べてみました。 このドラマが始まったのは昭和51年4月6日(火) 放映の1週間ぐらい前の新聞を調べてみたらやはり出てきました。その紙面は地元CBCテレビの番宣広告欄。 携帯電話のカメラで撮ったので多少見づらいと思いますので転記しますと・・・ おじいさんとおばあさんのイラストが描いてあり、おじいさんはお茶を飲みおばあさんがこのドラマを紹介しています。 おばあさん「下宿屋?青山家を舞台にくりひろげられるホームドラマ。まあ!にぎやかで、いそがしいことですこと!」 山岡さんと山城さんの写真の横には・・・ 粗野でしたたかな男たちの下宿生活 いごこち満点 4月6日からよる9:00 毎週(火) 出演/山岡久乃 山田五十鈴 山城新伍 目黒祐樹 梶芽衣子 提供/日産自動車 三菱電機 月桂冠 番宣の上(紙面の中央)には何と山城さんの写真と記事が・・・ “「夜の男のイメージから茶の間の男に変身だ」と大ハッスル。 4月6日スタートの「いごこち満点」(CBC−TBS系、火曜後9・00)では、山岡久乃の家に下宿する男たち(山城、小倉一郎、西田敏行)の1人で出演する。このほど舞台になる多摩川辺りでロケが行われたが、場面は山城が見る夢の中のシーン。魚河岸に勤める山城が、メシより好きなラグビーで鮮やかなトライを決めるという設定だ。京都の山城高校時代にラグビー部で活躍したというだけあって、オレンジのユニホーム姿もピタッと決めてカッコイイ。” 1枚目の画像は新聞縮刷版、2枚目は拡大コピーしたものをスキャナーで取りました。活字は読めますが写真の画像は粗くなります。何卒ご容赦下され。 図書館には別の目的で行ったのですが、こっちのほうが断然面白い。他にも収集してきましたので、それは次回で・・・。 2009年5月13日 ありさ 私もあれだけコピーしまくったのに全然気付かなかったです。 ありがとうございます。 またまたお宝だ〜。 あの時は、読売・毎日・朝日・東京&日経が区内の全部別な図書館に置いてあって、それを巡ってコピーしまくってんだけど、結構大変でした。 S51年の4月から9月までの、火曜日の分の朝刊と夕刊を拾ってコピーして、時間も思ったより掛かりました。 放送前の番宣までは全く頭に無かったです。 多摩川のロケは結構あったんでしょうねぇ。 私も荒川や江戸川や隅田川や神田川より、何となく多摩川が好きかなぁ。 これも「いごこち」の影響でしょうか。 これは鵜の木行くしかないですよー(笑) 鵜の木駅から多摩川の土手は割りに近かったですよ。 鵜の木は蒲田からとすぐだし、渋谷からだと多摩川で乗り換えかな。 7月下旬には全国鵜の木まつりっていうのがあるらしく、中々盛大のようですよ。
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「いごこち〜」放送日の記事(2) 2009年5月15日 まさ兄
第2話が放映された4月13日の記事から・・・。 朝刊テレビ番組の解説(画像1)は省きますが注目は夕刊の記事です。 山城さんに次いで登場したのがバスガイド扮する多岐川裕美さん。 “「いごこち満点」(CBCーTBS系、火曜後9・00)では、はじめてのバスガイド役に挑戦している。「都内を案内する観光バスのガイドなんです。ただ、私って方向オンチでしょ。東京の生まれ育ちのくせに、まったく地理がわからないの。目下、はとバスの都内教本を借りて勉強中なんですが、名所を覚えるだけで精いっぱいなんです」 無口だがしんは強い。特に、芸熱心では定評があり、役づくりなどでディレクターとやりあうこともしばしば。今度も、はとバス本社の研修に出かけ、本職をつかまえては熱心に取材。”(画像2) 役づくりの為にこんな苦労があったなんて知りませんでした。ドラマの中の“ひまわり観光バス”のモデルは「なんたって18歳!」のKMバスでなく“はとバス”だったとは・・・。 ちなみに第2話のプチ解説は・・ “お手伝いピン子のサポタージュで昼食抜きに”でした。 2009年5月15日 ありさ こういう話が聞けて嬉しいです。 出演者の方々に色んな話聞いてみたいものですね。 あの多岐川さんがねぇ。 役者さんって大変だろうなぁ。 勉強もしなければならないし、セリフなんかよく覚えられるなと思います。 でも本当に方向オンチとか地理がわからない人っているんですよね。 多岐川さんと言えば、最近こんな記事が出てました。 相変わらずのご活躍で何よりです。 http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2009/05/12/19.html 2009年5月15日 まさ兄 多岐川さんの写真拝見しました。58歳とは思えないほど美しく輝いてみえましたね。 |
「いごこち〜」放送日の記事(3) 2009年5月16日 まさ兄
山城さん、多岐川さんの他に「フラッシュ」に登場したのはあと3人。 加納竜さん(6月8日・夕刊) 片平なぎささん(8月3日・同) 白川由美さん(8月31日・同) ▼加納竜▲ 「ラリルレロがうまくいえないんです」高校時代は放送部にいたが、ラ行がちゃんと発音できず、いまもまだラ行で悩んでいる。「ぼくのシタは人より短いのかと思ったら、どうも人よりシタが長いんですね。ラ行をうまく発音できないのは、そのせいだと思うんです」 「映画のアフレコなどでラ行の多い時は、NGをたくさん出してしまうんですよ」。なんとか、その悩みを解消しようと、特訓をし、早口言葉の練習をしたりして努力中。「いごこち満点」(CBCーTBS系、火曜後9・00)ほかに出演。 ▼片平なぎさ▲ このところすっかり役者づいている。目下「いごこち満点」(CBCーTBS系、火曜後9・00)に出演。持ち前のかれんさをふりまいている。 “なぎさ”という名前だけあって、夏が大好き。水泳は得意中の得意で、カラフルな水着から最近は黒中心の大人っぽいものに変えているそうだ。イヤリング、指輪、ネックレスなどのアクセサリー収集が趣味。 いま一番欲しいものは、ボーイフレンドという彼女、「右胸にホクロがあるので、占いでは失恋するんですって・・・、イヤネー」と明るく笑う。 ▼白川由美▲ 九月七日の「いごこち満点」(CBCーTBS系、火曜後9・00)にゲスト出演する。これは本人の希望。 実は彼女、「いごこち満点」の大ファン。先日同局の「日曜劇場」に出演した際「あの番組が大好き、特に杉本久右衛門役の西田敏行さんが面白くって。私も戦争中疎開で三年間山形にいたから、東北弁を使って西田さんの姉さん役で出てみたいワ」ともらした。さっそく渡りに舟と出演のはこび。白川の役は希望どおり、久右衛門の姉さん。そして、彼女の早とちりが幸いして、西田と泉ピン子が結ばれるというストーリーが決定。 加納さんと片平さんの記事は「いごこち満点」には触れていなかったけど白川さんの記事は興味深かったですね。つまり白川さんの出演がなかったら、久右ェ門とピン子は永遠に結ばれなかったという事!? 高橋玄洋先生はそれまでどのような構想をお持ちになっていたのか気になるところです。 2009年5月16日 ありさ やっぱり久右ェ門とピンちゃんは、最終的に結ばれるという感じだったような気がしますが。 放送当時だったら普通に読んでたであろう新聞記事も、今読むと価値も倍増で涙もんですね。 当時インターネットあれば色々と盛り上がれたんでしょうけどねぇ。 |
「いごこち〜」放送日の記事(4) 2009年5月19日 まさ兄
第1話が放送された4月6日から最終話の9月28日のテレビ欄の記事を全部掲載します。(解説は夕刊のみ)
4月6日 “全然出て行かない青山家の下宿人たちー。” “登場人物に男性が多いホームドラマ 青山ハナ(山岡久乃)の夫俊郎(高松英郎は地方に単身赴任。ハナは近所の娘たちに料理を教えている。同家には野田新八(山城新伍)ら三人の男が下宿。おばのとめ(山田五十鈴)もお手伝いのピン子(泉ピン子)を連れて転がりこんできた。ハナは忙しい。” 4月13日“お手伝いピン子のサポタージュで昼食抜きに。” 4月20日“下宿先へ久右衛門の母が田舎から訪ねて来た。” “ハナ(山岡久乃)の家に下宿している杉本久右衛門(西田敏行)は大学五年生。母むら(原泉)が田舎から出てきたのでびっくり。頭があがらない。同じ下宿人の野田新八(山城新伍)は久右衛門をかばおうとするが旗色が悪い。そこへ、広山法子(末広真樹子)が花嫁候補として登場する。” 4月27日“下宿している三人がいずれも片思いを嘆く。” “ハナの家に下宿している男三人。新八(山城新伍)はなぞの女性平野咲子(梶芽衣子)に感心をもち、彼女をさがそうと決心した。一方、久右衛門(西田敏行)は隣の寮にいるバスガイドの佐々木和美(多岐川裕美)に片思い。” 5月4日 “俊一のガールフレンドのことでハナの見幕が。” “俊一(目黒祐樹)の留守に、礼子(梶芽衣子)が青山家を訪れハナ(山岡久乃)に俊一を放さないと宣言した。ハナは息子が自分に内緒で結婚相手を決めたと頭にきた。実は、俊一は一方的な礼子の好意をもてあましていた。スナックで野田(山城新伍)から家の事情を聞いた俊一は、礼子にそっくりの咲子(梶二役)を代役に立て・・・。” 5月11日“手ぐすねをひいて三悪人の帰りを待つハナ。” “ハナ(山岡久乃)は、浪人中の塚原(赤塚真人)が野田(山城新伍)たちにいじめられているのに同情。野田たちに勉強の邪魔をするなーと、説教した。野田たちはハナが去ると、塚原が告げ口をしたのではと言いたい放題。それをお手伝いのピン子(泉ピン子)が録音していた。” 5月18日“礼子と咲子が現れて、久右衛門が目を白黒。” 5月25日“ピン子のために着物を借りに出かけた男たち。” 6月1日 “新八追い出しに結婚話が持ちかけられた。” 6月8日 “下宿人の塚原亮が痴漢の疑いをかけられた。” 6月15日“みどりがベルバラのアンドレに選ばれた。” “ハナ(山岡久乃)の娘みどり(片平なぎさ)が高校の学園祭で「ベルサイユのばら」のアンドレを演じるという。そこで、杉本(西田敏行)が演劇部OBの経験を生かしてケイコの相手をつとめる。さて、学園祭の当日、野田新八(山城新伍)ら青山家の下宿人一同はそろってみどりの晴れの舞台を見に行ったが・・・。” 6月22日“青山家の様子を探る問題の女の正体は!?” “青山家の日曜日は大騒ぎだった。ハナ(山岡久乃)の娘みどり(片平なぎさ)が家庭科の宿題でユカタを仕上げなければならないのだ。そこへ、広山法子(末広真樹子)が青山家のことを聞き回っている女性がいると知らせにきた。問題の女性はエツ(初井言栄)。やがて、青山家に現れたエツは、下宿人洋次(小倉一郎)のおばというが、洋次には心当たりがない。” 6月29日“ハナの家に礼吉という奇妙な男がやってきた。” 7月6日 “エツと礼吉が、ハナの目の前で大ゲンカ。” 7月13日“青山家の主婦ハナが家出して、一同大あわて。” 7月20日“ハナ(山岡)がいないと青山家は大騒ぎ・・・。” 8月3日 “頭がよくなる薬を発明したという老人。” 8月10日“咲子の好意に知らぬが仏の新八は・・・。” 8月17日“平野咲子の父・弥八郎の突然の訪問は!?” 8月24日“新八に「将棋をさしに来い」という咲子の父。” 8月31日“とんでもない招待旅行に新八たちはガッカリ。” “野田新八(山城新伍)ら四人の下宿人は、熱海へ二泊三日で遊びに行く。塚原亮(赤塚真人)の予備校の友人がノートを借りたお礼に、父親の経営するホテルに招待してくれたのだ。ところがホテルとは名ばかりのうらぶれた旅館。しかも団体客があり新八らが手伝うはめに。” 9月7日 “久右衛門の姉が恋人調査にやってきた・・・。” 9月14日“またまた司法試験に落ちてしまった久右衛門。” “久右衛門(西田敏行)がまたまた司法試験に落ちた。一番悲しんだのは、彼と将来を誓い合ったピン子(泉ピン子)。だがハナ(山岡久乃)にさとされ、なぐさめ役になる。明るさをとりもどした久右衛門は、ピン子とともに結婚後の相談を決めた。青山家を出てどこに住むか・・・。そんな話に、ハナはきげんを悪くした。” 9月21日“新八と咲子の結婚披露宴で剣舞を見せる杉本。” 9月28日“息子に恋人ができそうでハナはほっと一息。” 2009年5月19日 ありさ
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